府中牝馬ステークス直前
調教ゼッケン、2つ星の勲章が色褪せない内に復活の狼煙を上げて欲しいソウルスターリング。ヴィクトリアマイルでは超高速時計の決着に、積極的な競馬で仕掛けて行った走りは目に焼き付いたまま。あの動きが出来るのならGⅡ以下のレースではまだまだ上位争いを演出出来るだけの力は残されている筈だ。相変わらず調教では好タイムを叩き出すだけに、そろそろ実戦でも結果に結びついて欲しいところ。
エプソムカップ直前
ヴィクトリアマイルの前半は本来のソウルスターリングの動きを感じさせる行きっぷり。直線入り口では、オッと思わせる様な手応えで追い出しを開始し一瞬の見せ場があったと言える。休み明けで息が出来ていなかった分、最後は止まってしまったがそれでも自身1分31秒2というタイムで駆け抜けているのだから立派のひと事。反動さえ無ければ、叩き2走目で更に良いパフォーマンスが引き出せるのではないだろうか。
ヴィクトリアマイル直前
武豊騎手がわざわざ美浦まで駆け付け追い切りを行うのは珍しい。藤沢厩舎では実に2004年のソウルスターリング(桜花賞時)の時以来となる。GⅠ2勝馬に跨った名手は『やっぱり良い馬』とその動きを絶賛。藤沢調教師もきっぱり『骨折は何の影響もないです』と断言している様に、走り自体は全盛期の頃と遜色ない。後は牝馬ならではのメンタル面だけだろうが、そこは数々の名牝を乗りこなして来た武豊騎手の腕前に期待をしておきたいところだ。
府中牝馬ステークス直後
もう絶対女王の姿は見られないのだろうか。一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ、昨年のオークスを圧倒的な強さで制した2冠牝馬ソウルスターリングが骨折。近頃のレースぶりにはさすがに目を向けられないものがあったが、それに輪をかけて故障を発症してしまった。僅かながらも復調気配を見せていただけに、これでまた振り出しに戻った。全治3ヶ月で年内は完全に休養、放牧に出して馬の様子を見ながらの復帰となるが早くても来年の春以降となる筈。これがキッカケで復活するとは到底思えないが、何かのキッカケになって欲しいものである。
府中牝馬ステークス直前
東京の舞台は勇躍する所、ソウルスターリングがいよいよ復活の時を迎えるか。クイーンステークスでは先行抜け出しから見せ場を作って上位争いを演出。好調を維持しつつ、圧勝を飾ったアイビーステークスと同舞台で復活劇を飾る事が出来るか。鞍上は引き続き北村宏司騎手で、同期のライバルであるディアドラやリスグラシューにリベンジを果たしたい。
クイーンステークス直後
https://youtu.be/nvIuRGPkm9o
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スタートから上手く折り合い逃げ馬から単独3番手のインコースでレースを進めたソウルスターリング。行きっぷりも良く、とは言え落ち着いたリズムで走り直線入り口では前のツヅミモンを捉えて早め先頭の競馬。そのまま押し切るかに見えたが、外からディアドラが一気に突き抜け最後はフロンテアクイーンに差されて3着に敗退。しかし、これまでよりは明らかに良化しており全盛期までは行かないまでも上位争い出来るパフォーマンスが戻りつつある。次は更に期待出来るだろう。
ヴィクトリアマイル直後
2018年05月13日 ヴィクトリアマイル 芝1600m 東京競馬場
1着:ジュールポレール 牝5 (幸英明)
2着:リスグラシュー 牝4 (武豊)
3着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
レースタイム:1:32.3(稍重)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
2着:リスグラシュー 牝4 (武豊)
3着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
レースタイム:1:32.3(稍重)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
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いつもより後ろ目のポジションで走りに変化を持たせて来たソウルスターリング。最後の直線でジワジワ外目を伸びて若干パフォーマンスは戻って来たイメージもしなくはない。さすがにマイルのスペシャリスト達相手にゴール前は突き放されたが、それでも勝ち馬から0秒4差の7着なら悪くない内容だろう。あれからまたじっくり調整を続け、初勝利をあげた札幌の地で復活の狼煙をあげたいところだ。主戦のC.ルメール騎手はディアドラに乗る為、今回は北村宏司騎手を背に挑む。
ヴィクトリアマイル直前
徐々にその荒い気性が表に出て来ている様だ。久々の実戦となった阪神牝馬ステークスでもスローペースに終始折り合いを欠き、途中から前に行く競馬で最後はガス欠気味に後退して行ったソウルスターリング。その反省点も踏まえて、軽く流す様にとの指示で追い切りは行われたが、画像でも分かる様に鞍上のルメール騎手は引っ張りきりの状態。調教後のコメントでも『息は入っていたけどリラックスは出来ていない。レースでもあれなら大変だよ』とやや心配そうな表情で語っていた。当日のテンションが高ければ同じ様に自滅する可能性はある。逆にスムーズな追走が出来れば能力は最上位だ。
阪神牝馬ステークス直後
2018年04月07日 阪神牝馬ステークス 芝1600m 阪神競馬場
1着:ミスパンテール 牝4 (横山典弘)
2着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
3着:リスグラシュー 牝4 (武豊)
レースタイム:1:34.8(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
3着:リスグラシュー 牝4 (武豊)
