エリザベス女王杯直前

 
単走の軽い調整も好調は維持しているスカーレットカラー

単走の軽い調整も好調は維持しているスカーレットカラー

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古馬勢で最も勢いのある馬と言えばスカーレットカラーだろう。前走はラッキーライラック以下を子供扱いする様な目の覚める様な脚で差し切ったシーンが記憶に新しい。その前のクイーンステークス、マーメイドステークスで見せていた地力強化が覚醒した瞬間だった。もう脇役の存在ではなく、堂々と古馬の代表として3歳の人気馬クロノジェネシスとラヴズオンリーユーを迎え撃つ。馬群を割って出て来られる根性の持ち主で、その2頭が揉まれて苦しむ様な混戦なら本馬が一気に前線へ飛び出して行くのではないだろうか。
 

府中牝馬ステークス直後

 

2019年10月14日 府中牝馬ステークス 芝1800m 東京競馬場

1着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)
2着:フロンテアクイーン 牝6 (津村明秀)
3着:ラッキーライラック 牝4 (石橋脩)

レースタイム:1:44.5(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
 
ハイペースを見越してか、道中はほぼ最後方から競馬を進めて行ったスカーレットカラー。祖の通りにエイシンティンクルが作る速い流れで前にとってはやや苦しいレース展開となった。4コーナーで絶好の手応えから馬群の中に持って行くと、直線上手く外に持ち出して一気のGOサイン。先に抜け出したフロンテアクイーン、ラッキーライラックをあっさりかわすと唯一の上がり33秒台を駆使して嬉しい重賞初勝利を飾った。
 

府中牝馬ステークス直前

 
キビキビとした動きで依然好調キープのスカーレットカラー

キビキビとした動きで依然好調キープのスカーレットカラー

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確実に調子は上向き加減、以前の頃の不安定な面も無く今は充実一途のスカーレットカラー。末脚が確かなものとなりつつある今、ミッキーチャームに迫ったキレは今回のメンバーでも十分に太刀打ち出来るものだろう。ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレムという配合だけに、週末の天候悪化でも道悪馬場には容易に対応出来そうなイメージが付く。ここで重賞初勝利なら大きなタイトルも視野に入って来るだろう。
 

クイーンステークス直後

 

2019年7月28日 クイーンステークス 芝1800m 札幌競馬場

1着:ミッキーチャーム 牝4 (川田将雅)
2着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)
3着:カリビアンゴールド 牝5 (柴山雄一)

レースタイム:1:47.0(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.0
 
スタート後、馬の気分に任せて中団後方からの追走となったスカーレットカラー。道中は死んだふりで、インをコースロス無く回って如何にも岩田康誠騎手らしい騎乗となった1戦だろう。マーメイドステークスの再現を見るかの様に、直線も馬群の間に突っ込んで伸びて来る姿は頼もしくもあった。最後にゴール前でもうひと伸びすると、先に抜け出したミッキーチャームにクビ差まで迫った所がゴール。展開次第では差し切っていた辺り、近いうちに牝馬限定戦ならタイトルも獲得出来るだろう。
 

クイーンステークス直前

 
札幌の芝コースで追い切られたスカーレットカラー

札幌の芝コースで追い切られたスカーレットカラー

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復調気配のスカーレットカラー、これまでのレースぶりや血統構成を見ても明らかに洋芝は向いていると見て良いだろう。上がり最速を出しても34秒台、脚の使い所が難しい本馬にとって札幌競馬場は特に合っているのではないだろうか。僅かに届かなかったマーメイドステークスでの惜敗を、今回のクイーンステークスで晴らす事が出来れば面白い。中団より前目でレースを運べれば自ずとチャンスは回って来るのではないだろうか。
 

マーメイドステークス直後

 

2019年6月9日 マーメイドステークス 芝2000m 阪神競馬場

1着:サラス 牝4 (松若風馬)
2着:レッドランディーニ 牝4 (池添謙一)
3着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)

レースタイム:2:00.3(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
 
スタートしてすぐに馬群の中に入れてコースロスを防いだスカーレットカラー。鞍上岩田康誠騎手の好判断で、道中は前のペースも含めて中団の位置はベストに近いレース運びだっただろう。4コーナーから直線入り口で、前が塞がるシーンがあり自分のタイミングで仕掛けられなかったが、逆にそこで脚が溜まって最後の伸びに繋がっただろう。いずれにせよ、51kgの軽ハンデだった上位2頭には及ばなかったと考えると、現時点では100点に近い内容だったと言える。
 

マーメイドステークス直前

 
単走でもキビキビと動きは好調のスカーレットカラー

単走でもキビキビと動きは好調のスカーレットカラー

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今年に入って3走、馬体重が増え続けているスカーレットカラー。デビュー時が430kg台だった事を考えると、今が一番充実期に入っていると考えて良いだろう。前走のパールステークスも7番人気の低評価だったものの、先手を取ってそのまま直線突き抜ける競馬。実力が無ければできないパフォーマンスだった事から、単純に走りが戻って来たという認識の方が正しい。今回も引き続き岩田康誠騎手が鞍上で息ピッタリのコンビ。連勝で一気に初重賞制覇というシーンも一考だろう。
 

スカーレットカラー

 
スカーレットカラー(ヴェントス2015)

スカーレットカラー(ヴェントス2015)

牝馬

父馬:ヴィクトワールピサ
母馬:ヴェントス
母父:ウォーエンブレム
所属:高橋亮厩舎(栗東)
生産:ノースヒルズ
馬主:ノースヒルズ

通算成績:15戦3勝(3-4-1-7)
主な戦績:府中牝馬ステークスなど
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取り立てて強調材料の無い血統の中、ウォーエンブレムの肌がワンパンチ効いてヴィクトワールピサの良い所を引き出した印象か。とは言え、同産駒は牝馬で500kg近い馬体をしていた方が活躍する傾向にあり、そういう意味で400kg前半の馬体でデビュー時にある程度の見込みが立つ成績を残していたのはポテンシャルが高い証拠と言える。古馬になって400kg後半に入ると、ヴィクトワールピサらしい筋骨隆々の馬体になって来て初めて馬が本格化。今後の活躍が大いに期待できそう。
 

血統背景

 
ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ポインテッドパス Kris
Silken Way
ホワイトウォーターアフェア Machiavellian Mr.Prospector
Coup de Folie
Much Too Risky Bustino
Short Rations
ヴェントス ウォーエンブレム Our Emblem Mr.Prospector
Personal Ensign
Sweetest Lady Lord at War
Sweetest Roman
ブラッシングブライド Distant Relative Habitat
Royal Sister
Dime Bag High Line
Blue Guitar


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本実績馬はおらず、母父に希少なウォーエンブレムがいるというくらいだろう。血統背景からの強調材料はない。
 

前評判

 
ノースヒルズ生産のノースヒルズ所有馬、という認識でしか評価は無かったスカーレットカラー。しかし、新馬戦を折り返した未勝利で強い勝ち方をするとそこから安定した走りで重賞戦線を桜花賞まで駆け抜けている。ヴィクトワールピサ産駒でも華奢な方で、これから身が入って来れば更に良化の余地はありそう。いずれにせよ、潜在能力とフィジカルがマッチし始めた頃が最盛期だろう。
 

馬名の意味

 

鮮やかな紅色

 
如何にも社台の牝系にいそうなネーミング。

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