ジャパンカップ2019の結果

 

ジャパンカップ2019の動画

 

レース回顧

 
ダイワキャグニーがハナに立ち番手にダンビュライトなど、他馬が差のない団子状態の馬群を形成して進んで行った1戦。重馬場という事もあり大きな動きもなく淡々とレースが進んで行くと、直線ではいの一番に抜け出したカレンブーケドールが単独先頭へ。その内から脚を開放したスワーヴリチャード、外に持ち出したワグネリアンが追い込み三つ巴の争いとなるも地力で勝ったスワーヴリチャードがカレンブーケドールを4分の3馬身突き放してGⅠタイトル2勝目を飾った。3着にワグネリアン、単勝1番人気のレイデオロは全く良いところなく11着に沈んでいる。
 

勝ち馬スワーヴリチャード

 
スワーヴリチャード

スワーヴリチャード

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:庄野靖志厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:NICKS

通算成績:18戦6勝(6-3-4-5)
主な戦績:大阪杯、ジャパンカップなど
via google imghp
 
道中は内に潜り込んで馬群の中でジッと我慢したスワーヴリチャード。2着カレンブーケドールの直後から上手く進路を見つけ出し、直線では更にそのインからスルスルと抜け出す走りで先頭へ。最後まで余裕のある脚色でゴールを駆け抜け、昨年の大阪杯以来となる2つ目のGⅠタイトルを獲得。鞍上のO.マーフィー騎手はさすがの騎乗ぶり、初参戦で見事ビッグタイトルを手中に収めた。左回りは無類の強さを見せ、今後のローテーションは未定だがキャリアも浅くまだまだ上を目指せる1頭だろう。ハーツクライ産駒の正統後継種牡馬としての活躍にも期待が集まる。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎スワーヴリチャード
◯ワグネリアン
▲レイデオロ
ユーキャンスマイル
△カレンブーケドール
ルックトゥワイス
ムイトオブリガード
×シュヴァルグラン
エタリオウ
マカヒキ
 

馬連:想定11点:◯勝利、三連単:想定192点:◯勝利

 
本命対抗単穴は単勝10倍未満から。連下は単勝20倍未満、紐は単勝30倍未満とマカヒキが理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:112.4 ※想定RR:115.2

 
                       
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 田中 坂入 道永 単勝オッズ
1 5 スワーヴリチャード 57.0 Oマフ 118.1 2:25.9 5.1
2 1 カレンブーケドール 53.0 津村 111.8 3/4 × 10.5
3 2 ワグネリアン 57.0 川田 116.0 1.1/2 5.3
4 14 マカヒキ 57.0 武豊 115.3 1.3/4 50.4
5 6 ユーキャンスマイル 57.0 岩田康 113.1 クビ 6.2
6 7 ダイワキャグニー 57.0 石橋 108.3 クビ 120.9
7 13 エタリオウ 57.0 横山典 113.9 1.1/2 × 15.4
8 4 ムイトオブリガード 57.0 Cルメ 109.5 1.1/4 × 15.4
9 11 シュヴァルグラン 57.0 Cスミ 114.0 クビ 20.0
10 9 ルックトゥワイス 57.0 Lデト 108.1 1.1/2 15.4
11 8 レイデオロ 57.0 Wビュ 115.8 5 4.2
12 3 ウインテンダネス 57.0 田辺 103.1 5 244.4
13 15 ジナンボー 57.0 Rムア 104.0 1.1/2 × 34.3
14 10 ダンビュライト 57.0 松若 109.1 クビ 30.7
15 12 タイセイトレイル 57.0 Mデム 102.5 3.1/2 × 58.0


 

危険な人気馬結果 ユーキャンスマイル→5着(4番人気)

 
道中は第一馬群から大きく離れた後方待機となったユーキャンスマイル。走り辛くそのまま伸びて来ないかと思われたが、直線ではきっちりと追い込んで来ておりそこまで道悪がダメという訳ではなさそう。とは言え、自慢のキレ味が削がれたのは確かであり、その結果5着に甘んじた結果だろう。来年以降、左回りの大舞台で巻き返しを期待したい。
 

穴馬予想結果 タイセイトレイル→15着(13番人気)

 
レースでは大きく引き離された後方から追走だけで精一杯だったタイセイトレイル。直線でも全く伸びる気配を見せず、結局はダントツのシンガリ負けを喫している。稍重は得意としても、キツい重馬場はこなせないタイプなのだろう。それ以前に能力自体が一枚も二枚も足りなかった印象だ。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑤⑥-①②④⑧⑨⑪⑬⑮  的中
単勝 5 510円 枠連 1-3 2,050円
複勝 5 180円 ワイド 1-5 880円
1 280円 2-5 490円
2 170円 1-2 700円
馬連 1-5 2,900円 馬単 5→1 4,810円
三連複 1-2-5 2,900円 三連単 5→1→2 19,850円


