2歳新馬直後
2019年11月30日 2歳新馬 芝1600m 阪神競馬場
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発馬で立ち遅れたストーンリッジだったが、すぐさまリカバリーを図り逃げたスリーコーズクライの2番手まで上がって道中は静かに追走をしていた。入りの3ハロンが38秒台という超スローペースで進む中、逃げ馬の手応えが絶好で完全な前残りの展開となった1戦。直線では想定通り、前の2頭による叩き合いとなるもラスト1Fで再加速したストーンリッジが見事にデビュー戦を白星で飾っている。究極の上がり勝負で、後半2Fはいずれも11秒0というラップを刻んだ。これで差し切られてはスリーコーズクライもお手上げだろう。
2歳新馬直前
毎年の様に注目を集めるクロウキャニオン産駒。ずっとディープインパクトを配合され続け、重賞馬などを含む3勝以上の勝利をあげた馬が8頭もいるとてつもない繁栄ファミリーである。その共通点として、新馬の勝ち上がり率が異常に高く、初戦から自身のパフォーマンスを最大限発揮できる気性面の融通性も大きいのだろう。それでいて身体能力が高いのであればまず取りこぼす可能性は低いのではないだろうか。鞍上には名手L.デットーリ騎手。
ストーンリッジ
ご存知クロウキャニオンの12番仔にあたるストーンリッジ。上にはボレアスやカミノタサハラ、マウントシャスタにベルキャニオンなど活躍馬を挙げればキリがない血統である。これまでデビューした11頭は全て勝ち上がり、その内の8頭は3勝以上の勝ち星を重ねるという驚異のハイアベレージを誇る一族なのだ。基本的には初戦で先ず1勝目をあげるケースが多く、その例に漏れず本馬もデビュー戦から良い走りを期待したい。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
クロウキャニオン | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
クロカミ | Caerleon | Nijinsky | |
Foreseer | |||
ミルド | Desert Wine | ||
Margie Belle |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.4pt
説明不要の名繁殖牝馬クロウキャニオンの産駒。ディープ産駒の牡馬とくれば期待せずにはいられない超注目の1頭だろう。兄弟10頭全馬勝ち上がり内8頭が3勝以上という抜群の実績。
前評判
金子氏所有馬という事もあり、メディアにもデビュー前の情報はほぼ露出なし。それでも伝え漏れる前評判は高く、初戦から勝ち負けという事は血統から見ても先ず間違いない。デビュー戦にL.デットーリ騎手を乗せたいが為に、彼の来日に合わせて新馬戦出走を3週もスライドさせるなど陣営の期待値は測り知れないものがある。もしかすると、母の産駒から悲願のGⅠ馬誕生の瞬間を見せてくれる器なのではないだろうか。
馬名の意味
アメリカの地名
響から来るネーミングだろう。
2着:スリーコーズクライ 牡2 (武豊)
3着:ヒメノカリス 牝2 (川田将雅)
レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:33.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.1