京成杯オータムハンデ直後

 

2019年9月8日 京成杯オータムハンデキャップ 芝1600m 中山競馬場

1着:トロワゼトワル 牝4 (横山典弘騎手)
2着:ディメンシオン 牝5 (北村宏司)
3着:ジャンダルム 牡4 (藤井勘一郎)

レースタイム:1:30.3R(良)※日本レコード
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
内枠から好発を決めて先行策に打って出たジャンダルム。前が飛ばして離れた2番手集団の一角に付けたが、丁度いいベストなポジションでレースを進めた。トロワゼトワルが以前飛ばす中、4コーナーで外のディメンシオンが仕掛けて行ったところで同時に進出。そのままディメンシオンとの叩き合いとなり、さすがに前は捉えられなかったが流れ込む様にして3着入線と久々の好走を果たした。結果日本レコードで決着し、自身の走破時計も優秀なもの。マイル路線でまた日の目を見れそうな予感だ。
 

中京記念直前

 
併走で先着、調子は戻りつつあるジャンダルム(左)

併走で先着、調子は戻りつつあるジャンダルム(左)

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マイル路線で復活の期待がかかっていたジャンダルムだったが、一度噛み合わなくなった歯車を戻すのは容易ではない。2月の東京新聞杯で思わぬ大敗を喫した以降、陣営もきっちりと馬の状態や精神面を見極め慎重にレースを選んで来たのだろう。そして、ここで5ヶ月ぶりとなる実戦が中京記念。鞍上に藤井勘一郎騎手を配し、新味を引き出してもらう算段もある。元はホープフルステークス2着という実績馬で、本来ならここであっさり勝ちきっても不思議ではない。
 

富士ステークス直前

 
富士S→マイルCSに向かう予定のジャンダルム

富士S→マイルCSに向かう予定のジャンダルム

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一時はアメリカのブリーダーズカップマイルに挑戦するプランも浮上していたジャンダルムだったが、参戦するにはレーティングが足りず断念。ひとまず、秋は国内のレースに集中し短距離戦線でタイトル獲得を狙う。春はクラシック参戦で適距離外の番組ばかりが続いていたが、やはり名牝ビリーヴの仔。活躍すべきはマイル以下のスピード勝負でこそだろう。富士ステークスもなかなかの好メンバーが揃ったものの、当馬の力試しには十分。母のDNAを覚醒させる時が来た。
 

日本ダービー直前

 
順調に追い切りを消化するジャンダルム

順調に追い切りを消化するジャンダルム

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皐月賞では内枠から痛恨の出遅れ、道中も後手後手の展開で追走し直線でも内からジワジワと伸びるだけ。それでも、ワグネリアンからは0秒2差程しか負けておらず、仮にスタートさえ決まっていれば先行して抜け出していたかもしれない。弥生賞の競馬を見ても上位組と大差は無く、後は距離さえ持てば日本ダービーでも馬券圏内に入る事は十分に可能だろう。それもこれも、今回のスタートで全ては決まる。5度も日本ダービーを制している武豊騎手の、まさに腕の見せ所か。
 

皐月賞直後

 

2018年04月15日 皐月賞 芝2000m 中山競馬場

1着:エポカドーロ 牡3 (戸崎圭太)
2着:サンリヴァル 牡3 (藤岡佑介)
3着:ジェネラーレウーノ 牡3 (田辺裕信)

レースタイム:2:00.8(稍重)
レース上がり3ハロン:37.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
 
発馬直後に立ち上がってしまい数完歩の遅れを取ってしまったジャンダルム。そこから締め出される様にして後方追走、馬場の影響もあってかなかなか進まない走りで道中は影すら見当たらない。後続が4コーナーで上がって行くと同時に進出を図るが、結局外にも出せないまま流れ込む様に直線コースへ。そこからジワジワ伸びて最後は逃げるアイトーンにアタマ差まで迫るも9着と全く存在感の無いレース内容となってしまった。鞍上の武豊騎手も『スタートで終わった』と半ば諦めのコメントをしていたのが印象的だ。
 

