シルクロードステークス2018の結果

 

シルクロードステークス2018の動画

 

レース回顧

 
スタートからナックビーナスやダイアナヘイローを抑えてセイウンコウセイが積極的にハナへ。そのまま最後方までやや縦長の隊列は変わらず直線コースへ。ポッカリ開いたスペースからイン追走のファインニードルが早々に抜け出し後続を突き放して快勝。2着に逃げ粘ったセイウンコウセイ、3着には大外から追い込むカラクレナイとの叩き合いを制したフミノムーンが入線。1番人気ダイアナヘイローは好位追走も16着に大敗した。
 

勝ち馬ファインニードル

 
ファインニードル

ファインニードル

牡馬

父馬:アドマイヤムーン
母馬:ニードルクラフト
母父:Mark of Esteem
所属:高橋義忠厩舎(栗東)
生産:ダーレージャパンファーム
馬主:H.H.シェイクモハメド

通算成績:23戦7勝 (7-2-2-12)
主な戦績:シルクロードステークス、セントウルステークスなど
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最内枠から好スタートを切ったファインニードル。その後は逃げ馬の直後を追走、4コーナーで徐々に進出すると馬群の間を鋭い脚で抜け出してからは余裕の脚取りで後続を完封した。セントウルステークスと全く同様の競馬で完勝し立ち回りの上手さをアピールし、フルゲート想定で争われる高松宮記念に向けて良い予行演習となった。混戦模様の短距離戦線において主役候補と成り得る存在だろう。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎ファインニードル
◯カラクレナイ
△ダイアナヘイロー
セイウンコウセイ
ナックビーナス
×アレスバローズ
セカンドテーブル
ニシケンモノノフ
アットザシーサイド
ロードクエスト
キングハート
グレイトチャーター
ミッキーラブソング
ラインミーティア
フミノムーン
 

馬連:想定7点:◯勝利、三連単:想定104点:◯勝利

 
本命は実績最上位のファインニードル。対抗は距離短縮で評価見直せたカラクレナイ。荒れる事は十分想定出来たので単穴は数頭想定しても問題なかった。ただアレスバローズが人気しすぎていたのでこれを1着想定しないでフミノムーンを網羅する範囲の紐だけ単勝100倍未満あたりまで想定している予想が理想だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:100.0 ※想定RR:103.8

 
                                     
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 田中 清水 大川結城 単勝オッズ
1 1 ファインニードル 57.0 川田 103.6 1:08.3 7.7
2 7 セイウンコウセイ 58.0 松田 106.3 2 × × 9.9
3 4 フミノムーン 55.0 国分優 102.3 クビ × ×× 92.6
4 13 カラクレナイ 54.0 池添 101.9 ハナ × 7.5
5 15 ナックビーナス 54.0 勝浦 101.3 クビ 10.4
6 3 グレイトチャーター 54.0 和田 97.0 1/2 30.4
7 6 セカンドテーブル 56.0 水口 100.3 3/4 × ×× 16.5
8 9 キングハート 56.0 中谷 98.8 ハナ × ×× 26.0
9 12タマモブリリアン 52.0 古川 99.5 ハナ × ×× 213.2
10 17 ロードクエスト 57.0 三浦 104.7 1/2 × × × 20.4
11 2 アレスバローズ 54.0 Mデム 94.0 ハナ 4.9
12 11 ユキノアイオロス 53.0 川島 94.0 ハナ 328.1
13 14 ミッキーラブソング 56.0 松山 99.7 1.1/4 × ×× 50.8
14 5 アットザシーサイド 53.0 四位 101.0 1.3/4 × 19.4
15 10 ニシケンモノノフ 57.5 横山典 102.8 3/4 × 19.4
16 8 ダイアナヘイロー 55.0 武豊 99.5 クビ × 3.9
17 18 ナリタスターワン 55.0 99.3 1/2 193.8
18 16 ラインミーティア 57.0 西田 100.0 クビ 91.6


 

危険な人気馬結果 アレスバローズ→11着(2番人気)

 
予想通りの結果に。内枠からの後方待機、道中はインを窮屈そうに走って直線は見る影も無く大敗と明らかに2番人気は過剰オッズだったろう。M.デムーロ騎手と言えどもさすがに能力が大きく足りない馬を勝たせる事は至難の業。どっちの意味でも高配当の使者と言える。
 

穴馬予想結果 カラクレナイ→4着(3番人気)

