萩ステークス直後
2019年10月26日 萩ステークス 芝1800m 京都競馬場
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大外枠からやや立ち遅れたシリアスフールは慌てる事もなく道中は最後方からポツンと追走。少頭数だけに自らのリズムを優先し、無理に動いて行く事はせずにじっくりと機会を窺った。外回りコースから坂を登る所でジワっと押し上げて行き馬群に取り付ける形で進出。4コーナーから直線にかけてヴェルトライゼンデをマークする様に並びかけると、最後はエカテリンブルクを含めた3頭の叩き合いに。ゴールまでしっかりと脚を使うものの、ヴェルトライゼンデのしぶとさに競り負けて2着惜敗を喫した。それでも、内容的には満足の出来るものであり、今後の見通しは明るい1戦だったと言えるだろう。
2歳新馬直後
2019年8月4日 2歳新馬 芝1800m 小倉競馬場
1着:シリアスフール 牡2 (松若風馬)
2着:サンデーミラージュ 牡2 (武豊)
3着:サウンドロマン 牝2 (岩田望来)
レースタイム:1:50.3(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
2着:サンデーミラージュ 牡2 (武豊)
3着:サウンドロマン 牝2 (岩田望来)
レースタイム:1:50.3(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
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出遅れた上に外に自らヨレるなど、まだまだ幼さが抜けないシリアスフール。後方からの競馬を余儀なくされたが、向こう正面では早くもポジションを押し上げ先行集団へ。一気に逃げ馬と並びかける所まで上がるも、4コーナーでまた置いて行かれる形に。そこから懸命に盛り返しを見せた直線、最後の最後に粘るサンデーミラージュをゴール前で差し切って見事1着入線を果たした。完全に能力だけで押し切るレースぶりで、今後は精神面の成長が待たれる1頭だ。
シリアスフール
ステイゴールド産駒のスティッフェリオ以外で、これまでにディープインパクトを3頭輩出する母シリアスアティテュード。その内、2頭は複数勝利をあげており勝ち上がれば出世は十分に期待出来る一族となる。社台ファームでも安定して質の高い競走馬を出す優秀なファミリーだけに、後は厩舎や番組などの巡り合わせでクラシック戦線に乗って来る可能性は高い。但し、全体的に晩成傾向にあるイメージだけにそこがどうか。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hale to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
シリアスアティテュード | Mtoto | Busted | Crepello |
Sans le Sou | |||
Amazer | ミンシオ | ||
Alzara | |||
ザミリア | Cape Cross | Green Desert | |
Park Appeal | |||
Angelic Sounds | The Noble Player | ||
Twany Angel |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.5pt
母は海外G1馬だが日本的には地味な血統構成。ディープインパクトを積極的に配合されている通り期待の1頭なのだろうが一番走ったのがステイゴールド産駒という現状。当馬には亡き父と全兄弟の分まで母の最高傑作となってもらいたい。
前評判
既にある程度結果を出している配合だけに前評判が上々なのは違いない筈。今回は西村真幸厩舎という点において色々な考察があるだろうが、純粋に同厩舎の腕がそれだけ評価されている証拠だろう。母自体が海外のGⅠ馬という事を考えればいつ大物が出て来ても何ら不思議ではない。何より、馬格が500kg近くあり雰囲気のある1頭。
馬名の意味
母名の一部+道化師
響きから来るネーミングだろう。
2着:シリアスフール 牡2 (松山弘平)
3着:エカテリンブルク 牡2 (武豊)
レースタイム:1:50.8(稍重)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.51着:ヴェルトライゼンデ 牡2 (C.スミヨン)
2着:シリアスフール 牡2 (松山弘平)
3着:エカテリンブルク 牡2 (武豊)
レースタイム:1:50.8(稍重)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.5