最内からスルスルと抜け出しV

 

2018年11月18日 マイルチャンピオンシップ 芝1600m 京都競馬場

1着:ステルヴィオ 牡3 (W.ビュイック)
2着:ペルシアンナイト 牡4 (M.デムーロ)
3着:アルアイン 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:33.3(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
最内枠を最大限活かす競馬で終始ロスのないコースを通ったステルヴィオ。番手集団の直後で脚を溜めに溜めると、直線アルアインの内を付いてトップギアへ。更に内からペルシアンナイトが馬体を並べて来ると、残り1Fで再加速。先頭に立ってゴール前で激しい叩き合いの末、僅かに前に出てゴールし嬉しいGⅠ初制覇を飾った。3歳世代のキレ者が強豪古馬を降し、W.ビュイック騎手と共に初めてのタイトルを獲得。
 

ビュイックも好感触の追い切り

 
ビュイック鞍上で追い切ったステルヴィオ

ビュイック鞍上で追い切ったステルヴィオ

via google imghp
 
名手ビュイックも納得の最終追い切り。3頭併せで終いを重点的に伸ばすと、ユナカイトらを置き去りにしてラスト11秒台の脚を楽々とマーク。『イメージ通りの末脚、状態は抜群だね』と鞍上は確かな手応えを感じている様だった。これまで適距離外の舞台で戦って来たが、ようやく自分のベストパフォーマンスが発揮出来るマイルのGⅠ。ゴドルフィンの主戦を背に、新たな伝説の扉を開けるかもしれない。ロードカナロア産駒旋風再び。
 

ダントツの上がり最速を記録

 

2018年10月07日 毎日王冠 芝1800m 東京競馬場

1着:アエロリット 牝4 (J.モレイラ)
2着:ステルヴィオ 牡3 (C.ルメール)
3着:キセキ 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:44.5(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
スタートは出たものの、ペースが速くなる事を見越してやや下げ気味の追走となったステルヴィオ。脚を溜めつつ自身の能力を見極める競馬で直線勝負へ賭けた。外に出すと他馬が伸びあぐねる中、グングン加速。前で叩きあうキセキとステファノスをかわして最後はアエロリットに詰め寄る走りで2着入線となった。上がりは33秒2の最速を叩き出し、トップクラスの古馬相手に互角以上の内容で今後に光明が差した1戦。
 

言い訳のきかない真の試金石

 
3頭併せで楽に先着するステルヴィオ(左)

3頭併せで楽に先着するステルヴィオ(左)

via google imghp
 
皐月賞ではワグネリアンに次いで2番人気に支持されたステルヴィオ。クラシック自体の結果は残せなかったが、スプリングステークスで後の皐月賞馬エポカドーロを力で捻じ伏せており能力は世代でもトップクラスだろう。毎日王冠は舞台、距離共にベストと言える条件で、今回の当馬の走りがある意味で3歳世代VS古馬勢の物差しにもなる。管理する木村調教師も『まだ絶好調ではないが、良い感じでレースに出せそう』と及第点の仕上がりをアピール。ここの結果で真の実力が浮き彫りとなるだろう。
 

ルメール2年連続の連覇なるか

 
最終追い切りもキビキビとした動きのステルヴィオ

最終追い切りもキビキビとした動きのステルヴィオ

via google imghp
 
良い意味での可もなく不可もなく、といった所だろう。今年3戦目で上がり目を期待するのは少々厳しく、高いレベルでの平行線で調子を維持しているイメージ。皐月賞は明らかに不完全燃焼の1戦で、東京コースは2度走って1勝2着1回と相性も◎。ルメール騎手も昨年に続き、オークス・ダービー連覇の偉業を達成するチャンスとばかりに意気込んでいる筈。ここを勝てばロードカナロア産駒が牡牝の頂点に立つという事になり、種牡馬としての評価もグンと上がる事になる。社台グループとしては是が非でも勝って欲しい所だ。
 

最速の上がりもあと一歩及ばず

 

2018年04月15日 皐月賞 芝2000m 中山競馬場

1着:エポカドーロ 牡3 (戸崎圭太)
2着:サンリヴァル 牡3 (藤岡佑介)
3着:ジェネラーレウーノ 牡3 (田辺裕信)