 
結果、想定よりも支持が集まり最終的には3番人気。レースも最後の直線で豪快に追い込み3着争いに加わる好走で、距離短縮が良い方向に出た模様だ。穴馬予想としてはおそまつだったが、狙いとしては非常に良い読み筋。今後もしっかりと良い展望を提供して行きたい。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ①⑮-②③⑤⑧⑬⑯ 不的中
単勝 1 770円 枠連 1-4 490円
複勝 1 330円 ワイド 1-7 1,270円
7 370円 1-4 6,630円
4 1,740円 4-7 9,410円
馬連 1-7 3,200円 馬単 1→7 5,830円
三連複 1-4-7 54,280円 三連単 1→7→4 237,290円


 

編集部の回顧

 
本命ナックビーナス、対抗アレスバローズと散々な結果。前者はやはりオープン番長、後者は明らかにM.デムーロに踊らされた。2、3着も全く頭に無かった事を考えるとどうあがいてもこの1戦は取れなかっただろう。基本的にはやはり内枠馬の天国レース。(田中)
 
”重賞レースはやはり格なのか”と改めて認識させられたレースでした。もちろん馬の出来が絡んできますがよほどの上り馬がいなければ、実績はやはり重要なのですね。ファクターで見て押し出される形で本命を打ったナックビーナスですが、そこまで実績があったのかといえば、疑問符が付きますし軸馬に迷うようなメンバー構成の時は特に気を付けなければと思いました。(清水)
 
セイウンコウセイの2着を落としてしまったが予想としてはかなり良かったと考えている。低レベルなスプリント戦だけに絞りすぎたかとおもっていたが意外に良い想定範囲だったはず。(大川)
 
1着△ファインニードル。休み明けながら最内枠から好位をロスなく追走し完勝。2着△セイウンコウセイ。押してハナを奪い連確保。3着×フミノムーン。実績を考えれば勝ち馬に単穴は打つべきだった。(結城)
 

シルクロードステークス2018の予想

 

◎ナックビーナス

 
ナックビーナス

ナックビーナス

牝馬

父馬:ダイワメジャー
母馬:レディトゥプリーズ
母父:More Than Ready
所属:杉浦宏昭厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:小松欣也

通算成績:22戦6勝 (6-7-3-6)
主な戦績:カーバンクルステークスなど
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芝の短距離では無類の安定感を誇るナックビーナス。これまでオープン勝ちの実績しかないが、重賞でも骨っぽい相手ともう一歩の戦いを演じているだけに、あとは展開や運次第で戴冠の可能性は高い。今回のシルクロードステークスは完全に前有利のレースとだけあってここはキャリア史上最大のチャンスと見た。すんなりと先手を取って4コーナー先頭から粘り腰を発揮すれば自ずと結果は付いて来るだろう。
 

◯ファインニードル

 
ファインニードル

ファインニードル

牡馬

父馬:アドマイヤムーン
母馬:ニードルクラフト
母父:Mark of Esteem
所属:高橋義忠厩舎(栗東)
生産:ダーレージャパンファーム
馬主:H.H.シェイクモハメド

通算成績:22戦6勝 (6-2-2-12)
主な戦績:セントウルステークスなど
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昨年のセントウルステークスは初重賞勝利ながら強豪を尻目に完勝の内容だったセントウルステークス。期待されたスプリンターズステークスは初GⅠで経験不足もあってか本来の走りが出来なかったが、GⅢ戦に戻れば胸を張って主役の扱いをしたい1頭。休み明けとなるが状態は問題なし、最内の絶好枠を引いた大きなアドバンテージもプラス材料だ。リーディング上位の川田騎手ならそうそう下手な乗り方はすまい。
 

▲ダイアナヘイロー

 
ダイアナヘイロー

ダイアナヘイロー

牝馬

父馬:キングヘイロー
母馬:ヤマカツセイレーン
母父:グラスワンダー
所属:福島信晴厩舎(栗東)
生産:大西ファーム
馬主:駒秀

通算成績:17戦6勝 (6-4-1-6)
主な戦績:北九州記念など
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昨年一気の4連勝で北九州記念を制覇したダイアナヘイロー。スプリンターズステークスはさすがに力不足の感が否めなかったが、元より平坦の短距離が得意のイメージ。同舞台の1200mでは8戦して4着以下が1回と先手を取って粘り込むスタイルは健在だ。鉄砲が苦手なタイプでも無いだけに、ここはスタートを決めて先行力を活かした競馬に徹したい。好調の武豊騎手なら造作も無い事だろう。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:103.8

