種子骨靭帯に炎症が判明

 
天皇賞秋2着が最高実績のサングレーザー

天皇賞秋2着が最高実績のサングレーザー

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今年も天皇賞秋に出走予定だったサングレーザーが右前脚のつなぎ部分に腫れが確認され、その後正式にGⅠレーシングサイドより『種子骨靭帯に炎症が判明』と発表。今シーズンは全休する事が決定し、本馬の勇姿を見る事は当分の間お預けとなった。ディープインパクトが死亡し、跡継ぎ問題で大きく揺れる生産界。このタイミングで大きなタイトルを獲れれば一気に種牡馬としての価値も上がる筈だっただけに、ここでの離脱は陣営としてもかなりのチャンスロスとなった。もしかすると、大事を取ってそのまま引退という噂も出ているが果たして。
 

札幌記念直後

 

2019年8月18日 札幌記念 芝2000m 札幌競馬場

1着:ブラストワンピース 牡4 (川田将雅)
2着:サングレーザー 牡5 (岩田康誠)
3着:フィエールマン 牡4 (C.ルメール)

レースタイム:2:02.1(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
想定よりも前の位置でレースを進めたサングレーザー。道中は逃げ馬の直後でインを追走して行ったが、4コーナーでスッと間を割って上がって行き直線入り口で先頭へ。先に仕掛けて勝負を懸けて行ったが、その間を抜け出して来たブラストワンピースがゴール前で馬体を並べ最後はグンと前に出て無念の差し切りを許してしまった。とは言え、やはり札幌の舞台は活き活きとした走りを見せGⅠ馬相手に互角以上の内容。2000m以下でならタイトルも狙えるだけに今後はローテーションにも注目したい。
 

札幌記念直前

 
札幌芝コースはお任せのサングレーザー

札幌芝コースはお任せのサングレーザー

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札幌巧者と言えば現役馬ではサングレーザーが真っ先にイメージとして思い浮かぶ。何と言っても北海道シリーズ最大の特徴は洋芝。中央の競馬場とは全く違う性質の芝をこなせるかこなせないかは非常に大きなポイントとなって来るだろう。今回上位人気が予想される3頭(フィエールマン、ワグネリアン、ブラストワンピース)は洋芝経験無し。その点、3戦して3勝と無敗を誇るサングレーザーの方に分があるのではないだろうか。ここを勝って秋の舞台に弾みを付けたいところ。
 

安田記念直後

 

2019年6月2日 安田記念 芝1600m 東京競馬場

1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:アエロリット 牝5 (戸崎圭太)
3着:アーモンドアイ 牝4 (C.ルメール)

レースタイム:1:30.9(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:32.9
 
好スタートを決めたサングレーザーは、いつもより一列前の先行集団一角で競馬を進めた。岩田康誠騎手の持ち味よろしく、直線は想定通りのイン突きで進路を狙って行くとジワジワ伸びて前を詰める走り。粘るグァンチャーレ、外からモズアスコットの3頭が横並びで最後はゴールイン。5着に終わるも、臨戦過程などを考えれば大健闘の掲示板入線と言えるのではないだろうか。さすがに前年程の勢いは無くなっているのが本音か。
 

安田記念直前

 
岩田騎手を背に坂路で追い切るサングレーザー

岩田騎手を背に坂路で追い切るサングレーザー

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今回、初タッグを組む岩田康誠騎手を背に坂路で追い切ったサングレーザー。鞍上もその走りに手応えを掴んでおり、後は状態と展開が向く事を祈るばかり。今の高速馬場は願ってもない好条件だけに、時計は速くなってくれればくれる程良い筈。前走が大幅なプラス馬体重だった事から、少なくとも今回はマイナスで出て来て欲しいところ。アーモンドアイをマークしつつ、最後の直線で一気に弾ける算段だ。
 

大阪杯直後

 

2019年3月31日 大阪杯 芝2000m 阪神競馬場

1着:アルアイン 牡5 (北村友一)
2着:キセキ 牡5 (川田将雅)
3着:ワグネリアン 牡4 (福永祐一)

レースタイム:2:01.0(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
 
発馬で立ち遅れて最悪のスタートを切ったサングレーザー。体も完全にできあがっておらず、脚元も気にしながらの追走で全く話にならない道中。肝心の4コーナーでもスパート時に脚をスリップしてしまう始末となった。さすがにこれでは直線で追い込みが炸裂する筈もなく、ダラダラと脚を使って12着大敗を喫した。ハッキリ次の香港が目標とは言え、さすがにここまで競馬にならないのであれば出走を見送って欲しかったのが本音だろう。
 

