スプリンターズステークス直前
前走のキーンランドカップは負けたとは言え、厳しいペースの中でよく踏ん張って6着に粘ったセイウンコウセイ。上位勢が全て後方待機組という事を考えれば、展開的に健闘した部類ではないだろうか。当初からスプリンターズステークスを目標にした叩き台という認識で良く、陣営も狙い澄ました臨戦過程。馬体の張りなど含めても、昨年の同時期に比べて良化しているとの事だ。人気薄ならまた高配当を演出する使者となるかもしれない。
キーンランドカップ直前
高松宮記念で2着、CBC賞を3着とここ2走はGⅠ馬の貫禄タップリの走りを見せているセイウンコウセイ。走りにムラがあって全幅の信頼は置けないタイプなのだが、洋芝に替わる事自体はプラスになるだろう。後はスムーズに先行出来ればベスト、とは言えこればかりは枠と当日の発馬次第なだけに運もある。好走しても好走しても人気になりにくいキャラで高配当絡みの馬券を狙うなら実力上位のこの馬から狙って行くのも有りか。
CBC賞直前
2017年高松宮記念覇者セイウンコウセイが、その同舞台となる中京1200mで輝きを取り戻すか。前走の高松宮記念でミスターメロディの2着に敗れたものの、直線早め先頭から押し切ろうとした競馬は一番内容のあるパフォーマンスだった。当然ながらフロックでは出来る訳もなく、条件や展開さえ整えばやはりタイトルも狙える存在だろう。昨年の函館スプリントステークスを勝っている様に、夏の暑い時期も問題ないタイプ。調教も動いたとあればここで久々の重賞勝利が見られるかもしれない。
高松宮記念直後
2019年3月24日 高松宮記念 芝1200m 中央競馬場
via www.youtube.com
抜群のスタートで大きなアドバンテージを得たセイウンコウセイ。外からモズスーパーフレアが押してハナを奪って行くと、それを見る様にスッと位置を下げて番手へ。ラブカンプーが競りかけペースが流れると、絶好のポジショニングから4コーナーでは早め進出を開始。直線で早々に抜け出すと、2年前を再現するかの様な走りで2勝目まで目前。しかしながら、内で脚を溜めていたミスターメロディにゴール前でかわされてしまい2着惜敗を喫した。それでも元王者として意地の内容を見せたのではないだろうか。
セイウンコウセイ
4歳春に高松宮記念を制して以降、当たり外れの多い成績が続くセイウンコウセイ。アドマイヤムーン産駒らしくスピードに乗って気分良く行ければ潜在能力を発揮するが、そうでなければあっさりと大敗する。掴みどころがなく難しいタイプの1頭だが、パフォーマンス自体の持続力は長い。好走パターンさえ把握できれば非常に美味しい存在だろう。
血統背景
アドマイヤムーン | エンドスウィープ | フォーティナイナー | Mr.Prospector |
File | |||
Broom Dance | Dance Spell | ||
Witching Hour | |||
マイケイティーズ | サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
ケイティーズファースト | Kris | ||
Katies | |||
オブザーヴァント | Capote | Seattle Slew | Bold Reasoning |
My Charmer | |||
Too Bald | Bald Eagle | ||
Hidden Talent | |||
パテントリークリア | Miswaki | Mr.Prospector | |
Hopespringseternal | |||
Badge of Courage | Well Decorated | ||
Tamerett |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
母の兄弟には重賞馬3頭含む、G1馬多数のファミリーなので優秀なファミリーと言える。兄弟は全く活躍していないがポッと強い馬がでる可能性がプンプンする血統だろう。
前評判
1歳時のセレクトセールにおいて1400万円程で落札されたセイウンコウセイ。近親にはクラリティスカイの他、タイキフォーチュンやタイキリオンなどマイル以下の重賞で活躍した馬がちらほらいる血統の出自。基本的には単調なスピードを武器に、どこまでそれを持続できるかという形で勝負する牝系なのだろう。それ故、もろ刃の剣の如く戦績が不安定なのは致し方ない。
馬名の意味
冠名+恒星
ニシノの西山オーナー、別冠名のセイウン。それに星のワードを組み合わせて往年の名馬セイウンスカイを思い起こさせるネーミング。
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)
レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6