シリウスステークス直後

 

2019年9月28日 シリウスステークス ダート2000m 阪神競馬場

1着:ロードゴラッソ 牡4 (藤岡佑介)
2着:アングライフェン 牡7 (川田将雅)
3着:メイショウワザシ 牡4 (松山弘平)

レースタイム:2:03.5(良) 
レース上がり3ハロン:36.8
勝ち馬上がり3ハロン:36.4
 
道中は中団からじっくりレースを進めて行ったジョーダンキング。向こう正面でジワッと押し上げる準備をすると、4コーナーでは一気に前を捉えに行く走りを見せて直線コースへ。手応えも良くそのまま差し切る勢いに見えたが、先に抜け出したロードゴラッソを捉え切れず、最終的には脚が上がってしまい逃げたメイショウワザシも捕まえられず4着に終わってしまった。重賞はそれ程甘くはない。
 

シリウスステークス直前

 
併せて遅れを取るも自身は上々の走りを見せたジョーダンキ...

併せて遅れを取るも自身は上々の走りを見せたジョーダンキング(左)

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重賞の壁を感じていたジョーダンキングだったが、前走の名鉄杯の内容ならまずもって問題ない。タイムという点だけで言えば現役でもトップクラスの存在。やはり先行して粘り切るスタイルの方が合っていそうで、前回の川田将雅騎手の乗り方は至極正しいレース運びだったと言う事か。今回は主戦の岩田康誠騎手に乗り替わるが、重賞でもとにかく良い走りを見せて欲しい。
 

名鉄杯直後

 

2019年7月14日 名鉄杯 ダート1800m 中京競馬場

1着:スマハマ 牡4 (藤岡佑介)
2着:ジョーダンキング 牡6 (川田将雅)
3着:ローズプリンスダム 牡5 (西村淳也)

レースタイム:1:47.6R(重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
 
発馬直後は行き脚が悪く後方に置き去りとなったジョーダンキング。徐々にエンジンを噴かせて行くと、向正面では一気に逃げるスマハマに並びかけて行く競馬を見せた。そこから2頭のマッチアップ状態となり、直線でも激しい叩き合いを演じた。一旦は引き離されかけたが、またゴール前でグッと詰め寄る地力を見せ2着入線。日本レコードで走破するレベルの高い1戦の立役者となった。鞍上の川田将雅騎手もかなりの手応えを掴んだのではないだろうか。
 

名鉄杯直前

 
川田将雅騎手と新コンビを組むジョーダンキング

川田将雅騎手と新コンビを組むジョーダンキング

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自ら競馬を動かしてレースを作るタイプのジョーダンキング。そう考えると、ここ2戦の重賞はメンバーも揃って積極的に勝負へ行く形が取れなかったのは仕方ないだろう。それでも後手に回ったマーチステークスより、前走の平安ステークスは直線でもオッと思わせるシーンもありある程度戦える見込みは立って来たと言える。今回はリステッド競走とは言えオープンクラスと同等の扱い。人気は譲っているが実力は互角かそれ以上で、川田将雅騎手のエスコートならまず勝ち負けに持って来るのではないだろうか。
 

平安ステークス直後

 

2019年5月18日 平安ステークス ダート1900m 京都競馬場

1着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
2着:モズアトラクション 牡5 (藤岡康太)
3着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)

レースタイム:1:58.1(良)
レース上がり3ハロン:37.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.5
 
道中はインの中団後方でしっかりとレースの戦局を見つめるジョーダンキング。外からオメガパフュームが上がって行く時も、ジワッと押し上げる程度で我慢をしつつ直線コースへ。実力が足りない分を補う為、無理に外へ出さず馬群の中に突っ込んで行くポジショニングは岩田康誠騎手ならではか。最後はしっかりと抜け出して脚を使っており、6着に敗れたものの決して悲観する内容では無い。いずれは重賞でも戦える素材には違いない。
 

甲南ステークス直後

 

2019年3月10日 甲南ステークス ダート2000m 阪神競馬場

1着:ジョーダンキング 牡6 (岩田康誠)
2着:タガノグルナ 牡5 (菱田裕二)
3着:テイエムジョウネツ 牝7 (富田暁)

レースタイム:2:04.2(稍重)
レース上がり3ハロン:38.4
勝ち馬上がり3ハロン:37.7
 
スタートはまずまず、道中はかなり縦長の展開となり中団から後方に位置したジョーダンキング。ペースが速く慌てず徐々に外目を上がって行く形で前との差を詰めて行った。4コーナーで先行集団に並びかけると、直線では一気に前をかわして独走状態に。更にグングン加速、最後は逃げ粘った2着タガノグルナに5馬身差を付ける内容であっさりとオープン入りを達成した。岩田康誠騎手も同馬のポテンシャルがまだ全開でない事を示唆しており、今後の成長次第では重賞戦線の常連になる可能性は非常に高い。
 

ジョーダンキング

 
ジョーダンキング(フューチャサンデー2013)

ジョーダンキング(フューチャサンデー2013)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:フューチャサンデー
母父:サンデーサイレンス
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:藤原牧場
馬主:廣崎利洋HD

通算成績:17戦6勝(6-7-0-4)
主な戦績:甲南ステークスなど
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現役時代クイーンカップを制覇したフューチャサンデー産駒のジョーダンキング。これまでの複数勝利をあげる活躍馬はいたが、重賞タイトルを狙えるという意味では同馬が最も期待出来る1頭なのは違いない。芝の新馬戦で大敗以降、ダート路線に転校してからというもの12戦して2着以下なしという抜群の安定感。クラスがあがる毎にパフォーマンスも向上しており、今一番成長曲線のきついカーブに差し掛かっているところではないだろうか。
 

血統背景

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Raise You
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
フューチャサンデー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
cosmah
Wishing well Understandings
Mountain Flower
アスクローザ リアルシャダイ Roberto
Desert Vixen
オオミーアキノ ノーザンテースト
オオミシャダイ


 

兄弟馬

 
サンキューアスク(フューチャサンデー1997)

サンキューアスク(フューチャサンデー1997)

牝馬

父馬:シンボリクリスエス
母馬:フューチャサンデー
母父:サンデーサイレンス
所属:伊藤正徳厩舎(美浦)
生産:藤原牧場
馬主:廣崎利洋

通算成績:15戦3勝(3-1-3-8)
主な戦績:フラワーカップ3着など
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
母父SSの重賞馬という母、産駒は成績は平凡でファミリーにも実績馬はいないので血統背景からの強調材料はない。
 

前評判

 
特にデビュー前で目立った記事も無く、あくまで廣崎利洋氏所有の1頭というくらいの位置づけだっただろう。とは言え、以外にも数ある母の産駒でキングカメハメハが付けられたのは同馬とあともう1頭。完全なニックス効果が期待出来る同配合としては、今の活躍は想定内レベルの走りと言える。後は芝で走ってくれれば言うことは無いのだが。
 

馬名の意味

 

人名より+父名の一部

 
廣崎氏らしい響きの良いネーミング。

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