大阪杯直前

 
最終追いは調整程度のサングレーザー

最終追いは調整程度のサングレーザー

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1週前の坂路ではびっしりと追われ自己ベストのタイムを出したサングレーザー。使い詰めるよりフレッシュな状態で走らせた方が良く、今回がある意味でメイチの勝負と見たい。春のGⅠ戦線の中では、大阪杯と安田記念が条件としてはベストでいきなりから陣営も勝負気配を出して来ているだろう。鞍上はF.ミナリク騎手をスタンバイ、手が合えば直線外から強襲して来ているのではないだろうか。
 

香港カップ直前

 
迫力のある追い切りで好調アピールのサングレーザー

迫力のある追い切りで好調アピールのサングレーザー

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香港入り後も至って順調な調整を続けているサングレーザー。その表れか、芝コースでの追い切りでは見事な動きを披露。ラスト2Fを軽く仕掛けられると楽な手応えで22秒4という数字を叩き出した。これには地元メディアも驚きの表情を浮かべ、一気に香港カップの有力候補に。当然ながら鞍上は引き続き、J.モレイラ騎手が騎乗。初のタイトルは国内では無く国外になる可能性が非常に高い。
 

天皇賞秋直後

 

2018年10月28日 天皇賞秋 芝2000m 東京競馬場

1着:レイデオロ 牡4 (C.ルメール)
2着:サングレーザー 牡4 (J.モレイラ)
3着:キセキ 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:56.8(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
レース運びとしてはレイデオロの次に完璧な展開だったサングレーザー。最後の直線でも一瞬は先頭に立ちそうな勢いで伸びて来たが、さすがにレイデオロまでには及ばなかった。それでも、ゴール前で菊花賞馬キセキを僅かに差し切っての2着は十分にな結果ではないだろうか。鞍上のJ.モレイラ騎手も『残り200mで差せるかと思った。ありがとうと言いたい』とその走りに納得。今後はマイル~中距離路線での幅広い活躍を期待したい。
 

天皇賞秋直前

 
坂路でサッと仕上げたサングレーザー

坂路でサッと仕上げたサングレーザー

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とにかく順調のひと言だろう。札幌記念で2000mの距離を克服しマカヒキなど一流古馬相手に勝利を飾ったサングレーザー。今回はJ.モレイラ騎手とのコンビで参戦する事となったが、果たして同騎手はこの手の馬にどう乗って来るのだろうか。調教助手も『間違いなく1番のデキ』とその状態には絶対的な自信を持っている様子だった。初GⅠ制覇が天皇賞秋となればその次も更に見通しは明るくなるだろう。
 

札幌記念直後

 

2018年08月19日 札幌記念 芝2000m 札幌競馬場

1着:サングレーザー 牡4 (福永祐一)
2着:マカヒキ 牡5 (C.ルメール)
3着:モズカッチャン 牝4 (M.デムーロ)

レースタイム:2:01.1(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.8
 
道中やや行きたがる面を見せるも、幸いハイペースで流れた結果折り合いはしっかり付けられていたサングレーザー。4コーナーでサクラアンプルールほかが一気に外から押し上げた時、内に包まれる形となったがこれも結果的には良かったのだろう。脚が溜まって直線半ばではスペースが空く幸運にも恵まれ、そこからは一瞬のキレで前のマカヒキを捉えてハナ差かわしての勝利。ラッキーが続いた1戦ではあったが、それでもこの相手とこの条件で2000mをこなせる事自体に能力の高さを感じる。充実した今なら秋のGⅠタイトルももはや目前と言って良いだろう。
 

札幌記念直前

 
札幌芝コースで追い切るサングレーザー

札幌芝コースで追い切るサングレーザー

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これまでマイルを中心にどちらかと言えばそれより短距離で良績が集中しているサングレーザー。スピードとキレに勝った馬で、適正は当然そこにあるだろう。とは言え、決して中距離が無理なタイプでも無さそうなイメージも。心身が成熟した今ならもしかするとこなせるかもしれない。担当助手も『試すには今が絶好の時期』とコメント、ちなみに札幌は2戦2勝と無類の相性を誇るコースでもある。ここで好勝負を演じる様な事があれば、マイルチャンピオンシップの他に天皇賞秋や暮れの香港も選択肢に入って来るだろう。
 

安田記念直後

 

2018年06月03日 安田記念 芝1600m 東京競馬場

1着:モズアスコット 牡4 (C.ルメール)
2着:アエロリット 牝4 (戸崎圭太)
3着:スワーヴリチャード 牡4 (M.デムーロ)