 

編集部の回顧

 
勝ち馬スワーヴリチャードについて、追い切りの動きが素晴らしく、ここを狙った完璧な仕上げであった。前走が反応面がイマイチだったので距離はこのくらいの方がいいのかもしれない。重馬場でタフな競馬になったが内からしっかりと伸びてきて、このメンバーなら力があるところをしっかりと見せてくれた。最後も余裕があったと思うしまたこの馬の条件ならいいレースを見せてくれるであろう。2着馬カレンブーケドールについて、タフな馬場は厳しいと思ったが強い2着であった。良馬場ならもっと際どいところまで来たであろう。この条件はとても合う。力のあるところを見せてくれたし今後も楽しみな一頭。(石川)
 
ユーキャンスマイルはともかく、スワーヴリチャードに関しては稽古の動きからも上昇ぶりがとてつもなくこの勝ち方も納得できる内容だった。それ以上にO.マーフィー騎手が見事なエスコートで愛馬を勝利へ導いたと言っても過言ではない。スタートでの後手からすぐに最内へポジションを取り行った判断はさすがと言うべきか。カレンブーケドールは斤量差と内枠の経済コースを利した走りが功を奏した。3着ワグネリアンはそれなりの走り、勝運には見放されている。(田中)
 
スワーヴリチャードのマーフィー騎手の乗り方が完璧だった。馬も褒められるがマーフィー騎手のイン強襲の競馬をする辺りお見事としかいいようがない。またこの馬はやはり左回りの方が合うのだろう。来年6歳となるがハーツクライ産駒だけにまだ伸びしろはありそうだ。2着のカレンブーケドールの津村騎手もほぼ完璧な騎乗だった。枠と斤量差を生かして最後まで食い下がった辺りこの馬のポテンシャルはやはり相当高い。まだまだ強くなる可能性を感じさせる競馬だった。(坂入)
 
スワーヴリチャードは予想もしてた通り今回が一番の好機と思っていた。高速馬場でも、重馬場でも対応出来るある意味オールマイティな馬。それだけに勝ち切れない面もあったが、初参戦の鞍上と共に見事にもぎ取った。前情報でも内が伸びると言う事だったので、インを突いた結果だろう。二着は3歳牝馬カレンブーケドール。このレースここ10年が示す様に兎も角牝馬が来る。今後は牝馬の無印はやめようと思わせてくれた。三着ワグネリアンもいい回り方だったが、最後は馬場だったのか伸び切れなかった印象。地力は示した。(道永)
 

ジャパンカップ2019の予想

 

◎スワーヴリチャード

 
スワーヴリチャード

スワーヴリチャード

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:庄野靖志厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:NICKS

通算成績:17戦5勝(5-3-4-5)
主な戦績:大阪杯、日本ダービー2着など
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天皇賞秋ではアーモンドアイ以下の熾烈な争いから脱落した形のスワーヴリチャード。しかし、叩いた今回は調教の動きが遥かに良くなっており明らかに上昇一途の参戦となる。2400mの方が競馬もしやすく、ある程度前目に付けて直線早め抜け出す競馬でどこまで粘り切れるかが焦点か。鞍上のO.マーフィーに任せておけばある程度結果を出してくれそうな雰囲気もある。何が勝ってもおかしくない1戦でサウスポーが牙を剥く。
 

○ユーキャンスマイル

 
ユーキャンスマイル

ユーキャンスマイル

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ムードインディゴ
母父:ダンスインザダーク
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:12戦5勝(5-3-1-3)
主な戦績:ダイヤモンドステークス、新潟記念など
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前走はアーモンドアイを凌ぐ最速の上がりで天皇賞秋4着に食い込んだユーキャンスマイル。こちらも究極のサウスポーであり、左回りは4戦3勝と絶好の相性を誇る。距離も延びた方が良く、今回のジャパンカップでは最有力候補の1頭になるだろう。友道厩舎5頭出しの中でもワグネリアンと並んで最も色気を感じる存在にまで急成長中の上がり馬だ。鞍上の岩田康誠騎手も久々のGⅠ制覇に期待がかかる。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:115.2

 
アーモンドアイなど香港競馬に流れて海外馬もいないジャパンカップ、いよいよ存在価値がとわれる状況になってきたが出走馬にとってはチャンス。コース実績を考えると人気上位馬が中心も直近安定して走っている馬がいないので信用できる馬は1頭もいない。
 
