調教中に骨折、安楽死処分

 
今年の天皇賞春で本命候補だったシャケトラがまさかの予後不良となった。17日、天皇賞春へ向けた1週前追い切りの途中で左第1指骨を粉砕骨折。そのまま獣医師が安楽死処分と判断、非常に残念なニュースが流れて来てしまった。1年以上の長い休み明けにも関わらずAJCCを快勝、続く阪神大賞典では後続を楽に突き放す強さで長距離戦線の主役候補に躍り出たばかりだった。マンハッタンカフェの貴重な血が途絶えたのは非常に無念。シャケトラにはどうか安らかに天国へ旅立って欲しい。
 

阪神大賞典直後

 

2019年3月17日 阪神大賞典 芝3000m 阪神競馬場

1着:シャケトラ 牡6 (戸崎圭太)
2着:カフジプリンス 牡6 (中谷雄太)
3着:ロードヴァンドール 牡6 (横山典弘)

レースタイム:3:06.5(稍重)
レース上がり3ハロン:38.0
勝ち馬上がり3ハロン:37.6
 
道中は自分のリズムで走る事に専念したシャケトラ。4コーナーから唸る様な手応えで上がって行くと、粘るロードヴァンドールをあっさりとかわして直線では独走状態に。軽く追われるとグンと加速して距離不安を一掃する走りを見せた。2着カフジプリンスに5馬身差を付け、一躍天皇賞春への有力候補として名を連ねる事となる。鞍上の戸崎圭太騎手は自らが不安材料だとコメントし、肩をホッと撫で下ろしていた。
 

阪神大賞典直前

 
ひと叩きされて更に良化したシャケトラ(左)

ひと叩きされて更に良化したシャケトラ(左)

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1秒以上追い掛けた併せ馬では、最後の直線でインからあっさりと並びかけると馬なりのまま併入。シャケトラは前走よりも更に軽快なフットワークを見せ、ひと叩きされた上積みを感じさせた。一昨年大敗した天皇賞春に再挑戦するが、その時にハッキリとしなかった距離の問題を、先ずは今回の阪神大賞典でクリアしておきたいところ。気が勝ったタイプだけに、道中の息の入れ方1つで結果は変わって来るだろう。前走、インフルエンザで急遽乗り替わりとなった戸崎圭太騎手が今回こそしっかりと結果を出したい。
 

AJCC直後

 

2019年01月21日 AJCC 芝2200m 中山競馬場

1着:シャケトラ 牡6 (石橋脩)
2着:フィエールマン 牡4 (C.ルメール)
3着:メートルダール 牡6 (O.マーフィー)

レースタイム:2:13.7(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
 
スタートから意識的に前へポジションを取りに行ったシャケトラ。道中は折り合いもスムーズ、レースの流れに乗って気分良く追走。前半がややゆったりとしたペースとなった分、外から早めに仕掛けて行き直線入り口では早め先頭に立った。そこからフィエールマン、メートルダールが追い込み迫って来るも、最後まで懸命にリードを保ってまさかの復活劇を飾った。鞍上の石橋脩騎手も、元お手馬のフィエールマンを撃破する大金星にひと役買う巧みな騎乗ぶりを見せた。
 

プロフィール

 
シャケトラ(サマーハ2013)

シャケトラ(サマーハ2013)

牡馬

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:サマーハ
母父:シングスピール
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:13戦6勝(6-1-1-5)
主な戦績:阪神大賞典など
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3歳6月と遅めのデビューながらトントン拍子にクラスを駆け上がり、気が付けば翌4歳の3月には日経賞を制覇。一気にGⅠ戦線へ殴り込みをかけるかに見えたが、そこから壁にぶつかったのか案外な成績が続く。それでも馬体の作りだけなら現役でもトップクラスの1頭。条件さえ整えば大きなタイトルを狙えるだけの存在であり、1年以上の休み明けで臨んだAJCCではあっさりと重賞2勝目を飾ってまだまだ戦える事を証明している。マンハッタンカフェ産駒の正統後継馬と成り得る器。
 

血統背景

 
マンハッタンカフェ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
サトルチェンジ Law Society Alleged
Bold Bikini
Santa Luciana Luciano
Suleika
サマーハ シングスピール In the Wings Sadler's Wells
ハイホーク
Glorious Song Halo
Ballade
Genovefa Woodman Mr. Prospector
プレイメイト
Reigning Countess Far North
Countess Fager


 

兄弟馬

 
シハーブ(サマーハ2016)

シハーブ(サマーハ2016)

牡馬

父馬:ゴールドアリュール
母馬:サマーハ
母父:シングスピール
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬
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近親馬

 
Mamool(Genovefa1999)

Mamool(Genovefa1999)

牡馬

父馬:In the Wings
母馬:Genovefa
母父:Woodman
所属:David R.Loder厩舎(英)
生産:Sheikh Mohammed bin Rashid al Maktoum(愛)
馬主:Sheikh Mohammed

通算成績:22戦8勝(8-3-2-9)
主な戦績:ブガッティ大賞、ヨーロッパ賞など
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血統評価:2.5pt

 
兄弟全馬勝ち上がっており重賞馬は当馬だけだが安定した産駒を出す母といえる。牝系も重賞馬が続いているし母の半兄にはG1馬もいる。A級種牡馬で安定して結果出したので今後控えている兄弟はS級種牡馬産駒がいるので更に期待してよさそう。
 

前評判

 
2014年のセレクトセールにおいて、金子真人氏が5000万強の価格で落札。この時点で走るイメージしか湧かないが、デビュー後はまさに大物感溢れる走りで重賞制覇まで一直線に駆け抜けた。馬体の見映えがとにかく素晴らしく、見惚れる作りで走らない方がおかしいという印象。母系が非常に優秀で、当たりの確率が高いシングスピールを経由している事で血の底力をグッと上げている。
 

馬名の意味

 

イタリアの幻のデザートワイン

 
金子真人氏らしいシンプルながらも変化球のネーミング。

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