2歳新馬直前
さて、遂に世代でもトップクラスの注目度を誇るタイミングハートが初陣を飾る。全姉兄は基本的にクラシック戦線に乗って来る様な活躍を見せるケースが多く、特に今年の菊花賞で2着に入ったサトノルークスは後少しでGⅠ制覇の際まで行った程。その中でも特に素質が高いと言われているタイミングハートが上の雪辱を果たすべく、先ずは2歳暮れに初の勝ち名乗りをあげてクラシック戦線の有力馬に名を連ねたいところだ。騎乗する武豊騎手に、マイラプソディとどちらかで悩む様な活躍を見せて欲しい。
タイミングハート
スラッとしなやかに伸びた首、見るからにバネがありそうなトモの作り、立ち姿、皮膚の薄さ、馬体から感じさせてくれる伸びなどは尋常ない程に良い。これなら2億円を超えても頷ける程の馬体である。一族全体に言える事だが、キレるというよりはやはり時長く良い脚を使うタイプで、そういう意味でも広いコースの方が合うだろう。当然ながら武豊騎手が主戦となるのは間違いない。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
リッスン | Sadler's Wells | Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Fairy Bridge | Bold Reason | ||
Special | |||
Brigid | Irish River | Riverman | |
Irish Star | |||
Luv Luvin' | Raise a Native | ||
Ringing Bells |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.0pt
母と母の全姉ともにG1馬で母の全姉産駒にヘンリーザナビゲーターがおり母産駒も日本で重賞級3頭を含む安定した結果を出している。当馬もそんな全兄姉がいまだなしえていないG1制覇を目指す。目指せる期待の1頭だろう。
前評判
前述の通り、キレるタイプではないのは明らかで稽古からもバテない感じの動きを見せている。そういう意味でもタフな競馬の方が良く、一族は一様にして重馬場などでの活躍も目立っている程。そこはやはりSadler's Wellsの血が成せる業か。いずれにせよ距離も2000m以上が理想で、番組的にも3歳春以降の方が選択肢は多くなって来る印象だ。逆を言えば、2歳の内から勝てる所は勝っておきたい。
馬名の意味
瞬間+心
響きから来るネーミングだろう。
父馬:ディープインパクト
母馬:リッスン
母父:Sadler's Wells
所属:武幸四郎厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キーファーズ
通算成績:0戦0勝(0-0-0-0)
主な戦績:特になし