   
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 田中 坂入 道永 予想オッズ
1 カレンブーケドール 53.0 津村 109.3 × 11.8
2 ワグネリアン 57.0 川田 116.0 5.3
3 ウインテンダネス 57.0 田辺 104.6 166.9
4 ムイトオブリガード 57.0 Cルメ 111.6 × 13.1
5 スワーヴリチャード 57.0 Oマフ 117.0 6.5
6 ユーキャンスマイル 57.0 岩田康 114.0 4.8
7 ダイワキャグニー 57.0 石橋 105.0 100.6
8 レイデオロ 57.0 Wビュ 117.6 7.7
9 ルックトゥワイス 57.0 Fデト 109.3 39.1
10 ダンビュライト 57.0 松若 113.5 33.7
11 シュヴァルグラン 57.0 Cスミ 115.1 14.4
12 タイセイトレイル 57.0 Mデム 109.0 × × 53.8
13 エタリオウ 57.0 横山典 114.0 × 17.8
14 マカヒキ 57.0 武豊 114.3 77.1
15 ジナンボー 57.0 Rムア 112.0 × 64.7


 

危険な人気馬 ユーキャンスマイル(想定1人気)

 
週末から雨が降りしきり、日曜日まで続きそうな予報。馬場は間違いなく稍重以上の道悪で行われる事が想定されるだろう。全キャリアが良馬場、しかもキレ味の鋭さが武器のユーキャンスマイルとなれば、その決め手が殺される可能性は十分に高い。当日の馬場状態などをチェックして展望に活かしたいところだ。
 

穴馬予想 タイセイトレイル(想定11人気)

 
アルゼンチン共和国杯2着からジャパンカップに挑むタイセイトレイル。実績的には一枚も二枚も物足りないが、道悪適性はかなり高そうでこれまで稍重で3戦2勝と得意としている印象だ。負けた1戦でも上がり最速を叩き出しており、馬場悪化がプラスに働く事は間違いないだろう。M.デムーロ騎手が一発仕掛けて来てもおかしくはない人気加減も怖い。
 

編集部の見解

 
本命はユーキャンスマイル、前走を見る限り距離延長は合っており、左回り距離と条件はベスト。毎回しっかりと末脚を使える点も評価したいし追い切りを見る限り状態もとても良く感じる。枠もいいところを引いたしここは大きく期待がもてる。対抗はスワーヴリチャード、追い切りの動きが素晴らしい。前走を見る限り距離はこのくらいの方がいいであろうし、一度使って反応面がとても良くなっている印象。上積みをとても感じるしここは巻き返しに大きく期待がもてる。▲はカレンブーケドール、東京2400メートルの舞台に変わるのは大きくプラス。オークスのような競馬ができればとても面白い一頭。(石川)
 
個人的なジンクスもあり、天皇賞秋で最速の脚を繰り出したユーキャンスマイルを一応の本命に推す。但し、金曜時点でかなりの道悪が想定されているため、どれが勝ってもおかしくない1戦になっているのは承知。対抗は調教が抜群だったスワーヴリチャード、イメージよりも成績は悪くなくこのメンバーなら立ち回り次第では勝ち切れる。単穴はレイデオロ、前哨戦福永騎手から外国人替わりは好走フラグとしか思えない臨戦過程。人気は落ちてくればくれる程有り難い。(田中)
 
外国馬が不在と寂しいレースとなったが騎手をみれば豪華なメンバー。本命はスワーヴリチャード。秋初戦の前走は展開が向かず7着に終わったが勝ち馬から0.9秒差ならば悲観する必要はないだろう。叩いた上積みもあるのでスタートを決めていい位置につけられれば勝機十分。対抗はワグネリアン。前走は外枠が響き5着だったが、それでも勝ち馬から0.6秒差ならば上出来だろう。今回は川田騎手がテン乗りになるが前走よりも前でいい位置につけられればいい競馬になる。3番手以下は混戦。カレンブーケドールは安定しており斤量差もあるので一発があっても不思議ではない。(坂入)
 
最有力馬が不在なので、予想的には面白く且つ難解なレースとなった。◎スワーヴリチャードから入りたい。暫く勝ちから遠ざかっているが、GⅠでも安定して圏内でそろそろ一発ありそう。何より稽古がかなりよく映った。◯エタリオウを対抗。前走は以前の脚の復活を予感させてくれた。狙うならここが面白い。後は位置取りが極端過ぎない事を願いたい。▲シュヴァルグランは伸び代はもうないだろうが、ここの覇者として格好はつけるだろう。(道永)

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