 
全体的に力差はない中で評価上位のセイウンコウセイ、ロードクエスト、ニシケンモノノフあたりは斤量も背負っているので全馬に可能性を感じる為、積極的に高配当を狙うべきレースだろう。
 
                   
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 田中 清水 大川結城 予想オッズ
1 ファインニードル 牡5 57.0 川田 102.3 6.4
2 アレスバローズ 牡6 54.0 Mデム 90.0 4.5
3 グレイトチャーター 牡6 56.0 和田 90.0 111.6
4 フミノムーン 牡6 55.0 国分優 102.3 × × × 237.4
5 アットザシーサイド 牝5 53.0 四位 102.3 × 42.0
6 セカンドテーブル 牡6 56.0 水口 103.3 × × × 16.6
7 セイウンコウセイ 牡5 58.0 松田 106.3 × × 9.1
8 ダイアナヘイロー 牝5 55.0 武豊 101.0 × 3.0
9 キングハート 牡5 56.0 中谷 99.8 × × × 24.4
10 ニシケンモノノフ 牡7 57.5 横山典 104.0 × 46.9
11 ユキノアイオロス セ10 53.0 川島 90.0 507.0
12 タマモブリリアン 牝5 52.0 古川 103.0 × × × 264.7
13 カラクレナイ 牝4 54.0 池添 102.8 × 21.0
14 ミッキーラブソング 牡7 56.0 松山 99.9 × × × 52.8
15 ナックビーナス 牝5 54.0 勝浦 102.3 5.2
16 ラインミーティア 牡8 57.0 西田 101.7 50.1
17 ロードクエスト 牡5 57.0 三浦 106.0 × × × 13.0
18 ナリタスターワン 牡6 55.0 100.8 116.4


 

危険な人気馬 アレスバローズ(想定2番人気)

 
前走の南総ステークスは強い勝ち方だったアレスバローズだが、とは言え後方待機の展開がハマった印象も1つ。最低でも4コーナーで5番手以内にいなければ話にならないシルクロードステークスではさすがに割引きたい脚質とも言える。2週連続重賞勝利のM.デムーロ騎手が乗っているからの過剰人気なら喜んで切って行きたい。
 

穴馬予想 カラクレナイ(想定8番人気)

 
年明けの京都金杯ではいつもより行きっぷりも良く先行集団に取り付いたカラクレナイ。直線入り口では早め先頭から必死の粘りを見せたが最後はやはりタレて6着入線。しかし、これまでの後方待機策から進展があっての競馬で確実に復調気配は感じ取れる走りだった。今回距離短縮で更にパフォーマンスが上がるとすれば実力的に頭まであって良い。
 

編集部の見解

 
本命は圧倒的先行力が武器のナックビーナス。このレースは4コーナー先頭が好走の絶対条件だけにあてはまるのは同馬以外考えられない。対抗は絶好調M.デムーロ騎手鞍上のアレスバローズを。能力は足りない事を承知で神の手に託す。最内枠のファインニードル。セントウルステークスの勝ち方が記憶に新しいファインニードルを。(田中)
 
信頼できる軸馬がいない予想の難しい1戦。左回りならばロードクエストに期待なのだが、ここでは×止まり。それぐらい右回りは良く見えない。なのでここはデータと調教からナックビーナスを◎に。アットザシーサイドは消化不良のレースが続いていますが持っている力からしてスムーズならもっとやれても良いと思う。手広く行きすぎの感はありますが勝って1月を締めくくりたいと思います。(清水)
 
本命はカラクレナイ。信用度は低いがマイルでの実績から考えると距離短縮で上位と単純判断。スプリント戦線組からはファインニードルを対抗に持ってきた。安定感と地力から上位と判断。個人的に狙うのは一発あるかものナリタスターワン。単穴少なすぎる印象も連下に実績からナックビーナスとラインミーティアを置き、あとは裾を手広く。セイウンコウセイ、ロードクエストは安定感にかけるので上位評価せず、アレスバローズはデムーロとはいえそれほどたいしたパフォーマンスをみせていないのでここはスルーで。(大川)
 
本命にグレイトチャーターを抜擢。対抗ダイアナヘイロー。鉄砲が効き追い切りでも好時計連発。単穴にナックビーナス。力のいる今の馬場は追い風。大混戦で3着までならどれがきても全く驚けない。(結城)

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