チャレンジカップ直前
今年7戦して5走馬券圏内に入っている安定感抜群のステイフーリッシュ。負けたのは大阪杯と札幌記念、GⅠメンバーが揃った1戦では歯が立たないがGⅡ以下になると走りが一変する。お山の大将感は強いが、一般重賞ならかなりの信頼度を誇る1頭だ。中谷雄太騎手とのコンビはデビューの頃から合わせて7度目、そろそろ人馬にタイトルの勲章を与えても良い頃だろう。
福島記念直後
2019年11月10日 福島記念 芝2000m 福島競馬場
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スタート直後、いつもよりは控えめの位置でポジションを探す様なレース運びを見せ、結果8番手から競馬となったステイフーリッシュ。道中やや遅めのペースからクレッシェンドラヴが動きを見せると、それに併せて自身も前に進出。4コーナーでは3番手まで一気に上がり、直線入り口で早くも仕掛ける動き。一旦は抜け出したかに見えたものの、最後は斤量の分で脚が甘くなってしまいクレッシェンドラヴに差し切られての2着敗戦を喫している。
福島記念直前
昨年末のチャレンジカップ以降、GⅠ以外の重賞では全く崩れていなかったステイフーリッシュ。前走の札幌記念もGⅡとは言え、ブラストワンピースにサングレーザー、フィエールマンやワグネリアン、ペルシアンナイトとほぼGⅠクラスの顔触れだっただけに敗退したのは仕方ないだろう。今回の七夕賞は正真正銘のGⅢ戦となり、実績上位のステイフーリッシュなら多少の斤量を背負っても無様な競馬は見せない筈だ。鞍上の中谷雄太騎手にとっては重賞初制覇の絶好機とも言える。
札幌記念直前
安定感という意味ではメンバー中でも上位に入るステイフーリッシュ。条件や展開を問わず実力を出し切るのは並大抵の事ではない。そういう意味で自在性があり、今回の札幌記念ではもしかすると逃げの一手に出るとの噂も。確かに前を是が非でも主張したい馬はおらず、押し出される形で本馬がハナを切っている姿は想像出来よう。ある程度ペースを上手く出し入れ出来れば、直線の短い札幌コースならあっと言わせるシーンも一考か。
函館記念直後
2019年7月14日 函館記念 芝2000m 函館競馬場
1着:マイスタイル 牡5 (田中勝春)
2着:マイネルファンロン 牡4 (丹内祐次)
3着:ステイフーリッシュ 牡4 (中谷雄太)
レースタイム:1:59.6(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
2着:マイネルファンロン 牡4 (丹内祐次)
3着:ステイフーリッシュ 牡4 (中谷雄太)
レースタイム:1:59.6(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
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中谷雄太騎手と久々のコンビ結成で意欲的に前々の競馬を進めて行ったステイフーリッシュ。しっかりと逃げたマイスタイルをマークする形で理想的な位置取りとなった前半戦。しかし、予想以上にマイスタイルとマイネルファンロンの2頭が粘りを見せ、4コーナーで追い掛けるもその差はなかなか縮まらない。それでも自身しっかりと伸び続けて後続自体はシャットアウト。道中の位置取りのまま流れ込む様にして3着に入り、しっかりと自分の走りは完遂して見せた。
函館記念直前
3歳時の共同通信杯以来となる中谷騎手とのコンビ。函館記念に参戦するステイフーリッシュが当初の主戦と共に2つ目の重賞タイトルを目指す。鳴尾記念で惜しい3着だった本馬だが、やはり最後の詰めが甘いのは確か。どうしてもキレ負けしてしまう所があり、そこを補う意味でも洋芝をプラス材料として好走の後押しにしたいところだろう。実際、追い切りで芝コースを走らせても良い動きを見せていただけに適正は心配なさそう。中谷騎手自身も初の重賞制覇へ人馬一体となって悔いのない騎乗を期待したい。
鳴尾記念直後
2019年6月1日 鳴尾記念 芝2000m 阪神競馬場
1着:メールドグラース 牡4 (D.レーン)
2着:ブラックスピネル 牡7 (三浦皇成)
3着:ステイフーリッシュ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:59.6(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:ブラックスピネル 牡7 (三浦皇成)