レースタイム:2:00.8(稍重)
レース上がり3ハロン:37.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
 
発馬直後、キタノコマンドールやワグネリアンと共に後方集団に構えたステルヴィオ。前が飛ばし気味に行っていた為、展開が向くかと思いきや特殊なペースで追い込み勢にはかなり厳しい展開となっった。最後は外へ出して勢い良く伸びるも、先行して粘っていたジェネラーレウーノを捉え切れず4着が精一杯。稍重馬場、距離自体もやはり少し長いという事もありいつもの様な競馬が出来なかったのだろう。日本ダービーで巻き返しを期待したいが、血統的にどこまで信用出来るかは未知数である。
 

距離延長は歓迎のクチ

 
最終追いきりでも鋭く伸びたステルヴィオ

最終追いきりでも鋭く伸びたステルヴィオ

via google imghp
 
スプリングステークスを快勝し更に調子を上げて来たステルヴィオ。血統的に不安視されている距離延長に関しても、調教師と騎手共に『むしろ長くなった方が良い』と太鼓判を押しているのだ。気性も素直、折り合いも何ら問題なく最後までしっかりと伸びるレースぶりは確かにそう思わされる。ここを勝てば桜花賞に続いてロードカナロアにGⅠタイトルを献上する事となり、そうなれば父の評価を一気に上昇するだろう。宿敵ダノンプレミアムがいなくなった今回、最大のチャンスが訪れているだけに主戦のC.ルメール騎手も逃す筈が無い。1993年の武豊騎手以来となる桜花賞&皐月賞制覇を目論む。
 

ゴール前で僅かにハナ差かわす

 

2018年03月18日 スプリングステークス 芝1800m 中山競馬場

1着:ステルヴィオ 牡3 (C.ルメール)
2着:エポカドーロ 牡3 (戸崎圭太)
3着:マイネルファンロン 牡3 (柴田大知)

レースタイム:1:48.1(良)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
前半は中団待機で前を行かせるステルヴィオ。単独の2番手にエポカドーロが構え、それが動き出した4コーナーで合わせて徐々に進出する。直線に向いて鞍上の指示が出ると一気に末脚を爆発させ、先に抜け出したエポカドーロをゴールした瞬間に差し切る走りで勝利を飾った。これまでダノンプレミアム以外には負けていない事からも本番では対抗の筆頭候補として堂々と参戦する。ロードカナロア産駒だが距離は間違いなく持つタイプの1頭だ。
 

血統とは裏腹に中距離は歓迎

 
追い切りでも軽快な動きを披露するステルヴィオ

追い切りでも軽快な動きを披露するステルヴィオ

via google imghp
 
ロードカナロア×ファルブラヴという配合から距離はマイルまでが限界というイメージを抱いてしまうが、ステルヴィオのレースぶりを見る限りはむしろ長くなればなる程良さそうだ。普段は大人しく無駄な事をしない性格でそれは実戦でも同じく鞍上の指示に素直だそう。そういった点も含めてゆったりと進める1800m以上のほうがより同馬のパフォーマンスを発揮出来るのではないだろうか。ダノンプレミアムがいないここは是が非でも勝利して本番へ駒を進めたい。
 

エンジンの掛かりが遅く2着入線

 

2017年12月17日 朝日杯フューチュリティステークス 芝1600m 阪神競馬場

1着:ダノンプレミアム 牡2 (川田将雅)
2着:ステルヴィオ 牡2 (C.デムーロ)
3着:タワーオブロンドン 牡2 (C.ルメール)

レースタイム:1:33.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
スタートは決めたものの、前に進んで行かずに道中は中団から後方待機のステルヴィオ。元より器用なタイプの方では無いだけに想定内の位置取りだったが、直線に入ってもややもたつき加減の競馬。半ばでようやくトップスピードに乗るとそこからグイグイ伸びて粘るタワーオブロンドンを差し切り2着入線を果たした。レースぶりからもマイルですら短いくらい内容の走りで、血統とは逆に今後は中距離以上での活躍を期待したい。
 