弥生賞直後

 

2018年03月04日 弥生賞 芝2000m 中山競馬場

1着:ダノンプレミアム 牡3 (川田将雅)
2着:ワグネリアン 牡3 (福永祐一)
3着:ジャンダルム 牡3 (武豊)

レースタイム:2:01.0(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
前走の弥生賞ではダノンプレミアムを前に、ワグネリアンを後ろに置いて進めたジャンダルム。結果、ダノンプレミアムを捕まえ切れずワグネリアンの強襲に遭い3着敗退となったものの、競馬としては1番理想的なレース運びと言える。強敵ダノンプレミアムが回避した事で、多頭数で行われる皐月賞はその脚質が最も活かされる舞台だろう。名手武豊騎手もこれまでの経験を元に、ワグネリアンを封じ込める策を講じて来る筈。それが出来た時、第一冠のタイトルが目前となって来る。後は未対戦馬の相手関係のみ、そこは当日の展開次第だろう。やはり弥生賞組が最有力には変わりない。
 

ホープフルステークス直後

 

2017年12月28日 ホープフルステークス 芝2000m 中山競馬場

1着:タイムフライヤー 牡2 (C.ルメール)
2着:ジャンダルム 牡2 (武豊)
3着:ステイフーリッシュ 牡2 (中谷雄太)

レースタイム:2:01.6(良)
レース上がり3ハロン:36.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
 
レース動画を見てもお分かりの様に、中団やや後方に位置したジャンダルムが3コーナーから外目を一気に捲って上がっている。決してスローペースで無かった事からも、この走りで2着に踏ん張れている事自体が能力の証明だろう。その漁夫の利をついたタイムフライヤーが後ろから差し切った訳だが、ジャンダルムがかわされてから更にまたひと伸びして食らいついている点も非常に好印象。よく考えてみると、弥生賞の上位人気勢で中山2000mを経験しているのは同馬だけ。普通に考えれば軸馬候補の1頭だろう。ワグネリアン、ダノンプレミアム、オブセッションよりもアドバンテージは大きい。
 

ホープフルステークス直前

 
坂路を軽快に駆け上がるジャンダルム

坂路を軽快に駆け上がるジャンダルム

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朝日杯フューチュリティステークスには目もくれず、2000mのGⅠホープフルステークスへ駒を進めたジャンダルム。血統的にも明らかにマイルの方が向いているにも関わらず後者を選んだ理由としては、調教師の『一度試してみたい』という想いから。ビリーヴの仔がクラシックで活躍をしているイメージは湧かないが、それでもチャレンジしてみたいと思わせる程の逸材という事だろう。今回の走りで来年のローテーションが決まるといっても過言ではない。とにかく、試練の1戦となる。
 

デイリー杯2歳ステークス直後

 

2017年11月11日 デイリー杯2歳ステークス 芝1600m 京都競馬場

1着:ジャンダルム 牡2 (A.アッゼニ)
2着:カツジ 牡2 (松山弘平)
3着:ケイアイノーテック 牡2 (川田将雅)

レースタイム:1:36.3(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
 
スタートからやや下げ気味の中団に構えるジャンダルム。徐々に進出すると直線ではインを選択し、先に抜け出したカツジを並ぶ間もなくあっという間にかわし楽々と1着でゴールイン。まだまだ走りに余裕と幼さを抱えながらこの内容は、本格化すればかなりの馬になるのではないだろうか。武豊騎手が負傷するアクシデントで急遽アッゼニ騎手への乗り替わりとなったが、鞍上の指示にもすんなりと応える操縦性の高さも好印象。中距離も持つとは思うが、距離はマイル前後がベストだろう。
 

2歳新馬直後

 

2017年09月09日 2歳新馬 芝1600m 阪神競馬場

1着:ジャンダルム 牡2 (武豊)
2着:ロードラナキラ 牡2 (池添謙一)
3着:スターリーステージ 牝2 (福永祐一)

