常総ステークス直後
最内枠から道中は好位の4番手を追走したシャドウディーヴァ。逃げたウインガナドルが1分ちょうどの平均ペースでレースを牽引すると、4コーナーで手応え良くシャドウディーヴァが上がって行き前を捉えに行く走り。早々に先頭へ立ちそのまま押し切るかに見えたが、内からプレシャスブルーが伸びて来て競り合う形に。それでもクビ差凌ぎ切って待望の2勝目をもぎ取ったのは非常に大きいだろう。
秋華賞直後
2019年10月13日 秋華賞 芝2000m 京都競馬場
1着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
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発馬はそこまでも上手く馬群の中に潜り込み中団の位置をキープしたシャドウディーヴァ。前に有力馬がズラリと並ぶ位置である程度、動きを把握出来るポジションとなった前半。スルスルと位置を押し上げて、先行集団の最後方に付くと手応え良く直線を迎えて外のスペースに進路を見つけた。そこからジワジワと脚を使って、最後は逃げ粘るビーチサンバを捉えて4着に入る内容でフィニッシュ。自身のパフォーマンスは120%出し切る走りだっただろう。
秋華賞直前
いわゆる影の実力馬=シャドウディーヴァだろう。ローズステークスで3着だったウィクトーリアとはフローラステークスで接戦、オークスでもダノンファンタジーとはクビ差である。実績的にはここでも上位人気していておかしくない存在だが、前走での負けがファン心理の尾を引いていると考えられる。その不安とは裏腹に本馬自体の仕上がりは抜群。松山弘平騎手に乗り替わり、新たな一面を引き出せればGⅠ初制覇の瞬間も見られるかもしれない。
ローズステークス直前
元より古馬になってからが本当の意味で一線級との勝負と思われていたシャドウディーヴァ。それでも持ち前のポテンシャルで春から重賞戦線を賑わせたのはさすがの実力馬だ。夏を越してここからが試金石となって来るだろうが、ローズステークスでもダノンファンタジー以下とそうヒケは取らない。オークスでの走りを考えれば、ここは最有力候補に扱われてもおかしくないレベルだが、実際のレースではどこまで食らいつけるか注目である。
オークス直後
2019年5月19日 オークス 芝2400m 東京競馬場
1着:ラヴズオンリーユー 牝3 (M.デムーロ)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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スタート直後、すぐにインコースへ進路を進め、人気馬クロノジェネシスの後方に付けたシャドウディーヴァ。道中は大きな動きもなく、淡々とレースを進めて脚を溜めに溜めた。直線で上手くスペースを見つけいざ追い出すと一瞬グンと加速しそうなシーンを見せる。しかし、そこからフローラステークスの時の様な加速は無く、ダノンファンタジーなどと同じ脚色となり、最後は掲示板争いに敗れて6着敗退。それでも、人気以上の走りで大健闘の部類ではないだろうか。
オークス直前
岩田康誠騎手を背に絶好の動きでピークの仕上がりを見せるシャドウディーヴァ。前走のフローラステークスも勝ったと言っても良いレース内容で、ウィクトーリアとは双璧と見て展望するのが良いだろう。血統的な見地からすればこちらの方が距離延長では分がありそうで、加えてオークスの勝ち方を知っている鞍上なら鬼に金棒である。陣営も今回が春の最大目標だけに究極の仕上がりに持って来ている、これは狙い目の1頭。
フローラステークス直後
2019年4月21日 フローラステークス 芝2000m 東京競馬場
1着:ウィクトーリア 牝3 (戸崎圭太)
2着:シャドウディーヴァ 牝3 (岩田康誠)
3着:ジョディー 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:59.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:シャドウディーヴァ 牝3 (岩田康誠)
3着:ジョディー 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:59.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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内枠を利して中団のインを追走していたシャドウディーヴァ。ペースも流れて理想的な展開だったが、直線暫くは前が開かないまま進路を探るシーンがあった。ようやく最内をこじ開ける様にして抜け出すと、完全に勝ちパターンで終われるかに見えたゴール前。大外からウィクトーリアが一気に決め手を発揮してわずかにかわされて2着に惜敗を喫してしまった。とは言え、これでオークスへの出走権利を獲得。距離が延びて良くなるハーツクライ産駒だけに本番への期待はより高まるパフォーマンスだった。
フローラステークス直前
スピードの乗りに時間がかかるのか、やはり東京の様な長くて広いコースの方が実力は発揮しやすいシャドウディーヴァ。フラワーカップでもモタモタする走りで伸びて来た頃には既に大勢が決していた。今回は4戦している東京が舞台。距離も延びて前走の様な走りにはならないだろう。最後まで脚を使えたら自ずと結果は付いて来ている筈だ。鞍上は豪腕・岩田康誠騎手。
2歳未勝利直後
2018年11月10日 2歳未勝利 芝2000m 東京競馬場
1着:シャドウディーヴァ 牝2 (C.ルメール)
2着:イサク 牡2 (戸崎圭太)
3着:グレイジャックマン 牡2 (内田博幸)
レースタイム:2:01.1(稍重)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
2着:イサク 牡2 (戸崎圭太)
3着:グレイジャックマン 牡2 (内田博幸)
レースタイム:2:01.1(稍重)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
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道中は先行集団の一角でレースを進め、直線入り口で前を射程圏内に収めたシャドウディーヴァ。しかし、前2頭がスペースを詰め出られないシーンがあったものの、そこを強引に割ってこじ開けあっさりと突き抜ける走り。最後までステッキを使わず、楽々と4馬身差を付ける内容はオープンクラスだろう。ハーツクライ産駒だけに更に距離が長くなれば良さそう、桜花賞よりもオークスで見てみたい1頭。
プロフィール
初戦、2戦目と目の引く伸びを見せながら相手が悪く勝てなかったシャドウディーヴァ。とは言え、潜在能力的にはこちらの方が上でやや不器用なレースぶりがネックと言える。レース慣れしてくれば融通も効きそうなタイプで、特に3戦目の未勝利戦は馬群にも怯まず牡馬をあっさりと弾き飛ばして勝利する程の強さ。現時点でこの競馬が出来るなら、来年の春にはある程度完成された形で上のクラスを賑わせる存在になっているだろう。
血統背景
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
ダイヤモンドディーバ | Dansili | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Hasill | Kahyasi | ||
Kerali | |||
Vivianna | Indian Ridge | Ahonoora | |
Hillbrow | |||
Kundalini | El Gran Senor | ||
Hatton Gardens |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.3pt
G1牝馬にA級種牡馬を重ねてハーツクライで〆ているのでずっとソコソコで構成された印象。ある程度走る可能性もあるがファミリーに日本実績馬がいないので強調材料はない。
前評判
2017年の1歳セリで7000万円超えの高額取引をされたダイヤモンドディーバ。血統的な見地で言えば、母が海外重賞馬というだけで姉ハウメアもそこまで活躍出来ていない現実を考えると、相場としては高めの設定だったのではないだろうか。それでも、これだけの評価を与えられたという事自体が当時の馬の完成度の差という事か。今後、この価格が結果的に安くなる程の活躍を期待したい。
馬名の意味
影+神がかり的(ラテン語)
ほぼほぼ冠名+母名、という考え方で良いだろう。抜群の響き。
2着:プレシャスブルー 牡5 (石川裕紀人)
3着:サトノエルドール 牡3 (横山典弘)
レースタイム:1:47.7(良)
レース上がり3ハロン:35.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.1