3連勝で暮れの朝日杯フューチュリティステークスへ

 
サウジアラビアロイヤルカップで上位人気が予想されるステルヴィオ。2連勝の内容が全く危なげなく全力の走りがまだ見れていないが、今回の強豪メンバー相手で真価が問われる事になるだろう。既に2歳戦で15勝を挙げている新種牡馬ロードカナロア産駒も重賞勝ちは無し。本馬がその第一号になれるかに注目が集まる1戦。良い意味で状態は平行線、ここでも楽々と勝ち上がれる様なら12月の朝日杯フューチュリティステークスは断然人気で参戦する事になりそうだ。
 

単勝1.3倍のダントツ人気に応える

 
最後は詰め寄られるも1着を死守したステルヴィオ

最後は詰め寄られるも1着を死守したステルヴィオ

via google imghp
 

2017年08月12日 コスモス賞 芝1800m 札幌競馬場

1着:ステルヴィオ 牡2 (C.ルメール)
2着:[地]ミスマンマミーア 牝2 (井上俊)
3着:[地]ハッピーグリン 牡2 (服部茂史)

レースタイム:1:51.3(重)
レース上がり3ハロン:36.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.8
 
まずまずのスタートを切ったステルヴィオだったが、道中はやや抑え加減で中団から。3コーナーから先団が大きく動いて一気のペースアップ。若干置かれそうになるも、すぐさまリカバリーして直線コースでは前のハッピーグリンを射程圏内へ。そこから楽々とかわすと、最後はミスマンマミーアの追撃をクビ差振り切って1着でゴールイン。着差以上に強い内容で地方勢の2騎を撃破した。ロードカナロア産駒でも中距離に難なく対応し、クラシック戦線に明るい兆しを見せる結果となった。
 

評判馬を撃破してデビュー戦勝利

 
2017年06月04日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場

2017年06月04日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場

1着:ステルヴィオ 牡2 (C.ルメール)
2着:サトノオンリーワン 牡2 (J.モレイラ)
3着:スプリングマン 牡2 (松山弘平)

レースタイム:1:34.8(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
via google imghp
 
スッと先行し折り合いもピッタリ。追われてからも上々の反応で抜け出すと、内からサトノオンリーワンが来ると更に加速し突き放す競馬で着差以上の強さを見せ付けた。タイムもデビュー戦でマイル1分34秒8はかなりの好時計と言える。これが期待されているロードカナロア産駒の勝利第1号となり、速い芝でも十分に見所のある競馬が出来、これからも追って行きたい1頭だ。
 

ステルヴィオ

 
ステルヴィオ

ステルヴィオ

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:ラルケット
母父:ファルブラヴ
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:9戦4勝(4-3-0-2)
主な戦績:マイルチャンピオンシップなど
via google imghp
 
逞しい馬体はまさに父譲りで、母父ファルブラヴの影響も含めてまさに短距離馬のそれという雰囲気。但し、まだ完成しきっていない現状だけを考えると、2歳時の頃はもう少し距離に融通も効きそうな感じでもある。短距離を中心に使われて行き、どんどん筋肉量が豊富になって来て次第にスプリンターへと近付いて行くタイプか。いずれにせよその溢れるスピード力は画像を通じてヒシヒシと伝わって来る。
 

血統背景

 
ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storm Bird
Terlingua
サラトガデュー Cormorant
Super Luna
ラルケット ファルブラヴ Fairy King Northern Dancer
Fairy Bridge
Gift of the Night Slewpy
Little Nana
アズサユミ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ファーストクラス トウショウボーイ
スイートコンコルド


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
遡るとシンボリルドルフの全姉スイートコンコルドに行き着く血統だが、近親ではめぼしい戦績の馬は少ない。母ラルケットはそこそこ走れたという程度で強調材料にはかける。
 

前評判

 
既に3月末の一番早い段階で美浦入り。ゲート試験なども早々に終えて、一度ノーザンファーム天栄へ移動し調整するなどデビューへ向けて順調に進んでいた。『東京開催でのデビューを目指せる体力が備わっていますね』と関係者の声も上々で、何より全てを上手く運べる素直な気性が最大の武器か。
 

馬名の意味

 

イタリア北部にある国立公園

 
母名がイタリア語という事からの連想。サンデーレーシングのネーミングは毎年の様にハイセンスである。

関連記事

関連タグ

著者