平安ステークス直前
前走のフェブラリーステークスも果敢に先行し、インティやゴールドドリームには千切られたものの自身6着と不慣れな舞台で地力は示した1戦だった。とは言え、サンライズソアはやはり1800m以上のゆったりとレース運びができる距離でこそ。加えて脚抜きの良い軽いダートという点で、京都コースは絶好の条件と言える。今回、オメガパフュームが斤量を背負って中団で動きにくい展開となれば前々で本馬が昨年同様に逃げ粘っている可能性も大いに有り得るだろう。
フェブラリーステークス直前
地味なキャラクターのせいか、ダートの最高峰であるJBCクラシックとチャンピオンズカップで連続3着に入っているサンライズソアが事前予想で6番人気。確かに上位勢は勢いがある強豪達ばかりだが、直近の実績的にはこの馬がNo.1と言っても過言ではない。勝ち切れない部分は目を瞑ったとしても、馬券圏内に食い込んで来る可能性はかなり高いだろう。ある意味で軸に相応しい1頭かもしれない。インティが芝スタートで行き切れないなら同馬がハナに立って波乱の演出も。
チャンピオンズカップ直後
2018年12月03日 チャンピオンズカップ ダート1800m 中京競馬場
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スタートから積極的に前目のポジションを取りに行くサンライズソア。内からアンジュデジールが行くのを見て先行集団の頭を取る絶好位で道中を進める。4コーナーである程度出して行き、直線では早めにアンジュデジールを捕まえて一旦は先頭に立つ走りを見せた。しかし、内から突き抜けたルヴァンスレーヴにあっさり突き放されると、最後は後方から追い込んだウェスタールンドにもかわされて3着に敗れてしまう。とは言え、勝ちに行く内容は評価すべきでJ.モレイラも勝ち馬の強さに納得の敗戦といったところだった。
チャンピオンズカップ直前
今回はケイティブレイブが後ろに位置するルヴァンスレーヴへの警戒を強める事から、前にとっては競馬がしやすい1戦だろう。スッとハナに立てそうなサンライズソア、前走よりも更に状態は上がって来ているとの噂だ。鞍上にはJ.モレイラ騎手を迎えて道中リズム良く進めば、JBCクラシック時よりも粘り腰がきいた直線の走破シーンを見れるのではないだろうか。これは上位争い必至の1頭と見たい。
サンライズソア
デビュー当初は同年代のサンライズノヴァの方が活躍著しく、同馬の影に隠れていたサンライズソア。しかし、安定感という意味ではこちらの方が馬券的軸に相応しく人気は案外あった方だろう。それが古馬になり更に馬の成長が見られ、今ではその立ち位置が逆になって来てさえいる程。どんなレースでも逃げ、先行してしっかりゴールまで脚を使い切る姿は容易に想像が出来る。
血統背景
シンボリクリスエス | Kris S. | Roberto | Hail to Reason |
Bramalea | |||
Sharp Queen | Princequillo | ||
Bridgework | |||
Tee Kay | Gold Meridian | Seattle Slew | |
Queen Louie | |||
Tri Argo | Tri Jet | ||
Hail Proudly | |||
アメーリア | スペシャルウィーク | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing well | |||
キャンペーンガール | マルゼンスキー | ||
レディーシラオキ | |||
ビハインドザマスク | ホワイトマズル | ダンシングブレーヴ | |
Fair of the Furze | |||
ヴァインゴールド | Mr.Prospector | ||
Chancy Dance |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ヴァインゴールドの一族で祖母にビハインドザマスクがいるファミリー。ただ兄弟に実績馬はいないし母もはしっていないので繁栄一族出身のクリスエス産駒のダートあたり馬といえる。
前評判
デビュー前から動きは良く、新馬戦では後にスプリングステークス2着に入るアウトライアーズを負かしているサンライズソア。しかも芝での成績だけに元々のポテンシャルはかなり高かったのだろう。その後、暫く頭打ちとなるもダート転向後は安定した成績で着実にクラスを勝ち上がって行き、気が付けばGⅠ戦線に名を連ねる1頭となっている。紐解けば活躍馬の多いヴァインゴールド一族の出自だ。
馬名の意味
冠名+急上昇
成績が急上昇となる様に想いを込めてネーミング。
2着:ウェスタールンド セ6 (藤岡佑介)
3着:サンライズソア 牡4 (J.モレイラ)
レースタイム:1:50.1(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.6