レースタイム:1:34.8(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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道中は中団馬群の外目を追走したソウルスターリング。ペースが遅いと判断したのか、鞍上のC.ルメール騎手は一気に押し上げる積極的なレース運びを選択。直線入り口では持ったままの手応えでそのまま伸び切るかに見えたが、追われてからは案外の走りで他馬にかわされて行く。ひと頃のパフォーマンスは影を潜め、2冠の女王という称号もむなしく10着大敗という無様な競馬をしてしまった。血統背景からは考えにくいが、もしかすると早熟タイプの1頭かもしれない。その真実は次の本番で明らかになるだろう。
ジャパンカップ直後
2017年11月26日 ジャパンカップ 芝2400m 東京競馬場
1着:シュヴァルグラン 牡5 (H.ボウマン)
2着:レイデオロ 牡3 (C.ルメール)
3着:キタサンブラック 牡5 (武豊)
レースタイム:2:23.7(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
2着:レイデオロ 牡3 (C.ルメール)
3着:キタサンブラック 牡5 (武豊)
レースタイム:2:23.7(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
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スタートから先行勢の一角にポジショニングを取ったソウルスターリング。とは言え、大型馬に挟まれてプレッシャーを感じながらの追走となり道中はメンタルを削られていただろう。それでも手応えが悪くならずに直線コースへ。そこから進路を内目に取って伸びると、さすがに上位3頭とは水を開けられたが4着以下の一流牡馬とはコンマ数秒の争いで7着入線を果たす。適性外の距離でここまでの走りが出来れば十分、2018年は改めて短距離路線に戻りソウルスターリング政権を取り戻す。先ずは阪神牝馬ステークスで牝馬たちを従えたいところだ。
ジャパンカップ直前
レイデオロ、レイデオロと世間は取り沙汰されているが厩舎はソウルスターリングにもかなりの色気を持っているに違いない。天皇賞秋ではやや窮屈なシーンがあり想像以上に後方からの競馬となったが、それでも最後の直線は懸命に伸びて4着リアルスティールとは差のない6着入線。先日もオークスで負かしたモズカッチャンがエリザベス女王杯で古馬を撃破するなど、勢いは3歳馬にあると言って良い。藤沢厩舎は藤沢厩舎でもヒーロー、いやヒロインになるのは同馬かもしれない。
毎日王冠直前
既に春の時点でほぼ完成しきっていたソウルスターリング。上積みという点では少ないかもしれないが、思い通りに稽古を付けられる強みは大きい。特に休養明けでその差が如実に出ると言っても過言ではない。古馬と初対決がフォーカスされているが、そもそもがメンタル面で古馬以上の落ち着きと風格を備えていた同馬にはハードルにもならないだろう。秋の偉業に向けて先ずは1着というのが藤沢トレーナーからの至上命題となる。
ソウルスターリング
トモがグッとせり上がり、如何にも脚力が強そうな馬体。牝馬ながら、取材時点で490㎏と馬格にも恵まれており期待せざるを得ない1頭だ。血統的にも母父の遺伝を上手く受け継げば、幅広い距離をこなせる可能性が高く関係者の狙いは勿論、桜花賞・オークスの両レース制覇である。それ程の期待を抱かせる程に、本馬自身の立ち姿にも堂々とした気品を感じる。
血統背景
フランケル | Galileo | Sadler's Wells | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
アーバンシー | Miswaki | ||
Allegrtta | |||
Kind | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
Rainbow Lake | Rainbow Quest | ||
Rockfest | |||
スタセリタ | Monsun | Konigsstuhl | Dschingis Khan |
Konigskronung | |||
Mosella | Surumu | ||
Monasia | |||
Soignee | Dashing Blade | Elegant Air | |
Sharp Castan | |||
Suivez | Fioravanti | ||
Sea Symphony |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母スタセリタは、G16勝の女傑。父も怪物でそれだけで十分超良血だが、実際に日本の馬場で結果を出すことが出来るかはやってみないとという未知数。近親に日本活躍馬もいない為、不明点が多い。
前評判
何と言ってもあの怪物・フランケルの初年度産駒。しかも、母も海外の活躍馬で両親合わせてのGI勝利数が16勝と世界的な血統の馬である。関係者も、「それを度外視しても、お世辞抜きでかなり良い馬体をしています。これぞ良血馬、といった感じですね。距離も融通が利くと思いますし、デビュー後の走りに注目してください」と自信満々のコメントを残している。
馬名の意味
魂を揺さぶるような
そんな走りに期待してネーミング。世界中のホースマンが喉から手が出るほど欲しい超良血だけに、ファンもワクワクしてそのデビューを待ちたい。既に入厩もしており、調教も急ピッチで進められている。ターフで走る姿が見れるのもそう遠くはない筈だ。
2着:フロンテアクイーン 牝5 (蛯名正義)
3着:ソウルスターリング 牝4 (北村宏司)
レースタイム:1:46.2(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.7