レースタイム:1:37.3(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
無難なスタートからスーッと先行集団に取り付けるジャンダルム。気性のうるささを見せる事無く、超スローペースにしっかりと折り合いが付く操作性も良し。直線もしっかりと前を向いて走り最後まで気を抜く場面も見せず、迫る後続勢を余裕残しで振り切っての勝利だった。ただ、コーナーワークなどではややふらつくシーンもあったりと、随所で若さを見せており成長も窺えそうだ。今後のテンション次第ではあるが、距離も2000mまでならこなせそうな予感。次走での更なる変わり身に期待したい。
 

2歳新馬直前

 
大物の相を漂わせるジャンダルム

大物の相を漂わせるジャンダルム

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今週のセントウルステークスで人気を集めるフィドゥーシアを姉に持つジャンダルム。しかし、父がキトゥンズジョイに変わって馬の作りもガラッと一変。ファリダット含む上2頭の背中を知る武豊騎手も『兄弟とは全然走りが違う。雰囲気も凄く良いし楽しみだね』と饒舌ながらにコメントをしていた。期待としてはマイル前後に適性を求めているが、上手く行けば中距離まで持つ可能性も残している。何よりその走りに注目したい。
 

ジャンダルム

 
ジャンダルム(Believe2015)

ジャンダルム(Believe2015)

牡馬

父馬:Kitten's Joy
母馬:Believe
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:North Hills Co. Limited(米)
馬主:ノースヒルズ

通算成績:10戦2勝(2-1-2-5)
主な戦績:ホープフルステークス2着など
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父キトゥンズジョイはセクレタリアトステークスなどを制したアメリカの芝GⅠ馬。日本の代表産駒にダッシングブレイズがいる血統で、本馬自身も馬体を見て分かる様に繊細な筋肉を持った完全な芝専用機のイメージ。いかにもキレがありそうで、もちろん母ビリーヴの血も遺伝されている事から豊富なスピードも武器の1つとなるだろう。コンパクトなフォルムをしているが決して短距離馬に終わる様な感じでもなく、上手く行けばクラシックも狙える素材だ。馬体重は春の取材時点で470kg。
 

血統背景

 
Kitten's Joy El Prado Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Lady Capulet Sir Ivor
Cap and Bells
Kitten's First Lear Fan Roberto
Wac
That's My Hon L'Enjoleur
One Lane
Believe サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
グレートクリスティーヌ Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Great Lady M. Icecapade
Sovereign Lady


 

兄弟馬

 
ファリダット

ファリダット

牡馬

父馬:Kingmambo
母馬:Believe
母父:サンデーサイレンス
所属:松元茂樹厩舎(栗東)
生産:North Hills Co. Limited(米)
馬主:ノースヒルズ

通算成績:53戦5勝 (5-3-9-36)
主な戦績:安田記念3着など
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近親馬

 
トレンドハンター

トレンドハンター

牝馬

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:ロイヤルペルラ
母父:ブライアンズタイム
所属:松田博資厩舎(栗東)
生産:千代田牧場
馬主:飯田正剛

通算成績:5戦3勝 (3-1-1-0)
主な戦績:フラワーカップなど
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血統評価:2.6pt

 
母は日本の快速GⅠ馬ビリーヴで母父SSでダンジグ×SSで血統構成も良い。近親にはそれほど活躍馬がいないのでファミリーとしては微妙も、海外の種牡馬で父がバラバラの割に可能性のある馬をだしているので日本実績のある父との掛け合わせで十分可能性は感じるがPOG期間には間に合わない産駒が多いのでPOG目線では強調材料が少ないと言える。
 

前評判

 
『立っている姿が実に美しく、欠点らしい部分は見当たりません。元気があって良いですし、血統的なはマイル前後がベストだと思います。非常に楽しみな1頭ですね』との事。調整はかなり順調に来ており、早期デビューの予定。最大目標はNHKマイルカップか。
 

馬名の意味

 

憲兵(フランス語)。又は主峰の前にそびえ立つ岩峰、前衛峰(山岳用語)

 
確たる資料がなくどちらとも言えないが、ノースヒルズの命名のイメージでは前者の意味合いが強そう。

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