3歳未勝利直後

 

2019年7月21日 3歳未勝利 芝1800m 函館競馬場

1着:ソルドラード 牡3 (C.ルメール)
2着:サトノダイナスティ 牡3 (横山武史)
3着:ケンブリッジウルス 牡3 (国分恭介)

レースタイム:1:47.7(良)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
 
外枠スタートから積極的に前のポジションを取りに行ったソルドラード。多少の距離ロスは覚悟の上で前での競馬を進めて行ったが、逃げ馬が前半59秒ちょうどの入りでハイペースを形成。そこから差のない位置で追走していた為、前の馬にはかなり厳しい展開となった。それでも抜群の手応えから直線入り口で早速先頭へ立つと、ソルドラードがそのまま後続を一気に突き放して最後は8馬身差の圧勝。ようやく本領発揮といったところだろう。タイム的にもまだまだ上で戦える。
 

3歳未勝利直前

 
同世代では恐らくサートゥルナーリアと並んで2大大物候補だったソルドラード。デビューは早かったものの、初戦、2戦目と不運の敗戦を喫し、その後まさかの故障発生。長い休養期間を経て復帰した未勝利戦では不良馬場という最悪の状況で出遅れる不利。前者のサートゥルナーリアとは全く正反対の競走馬人生を歩む事となったが、まだまだ巻き返しは可能だ。今回はC.ルメール騎手を配して必勝態勢で臨む1戦。
 

2歳未勝利直後

 

2018年10月13日 2歳未勝利 芝1800m 東京競馬場

1着:アドマイヤスコール 牡2 (M.デムーロ)
2着:ソルドラード 牡2 (C.ルメール)
3着:アナザークイーン 牝2 (戸崎圭太)

レースタイム:1:49.7(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
少し立ち上がり気味のスタートで出遅れたソルドラード。道中でリカバリーする様に逃げ馬の直後まで進出し、手応え良く直線入り口へ。後続を待って追い出しにかかると加速、抜け出して勝ち切る競馬を見せたが最後にアドマイヤスコールが食らいつき壮絶な叩き合いのままゴール。どっちが勝ったか分からないくらいの入線だったが、僅かにハナ差競り負け痛恨の2着となってしまった。兄たちと違い勝ち上がりに苦労しそうな予感だ。
 

2歳未勝利直前

 
新馬戦の敗退から約2ヶ月の期間を経て立て直しを図ったソルドラード。初戦は子供っぽさが出てしまい、直線までは遊びつつ走っていた印象だった。最後の1Fでグンと加速した様に能力自体はやはり高い。レースを覚えつつ距離を延ばした今回、名手C.ルメール騎手が継続で乗ってくれるだけに取りこぼしという事は先ず無いだろう。それこそここを勝てなければ一族に汚名を被せる事となる。しっかりと1勝を手にしたい。
 

2歳新馬直後

 

2018年08月04日 2歳新馬 芝1600m 新潟競馬場

1着:サムシングジャスト 牝2 (福永祐一)
2着:ラッキーアモン 牡2 (北村宏司)
3着:ソルドラード 牡2 (C.ルメール)

レースタイム:1:36.6(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
スタートひと息、道中もやや追い気味で追走するレースとなり置いていかれ加減のソルドラード。直線に入ってもまだ後方で、姿を見せ始めたのはラスト200mくらいから。馬群を割ってグイッと追い込むも、内からスルスルと差し込んだサムシングジャストに出し抜けを喰らい、逃げたラッキーアモンまでかわせず3着に終わってしまった。鞍上のC.ルメール騎手も『まだ走りが幼くスピードが付くまでに時間が掛かった。距離ももう少しあって良い』とコメント。血統とは裏腹に中距離あたりに適正がありそうな1頭。
 

2歳新馬直前

 
ボリュームが有り見栄えのする馬体

ボリュームが有り見栄えのする馬体

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やはりロードカナロア産駒になって種類の違う馬なのだろう。兄たちとは違い普段も大人しく操縦性は高いと言う。キングカメハメハの系譜は変わりないが、それでもやはりロードカナロアの良い所を受け継いでいるのだろう。馬体も筋肉質で如何にも短距離に適正が高そうなイメージ。マイル前後で活躍する事が大前提となるが、抑えが効く分中距離までなら持つかもしれない。それも含めて新馬戦の走りでジャッジしたい。
 

ソルドラード

 
ソルドラード(ラドラーダ2016)

ソルドラード(ラドラーダ2016)

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:4戦1勝 (1-1-1-1)
主な戦績:3歳未勝利
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やはり父がロードカナロアに変わった影響か、レイデオロとはまた違ったタイプの馬体。適度にボリュームがあり、柔らかそうな良質な筋肉が無駄なく付いている印象で既に完成された様なイメージか。胴の詰まりやコンパクトにまとまったバランスなどを考えると、恐らくマイル前後に適正がありそうな1頭だろう。馬体重は春の段階で497kg。
 

血統背景

 
ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storm Bird
Terlingua
サラトガデュー Cormorant
Super Luna
ラドラーダ シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
レディブロンド Seeking the Gold Mr.Prospector
Con Game
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere


 

兄弟馬

 
レイデオロ(ラドラーダ2014)

レイデオロ(ラドラーダ2014)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:14戦7勝(7-2-1-4)
主な戦績:日本ダービー、天皇賞秋など
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レイエンダ(ラドラーダ2015)

レイエンダ(ラドラーダ2015)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:8戦4勝(4-1-0-3)
主な戦績:エプソムカップなど
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近親馬

 
ディープインパクト(ウインドインハーヘア2002)

ディープインパクト(ウインドインハーヘア2002)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ウインドインハーヘア
母父:Alzao
所属:池江泰郎厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:14戦12勝(12-1-0-1)
主な戦績:クラシック3冠、有馬記念、宝塚記念、天皇賞春、ジャパンカップなど
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ゴルトブリッツ(レディブロンド2007)

ゴルトブリッツ(レディブロンド2007)

牡馬

父馬:スペシャルウィーク
母馬:レディブロンド
母父:Seeking the Gold
所属:吉田直弘厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:19戦10勝(10-1-2-6)
主な戦績:帝王賞、アンタレスステークスなど
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血統評価:4.7pt

 
ハイクレア一族の本線となったウインドインハーヘアのファミリー。ブラックタイド、ディープインパクトの姉で5戦5勝でスプリータズステークス不発でも4着だった超良血馬レディブロンドを祖母に持つ。レディブロンドは母ラドラーダ以外にもゴルトブリッツも輩出しているので完全に本線となっている。ラドラーダ自体は現役結果でなかったが父としては結果だせなかったシンボリクリスエスが母父として結果だしており上の兄弟レイデオロ、レイエンダ、ティソーナと全部走っているので父がキングカメハメハからロードカナロアに強化される事でさらなる期待が持てる。
 

前評判

 
牧場にいる頃から、古馬の様な風格で周りの状況に一切影響されないメンタルの持ち主。大舞台で活躍するには絶対的に必要な要素の1つで、血統や育成環境は今の所何の文句も無い。ロードカナロア自体が、初年度からアーモンドアイを輩出した様に距離適性のレンジも広く、決して短距離だけに留まる馬ではないだろう。1つ上の兄レイエンダも怪我さえ無ければ確実にダービーの有力候補だった事からも、同馬にかかる期待はかなり大きい。
 

馬名の意味

 

黄金の太陽(スペイン語)

 
太陽の様に輝く程の活躍を願ってのネーミング、母名より連想。

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