アルゼンチン共和国杯直後
2019年11月3日 アルゼンチン共和国杯 芝2500m 東京競馬場
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スタートはまずまずも積極的に前を狙いに行かず、道中はリズムを優先して後方からの競馬を選択したタイセイトレイル。ペースが落ち着くも先ずは折り合いに専念し、出来る限りコースロスのないラチ沿いを追走して行った。そして迎えた直線コース、ポッカリと空いたインコースを突いて鋭く上がって来ると、先に抜け出したムイトオブリガードに迫る脚を見せて際どい上位争いを演出。最後は3着のアフリカンゴールドに競り勝って2着入線を果し、5番人気以上の結果で満足の行く内容だっただろう。戸崎騎手も素晴らしい騎乗ぶり。
グリーンステークス直後
2019年6月2日 グリーンステークス 芝2400m 阪神競馬場
1着:タイセイトレイル 牡4 (中谷雄太)
2着:マイネルヴンシュ 牡5 (国分恭介)
3着:ノチェブランカ 牝4 (浜中俊)
レースタイム:2:27.0(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
2着:マイネルヴンシュ 牡5 (国分恭介)
3着:ノチェブランカ 牝4 (浜中俊)
レースタイム:2:27.0(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
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五分のスタートで道中は中団のポジションに控えたタイセイトレイル。2番人気マイネルヴンシュの動きを見る様にしてレースを運んだ前半、自身もゆったりと進めて4コーナーに突入して行った。先に仕掛けたのはそのマイネルヴンシュで、直線入り口で出し抜けを図る様に単独先頭の競馬。そこへ懸命に脚を伸ばしたタイセイトレイルが残り100mで並びかけると最後は叩き合いの末、アタマ差かわして勝利を掴み取った。3着以下には5馬身と決定的な着差を付け、上位2頭が距離適性で抜きん出た結果。
タイセイトレイル
祖母シンコウラブリイ、引いてはハッピートレイルズファミリーの繁栄力に加えて、現在トレンドとなりつつあるシンボリルドルフ肌で繁殖牝馬として強化された母マザーウェル。そこに長距離適性の高いハーツクライが重ねられた事でその爆発力を補う牝系の安定感が勝った印象だろう。派手さこそ無いが、着実に力を蓄え続けて芝の上位クラスでも戦って行けるだけのポテンシャルを秘めた1頭。
血統背景
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
マザーウェル | シンボリクリスエス | Kris S. | Roberto |
Sharp Queen | |||
Tee Kay | Gold Meridian | ||
Tri Argo | |||
シンコウラブリイ | Caerleon | Nijinsky | |
Foreseer | |||
ハッピートレイルズ | ポツセ | ||
ロイコン |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
シンコウラブリイのファミリーでカーリアン産駒の古馬G1馬にしては繁殖は期待ハズレではあるがそれでも複数重賞馬をだしているあたりはさすが。そこにクリスエスの母は、競走成績微妙も母としては当馬あわせて3頭が複数勝利しているのである程度優秀な母と考えてよいだろう。兄弟がでてくるようであれば少し注目の血統である。
前評判
遡ればハッピートレイルズファミリーで祖母はあのシンコウラブリイ。日本でも重賞で活躍する近親馬が多数いる繁栄一族の出自である。その母マザーウェル自体成績も悪くなく、上の2頭も中央で3勝をあげるなど産駒のアベレージは高い。さすがに繁殖力が受け継がれており、シンボリクリスエスの肌にハーツクライ産駒と来れば長距離である程度の活躍が見込めるのは容易に想像が付く。
馬名の意味
冠名+足跡
曾祖母名から引用してのネーミングだろう。
2着:タイセイトレイル 牡4 (戸崎圭太)
3着:アフリカンゴールド セ4 (C.ルメール)
レースタイム:2:31.5(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8