1600万でも勝ち切れる能力

 

2018年05月27日 東大路ステークス ダート1800m 東京競馬場

1着:フォンターナリーリ 牝5 (坂井瑠星)
2着:サトノプライム 牡4 (古川吉洋)
3着:シロニイ 牡4 (秋山真一郎)

レースタイム:1:51.1(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:37.6
 
前走の東大路ステークスでは道中行き脚が付かず中団の馬群を追走。前のフォンターナリーリが上がって行くとそれを外目からマークする様に進出して直線コースへ。そのフォンターナリーリがアッという間に抜け出すと、その後方を上がって単独の2番手に。最後はさすがに勝負しに行った分の差で後ろからサトノプライムに差されてしまったが普通に走っていればいずれ1600万クラスも勝ち上がれるだけの能力はある。そうなれば、今回の降級戦はむしろ負けてはいられない。
 

シロニイ

 
シロニイ(シラユキヒメ2014)

シロニイ(シラユキヒメ2014)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:シラユキヒメ
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:16戦3勝(3-4-6-3)
主な戦績:3歳上1000万下など
via google imghp
 
馬体が白過ぎて肌ツヤの良し悪しは分からないが、どちらかと言えば筋骨隆々の印象。キングカメハメハらしい馬体で、如何にもダートでバリバリ走りそうな雰囲気だ。が、血統的に芝でも全く問題はない筈で、デビュー戦は是非とも芝のマイル辺りで出走して欲しい。取材時点での馬体重は530kg前後とかなりの大型馬。シラユキヒメ産駒は毎年、たくさんの話題を振りまいてくれるが、今度こそその声に実力も伴って欲しいものである。
 

血統背景

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Raise You
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
シラユキヒメ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
cosmah
Wishing well Understandings
Mountain Flower
ウェイブウインド Topsider Northern Dancer
Drumtop
Storm and Sunshine Star de Naskra
Sea Drone


 

兄弟馬

 
ユキチャン(シラユキヒメ2005)

ユキチャン(シラユキヒメ2005)

牝馬

父馬:クロフネ
母馬:シラユキヒメ
母父:サンデーサイレンス
所属:後藤由之厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:17戦5勝(5-2-2-8)
主な戦績:関東オークス、クイーン賞、TCK女王盃など
via google imghp
 
ブチコ(シラユキヒメ2012)

ブチコ(シラユキヒメ2012)

牝馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:シラユキヒメ
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:13戦4勝(4-2-1-6)
主な戦績:上総ステークスなど
via google imghp
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.4pt

 
母シラユキヒメは、SS産駒の白毛というだけで至宝だろうが、白毛とはアルビノなわけで体質に問題があるといってもいいだろう。げんにある程度結果をだした、ブチコやマーブルケーキはある程度色が入って体質改善された結果ともいえる。ユキチャンは交流重賞制覇しているがPOGの選択肢としてはあまり魅力的ではないだろう。
 

前評判

 
今年、何かとお茶の間に話題を届けてくれたブチコの全弟。関係者曰く、「この血統は脚元が丈夫なのでかなり順調に乗り込めています。動きもキビキビとしていてテンのスピードが豊か。これは早めからでも全然楽しめそうですね。気性も落ち着いているし、ダートは勿論、芝に行っても走りそうな感じがしています」とのコメントを残している。緑のターフを颯爽と懸ける白毛馬の姿を見てみたい。
 

馬名の意味

 

白兄

 
まさかとは思ったが、本当に白いお兄さんの略称とはビックリした。ま、その世代で何十頭と所有している金子氏にとってはネーミングもそこまで深い意味はないだろう。話題性込みで名前は及第点。

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