3着:ステイフーリッシュ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:59.6(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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スタートはひと息も前に付ける様に出して行ってポジションを取りに行ったステイフーリッシュ。ブラックスピネル、タニノフランケルに続く3番手の外目を気持ち良く追走すると4コーナーでは早めに仕掛けて行きロングスパート。そのまま勢いを付けて直線を迎えるも、外からギューンと突き抜けたメールドグラースにあっさりと差し切られる走り。結果として、逃げたブラックスピネルすら捕まえきれず、何とかギベオンの追い込みを防いで3着に入るのがやっとだった。
鳴尾記念直前
大阪杯はスタート直後に不利を受け、道中10番手以降の後方追走を余儀なくされたステイフーリッシュ。前目に付けて早めのスパートから持久力勝負に持ち込みたかった同馬としては、さすがにGⅠの舞台であの競馬は厳しいものがあった。今回はしっかりと立て直しを図り、安定しているクラスのGⅢ戦。秋の飛躍に縣けても、ここはしっかりと結果を残しておきたいところだ。
大阪杯直前
今週末の関西は土曜が雨模様、ダンビュライト同様にステイフーリッシュも上がり勝負よりはタフなレースの方が持ち味が活きるタイプなのは間違いない。雨がどこまで降って馬場に影響するかは、土日の競馬を見てからでないと判断できないが、そういった条件の好転を武器にすれば同馬も十分戦える1頭だろう。藤岡康太騎手は乗り替わりで仕事を果たすイメージも強く、ここは先週の勢いそのままにまた大波乱を演出して欲しい。
京都記念直後
2019年2月10日 京都記念 芝2200m 京都競馬場
1着:ダンビュライト 牡5 (松若風馬)
2着:ステイフーリッシュ 牡4 (藤岡佑介)
3着:マカヒキ 牡6 (岩田康誠)
レースタイム:2:14.8(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:ステイフーリッシュ 牡4 (藤岡佑介)
3着:マカヒキ 牡6 (岩田康誠)
レースタイム:2:14.8(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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中山金杯は後手から捲る競馬を見せたステイフーリッシュだったが、今回はスタートを決めて先行策を取っての道中。途中ブラックバゴが大きくペースを動かせる形で出入りの激しい1戦も落ち着いて対応、勝負所でしっかりと自分のリズムのまま上がって行った。しかし、先に抜け出したダンビュライトもしぶとく最後まで馬体を並べての叩き合いとなるも僅かに差し届かずの2着敗戦となった。藤岡佑介騎手も手応えを感じた内容だっただけに目に見える結果が欲しかっただろう。
ステイフーリッシュ
新馬を勝った直後のホープフルステークスで3着に入る激走を見せたステイフーリッシュ。ポテンシャルの高さは相当なもので、その後に京都新聞杯で好タイムで圧勝している事からもよく分かる。キレるというよりは、先行して抜け出し持続性の高い脚で後続を突き放すスタイルが得意な1頭。つまり、スローペースよりミドルからハイペースでのタフな競馬でこそ、その力を発揮するだろう。このまま本格化すればステイゴールド産駒晩年の傑作になる可能性は高い。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ゴールデンサッシュ | ノーザンテースト | ||
ダイナサッシュ | |||
カウアイレーン | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
シルバーレーン | Silver Hawk | Roberto | |
Gris Vitesse | |||
Strait Lane | Chieftain | ||
Level Sands |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
シルバーレーンのファミリーで、母はブラックホーク、ピンクカメオの妹で父キングカメハメハという母はファミリーも血統構成も優秀といえる。兄弟ははしっていないので期待はできるが安定感はない血統だろう。
前評判
幾ら母系が優秀だからという理由で上2頭が走っていない母カウアイレーンに晩年の父ステイゴールド産駒で5000万円募集というのはなかなか高額な価格設定である。それだけ、馬自体の出来が良かったという事だろう。矢作芳人厩舎が手掛けるというのも、後の結果を見てみれば十分に納得出来る。京都新聞杯のパフォーマンスがベストであり、あの競馬が出来ればGⅠでも一発があっておかしくはない。
馬名の意味
常識に囚われるな
有名なスピーチから、父名より連想してのネーミング。
2着:ステイフーリッシュ 牡4 (中谷雄太)
3着:ミッキースワロー 牡5 (菊沢一樹)
レースタイム:1:59.5(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.5