3歳上1勝クラス直後
レースでは積極的にハナを主張、完全にペースの主導権を握る形で絶好のレース展開だったシハーブ。しかし、直線で手応え程に伸び切れず、ややヨレる様な素振りを見せてライジングドラゴンにあっさり差し切られてしまった。鞍上のルメール騎手もレース後に、『最後に苦しがったのは喉の影響でしょう。息遣いも悪かったです』とコメント。陣営も喉の検査に出すなどし、万全の態勢でまた実戦に戻って来て欲しい。
3歳上1勝クラス直前
シハーブの復帰戦を待ちわびた人がどれだけ多かっただろうか。11月のデビュー戦では桁違いの脚を繰り出し、怒涛の7馬身差で勝利を飾った本馬。シャケトラの半弟という事に加え、父はゴールドアリュールのダート専門の血統だけに砂路線での大活躍を期待されていた。休養期間は長かったものの、それだけ成長期間に充てられたという事。今回の復帰戦でも昇級初戦とは言え、レベルの違う圧勝劇を見せて欲しい。鞍上はC.ルメール騎手。
2歳新馬直後
2018年11月11日 2歳新馬 ダート1600m 東京競馬場
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もっさりとした気性でスタートの出遅れは想定内だったシハーブ。道中も内で折り合いを欠くシーンを見せながら徐々にポジションを上げて行く。直線に向くと、一気にフォームが変わり沈み込む様な走りでトップギアへ。一瞬の内に先頭に立つと、そこから2着ロジポルカに7馬身差を付ける圧巻の走りでデビュー戦勝利を飾った。普通に行けば大差圧勝の内容だけに、これはちょっとモノが違う存在だ。
2歳新馬直前
サマーハの仔出しが良いのか実に良い馬体のシハーブ。更に輪をかけてダート仕様の馬体になったのもあり、走るイメージしか湧かない。それに藤沢和雄厩舎の勢いを加味すれば、初戦はまず確実に上位争い必至だろう。母父シングスピール自体、優秀な産駒を輩出しているがゴールドアリュールとの相性次第ではダート界の大物に成り得る器か。デビュー戦の走りをとくと拝見したい。
シハーブ
シャケトラの半弟にあたるシハーブ。父がゴールドアリュールに変わり、ゴリゴリのダート馬という感じの作りになった様である。如何にも先行押し切りが似合いそうな筋骨隆々の馬体で、力の要る馬場は特に得意そう。母父シングスピールの産駒実績は特筆すべきものがあり、父との相性は未知数だがダート戦線でも十二分に活躍する下地は揃っているのではないだろうか。馬体重は春の段階で524kg。
血統背景
ゴールドアリュール | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ニキーヤ | Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Reluctant Guest | Hostage | ||
Vaguely Royal | |||
サマーハ | シングスピール | In the Wings | Sadler's Wells |
ハイホーク | |||
Glorious Song | Halo | ||
Ballade | |||
Genovefa | Woodman | Mr. Prospector | |
プレイメイト | |||
Reigning Countess | Far North | ||
Countess Fager |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.4pt
母は重賞勝ちはないが母の兄がG1馬で、祖母も曾祖母も重賞馬なのである程度の地力があるファミリーではある。兄弟も全馬勝ち上がっており、重賞馬もいるので父ゴールドアリュールの忘れ形見になれる器の期待が出来る血統だろう。
前評判
ポテンシャルの高さから条件戦辺りまでは芝でもそこそこ戦えるかもしれないが、本質的にはダートでこその1頭。兄シャケトラの馬体も雄大で非常に迫力のある見映えだったが、弟はデビュー前にして既にそれより大きい馬格の持ち主。後は動きが重たくならない事を祈るばかりで、そこは藤沢和雄師の手腕にかかっていると言っても過言ではない。
馬名の意味
流星(アラビア語)
額の白徴と母名より連想してのネーミング。
2着:ロジポルカ 牡2 (内田博幸)
3着:キャラメライズ 牝2 (武藤雅)
レースタイム:1:39.2(良)
レース上がり3ハロン:36.9
勝ち馬上がり3ハロン:36.0