新馬は父以上の荒れっぷり

 

2018年12月02日 2歳新馬 芝2000m 中山競馬場

1着:シェドゥーヴル 牡2 (W.ビュイック)
2着:カミノシルヴィ 牝2 (西田雄一郎)
3着:エコロドリーム 牡2 (木幡巧也)

レースタイム:2:03.9(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
 
道中、グンと加速し一気に逃げ馬に並びかけるシェドゥーヴル。ギアの上がり方からしてかなりのポテンシャルを秘めているのは十二分に判断が付く。しかし、直線では打って変わってとんでもない斜行を披露し暴れん坊の素質を遺憾なく発揮。さすがオルフェーヴルの仔、まるで父の現役時代を彷彿とさせる様な無茶苦茶な走りだった。それでも勝ち切るのだから、これが矯正されまともに走って来れば相当な大物に化ける可能性も大。勿論、その逆も大いに考えられる。
 

ワールドワイドな活躍を期待

 
馬体の良さが目を引くシェドゥーヴル

馬体の良さが目を引くシェドゥーヴル

via google imghp
 
今年、アメリカで芝とダートのGⅠを制したYoshida(父ハーツクライ)が半兄にいるシェドゥーヴル。ジークカイザーやヴェルテアシャフトもPOGで相当な人気を誇った馬たちだけに、同馬にかかる期待も相当なもの。美浦の名門・木村哲也厩舎でも『バネがあってフットワークが軽い。ゆっくり育てて行きたい』と評価されている1頭だけに、デビューして来たのなら初戦からエンジン全開という事だろう。いずれは海外でも活躍出来る様な逸材であって欲しい。
 

シェドゥーヴル

 
シェドゥーヴル(ヒルダズパッション2016)

シェドゥーヴル(ヒルダズパッション2016)

牡馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:ヒルダズパッション
母父:Canadian Frontier
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬
via google imghp
 
母ヒルダズパッションは米GⅠ勝ち馬、産駒にアメリカのターフクラシックステークスを勝利したYoshida(父ハーツクライ)やジークカイザー(父ディープインパクト)など才能溢れる馬が多く仔出しも上々。シェドゥーヴルは父がオルフェーヴルに変わり、安定感よりも一発の爆発力に期待出来る1頭となっている。比較的、兄たちは適正距離が長めで、シェドゥーヴル自体も恐らく2000m以上での活躍が顕著になって来るだろう。そういう意味では番組の多い秋以降から動き出しても遅くは無い筈だ。馬体重は春の段階で491kg。
 

血統背景

 
オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート ノーザンテースト
グランマスティーヴンス
ヒルダズパッション Canadian Frontier Gone West Mr. Prospector
Secrettame
Borodislew Seattle Slew
Breath Taking
Executricker El Prado Sadler's Wells
Lady Capulet
Trick Trick Clever Trick
Full Virtue


 

兄弟馬

 
ジークカイザー(ヒルダズパッション2013)

ジークカイザー(ヒルダズパッション2013)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ヒルダズパッション
母父:Canadian Frontier
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:15戦4勝 (4-3-2-6)
主な戦績:近江特別など
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Yoshida(ヒルダズパッション2014)

Yoshida(ヒルダズパッション2014)

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ヒルダズパッション
母父:Canadian Frontier
所属:William Mott厩舎(米)
生産:ノーザンファーム
馬主:China Horse Club&WinStar Farm&Head of Plains Partners

通算成績:12戦4勝 (5-3-0-4)
主な戦績:ターフクラシックステークス、ウッドワードステークスなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.5pt

 
Yoshidaが快挙を成し遂げたように兄弟は、日本産駒も安定して結果は出しているのでいつ強豪馬が登場しても不思議ではない。母はG1馬で兄弟も走っているがファミリーに日本実績はなく、血統構成も微妙で今回は父がオルフェーヴルだけに安定感にややかけるので上振れを期待するしかないだろう。
 

前評判

 
『気性面でヤンチャな部分も残っていますが、騎乗には問題ない程度。それより動きに柔軟性があって良い乗り味をしています。強めに追い切ってもブレずにバネのあるフットワークで最後まで良い動きを見せていて期待の大きい1頭です』とは関係者のコメント。一族の勢いが付いて来た今頃にオルフェーヴルで大物が出て来ても何ら不思議ではない。
 

馬名の意味

 

傑作、名作(フランス語)

 
金細工師(オルフェーヴル)である父の最高傑作となるよう願ってのネーミング。

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