阪神芝1800mの新馬戦でデムーロが騎乗

 
調教で坂路を駆け上がるシエラネバダ

調教で坂路を駆け上がるシエラネバダ

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毎年精鋭が揃う音無秀孝厩舎の中でも特に注目度の高いシエラネバダ。それもその筈で、叔父にクロフネ、全兄にはスプリングステークスを勝ったマウントロブソンがいる超良血馬だ。その期待馬が早くも始動出来るという事自体、調整が順調に進んでいるという事だろう。

しかしながら、宝塚記念の日に行われる新馬戦は有名な出世レース。勝ち馬では2007年アーネストリー、翌年がロジユニヴァースと2年連続でGI馬を輩出している。出走馬まで広げれば、トールポピーにキャプテントゥーレ、エイシンフラッシュとクラシックで活躍した馬ばかり。それ故、出走馬はかなりレベルの高いメンバー構成で、ここでの内容が今後を占う意味でも重要となって来るのは間違いない。今年のクラシック戦線を席巻した同厩舎から早くもエースが誕生なるか??週末の同馬の走りに要注目である。
 

馬体診断

 
シエラネバダ(ミスパスカリ2015)

シエラネバダ(ミスパスカリ2015)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ミスパスカリ
母父:Mr. Greeley
所属:音無秀孝厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス
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馬体は既に完成形と言っても過言ではないシルエット。芦毛の馬体ながら筋肉の隆起などはしっかりと確認でき、且つ成長力のある血統からまだ一回り大きくなりそうな雰囲気も持つ。兄のマウントロブソン、ポポカテペトルも初戦から動き出せる仕上がり早なのでデビューも間近だろう。馬体重は春の取材時点で477kg。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ミスパスカリ Mr.Greeley Gone West Mr.Prospector
Secrettame
Long Legend Reviewer
Lianga
ブルーアヴェニュー Classic Go Go Pago Pago
Classic Perfection
Eliza Blue Icecapade
コレラ


 

兄弟馬

 
マウントロブソン

マウントロブソン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ミスパスカリ
母父:Mr.Greeley
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:9戦3勝(3-2-0-4)
主な勝鞍:スプリングステークスなど
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ポポカテペトル

ポポカテペトル

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ミスパスカリ
母父:Mr.Greeley
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:5戦2勝(2-0-0-3)
主な勝鞍:ゆきやなぎ賞など
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近親馬

 
クロフネ

クロフネ

牡馬

父馬:フレンチデピュティ
母馬:ブルーアヴェニュー
母父:Classic Go Go
所属:松田国英厩舎(栗東)
生産:Nicholas M.Lotz(米)
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:10戦6勝(6-1-2-1)
主な勝鞍:NHKマイルカップ、ジャパンカップダートなど
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血統評価:1.9pt

 
母は、クロフネの半妹。産駒には全兄にあたるマウントロブソン、ポポカテペトルとOP格を出しているが重賞勝ちあるもののアベレージは少し低い。血統背景としてもクロフネ以外に活躍馬がいないのでファミリーで指名できるほどでもない。
 

前評判

 
『動きはしなやかな良いフットワーク。如何にもディープインパクト産駒っぽいんですが、気性は大人しく素直ですね。完成度が高いので早い時期から動けそうな雰囲気。距離は中距離以上で活躍するタイプだと思いますよ』との事。既に栗東入厩、阪神の末開催でデビュー予定との情報も流れている。
 

馬名の意味

 

カリフォルニアの大山脈

 
兄2頭も同じく山々関連の名前でそれを引き継ぐネーミング。金子オーナーが付けた名前ならどれもこれも走って来そうな気がしてならない。

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