兄イモータルの為に勝利を
2015年の同レースで2着に敗退している半兄イモータル。血統的にも相性の良いコースではあるが、その鬱憤を弟シュバルツボンバーが晴らしてこそスターへのステップアップに繋がるのでは。何より前走であの幻のダービー馬シルバーステートの持つ記録を0秒5更新しているだけに、無様な走りは見せられない。同じ鞍上の福永騎手が見事にエスコートしてくれるだろう。ディープブリランテから遂にGⅠを狙える産駒の登場だ。
絶好調のディープブリランテ産駒
2017年07月09日 2歳未勝利 芝1600m 中京競馬場
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前走の新馬戦ではややもたつき加減でレースを終えたが、ひと叩きした今回は内容が一変。鞍上の指示にも従順で、中団追走から4コーナーで徐々に進出する理想的な競馬。最後の直線では馬場の真ん中を豪快なフットワークで真っ直ぐに伸び、追いすがる他馬を尻目に軽くうながされる程度のアクションで完勝。2歳レコードを0.5秒上回るタイムも記録し、一気に2歳戦線の主役に浮上した。先週初重賞勝ちを決めたディープブリランテ産駒に新たなスター候補が誕生。
兄イモータルの新馬戦Vからも期待大
一昨年のデビュー戦も総じてインパクトの強かったのが同馬の兄イモータルの新馬戦だった。8月の新潟で直線軽く仕掛けられるとグンと加速し、最後は流す競馬で上がりが32秒9という驚愕の内容。勝った時は『来年のクラシックはこの馬』とまで思わされた程だった。この様に血統的には初戦からしっかり動ける下地が揃っており、且つ調教も良いとの情報が入って来ているので期待は大きい。
シュバルツボンバー
画像が無く初見での馬体判断はデビュー後となる。ただ、馬っぷりなどの評判は良い様でディープブリランテ産駒らしい前向きな性格。ショアーの子供は全体的にスラッとした見栄えの良い馬が多く、例に漏れずシュバルツボンバー自体も注目を集める馬にはなるだろう。後は走りさえ伴ってくれば敏腕の須貝尚介調教師がクラシック戦線のレールに乗せてくれる筈だ。馬体重は不明。
血統背景
ディープブリランテ | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
ラヴアンドバブルズ | Loup Sauvage | Riverman | |
Louveterie | |||
バブルドリーム | Akarad | ||
バブルプロスペクター | |||
ショアー | Acatenango | Surumu | Literat |
Surama | |||
Aggravate | Aggressor | ||
Raven Locks | |||
So Sedulous | The Minstrel | Northern Dancer | |
Fleur | |||
Sedulous | タップオンウッド | ||
Pendulina |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.2pt
ファミリーに日本活躍馬はいなく重賞に届かない程度の兄弟がコンスタントには活躍している。現状は強調材料としては弱い。
前評判
『まだ幼い所もあって馬っ気が強い。動き自体は良いのでフットワークが軽くて如何にも芝向きのタイプだろう。稽古通りなら新馬戦から戦えると思う。一族特有の気性が良い方に向いてくれたら良いね』との事。力強い走りが実戦に行ってどういう出方をするのか、要注目である。
馬名の意味
黒い爆撃機(独)
新進気鋭の馬主KTレーシングのネーミング。ギャンブル系のワードやこういったアグレッシブな命名が多いイメージだ。
2着:タガノバルバドス 牡2 (和田竜二)
3着:タイセイソニック 牡2 (M.デムーロ)
レースタイム:1:34.2(良)※レコード
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.3