レースタイム:1:31.3(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
 
大外枠も何のその、好スタートから積極的に位置を取りに行ったサングレーザー&福永祐一騎手。今の馬場を考えれば多少のリスクを背負ってでも前に付けなければ勝負出来ないとの判断だろう。直線入り口までは理想的な形で進みいざヨーイドンの勝負に。そこからいつもの弾かれる様な伸びは見られず、ジワジワと前との差を詰める程の追い込み。福永騎手がレース後、『前に行った分、最後まで伸び切れなかった』とコメントしている事からも敗因は明白。やはりまだ自分から動いて勝ち切る程の実力は伴っていない。
 

マイラーズカップ直後

 

2018年04月22日 マイラーズカップ 芝1600m 京都競馬場

1着:サングレーザー 牡4 (福永祐一)
2着:モズアスコット 牡4 (C.ルメール)
3着:エアスピネル 牡5 (武豊)

レースタイム:1:31.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
 
スタートから自然と中団より後方にポジションを取ったサングレーザー。前は馬場状態を考えれば平均的なペース、そこに早め先頭へ抜け出したモズアスコットを目標にして直線大外へ。エアスピネルをあっさりかわすと、粘るモズアスコットすら楽々と差し切って快勝。タイムも1分31秒3のコースレコードという圧巻の内容だった。安田記念では東京競馬場が初という点のみ不安材料ではあるが、今の高速馬場は向きそうな予感。初戴冠なるか。
 

マイルチャンピオンシップ直後

 

2017年11月19日 マイルチャンピオンシップ 芝1600m 京都競馬場

1着:ペルシアンナイト 牡3 (M.デムーロ)
2着:エアスピネル 牡4 (R.ムーア)
3着:サングレーザー 牡3 (福永祐一)

レースタイム:1:33.8(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
直線では持ったままの手応えで上手く外に出したサングレーザー。先に抜け出したエアスピネルを追い掛けて末脚を伸ばすも、最後は後ろからペルシアンナイトに差し切られ僅差の3着に敗戦。とは言え、キャリアが浅い中でこれだけの競馬が出来たという事は上々の評価をして良い。明けて4歳、更にパワーアップした同馬が短距離戦線の新チャンピオンに上り詰めても何ら不思議ではないだろう。マイラーズカップでの復帰戦をとくと拝見したい。
 

スワンステークス直後

 

2017年10月28日 スワンステークス 芝1400m 京都競馬場

1着:サングレーザー 牡3 (C.デムーロ)
2着:ヒルノデイバロー 牡6 (四位洋文)
3着:レッツゴードンキ 牝5 (岩田康誠)

レースタイム:1:22.4(重)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
スワンステークスでは道中内々で包まれながらの追走。それでも最終コーナーで上手くスペースを確保し直線コースへ。重馬場を苦にせず鋭く伸び、先に抜け出したヒルノデイバローをきっちりかわして重賞初制覇を達成した。これで4連勝中は全て最速の上がりを計測した事になり、完全本格化は間違いない。後はGⅠタイトルに向け、今回のマイルチャンピオンシップで歴戦の強者たち相手にどこまで戦えるかだろう。マイル戦には定評のある福永祐一騎手のエスコートにも注目だ。
 

道新スポーツ賞直後

 

2017年07月30日 道新スポーツ賞 芝1500m 札幌競馬場

1着:サングレーザー 牡3 (福永祐一)
2着:ツーエムマイスター 牡5 (池添謙一)
3着:ヒルノマゼラン 牡4 (古川吉洋)

レースタイム:1:29.7(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
好スタートを切るも焦らず中団に下げて競馬を進めるサングレーザー。道中は馬群がひと塊となって特に大きな動きもなく4コーナーへ。そこから各馬一斉にキレ勝負の直線に入るも、逃げたツーエムマイスターが二枚腰の粘りを見せて逃げ切り態勢へ。しかし、その直後を追走していたサングレーザーが一瞬の脚で馬群を割って悠々と差し切る圧巻の内容。このクラスでもモノが違うと言わんばかりのパフォーマンスに、近い将来重賞戦線で活躍している姿をダブらせた。
 

サングレーザー

 
サングレーザー(マンティスハント2014)

サングレーザー(マンティスハント2014)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:マンティスハント
母父:Deputy Minister
所属:浅見秀一厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:G1レーシング

通算成績:20戦7勝 (7-3-4-6)
主な戦績:札幌記念、マイラーズカップなど
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見るからにディープインパクト産駒らしい馬体の張り加減。しなやかそうな筋肉と体の可動域が広そうなクビ差しの雰囲気など、走る馬のそれが随所に見られる良い立ち姿だ。昨年のG1レーシング内でも比較的高い評価を受けていた同馬だったが、残念ながらクラシック戦線には乗れず終い。しかし、元々の距離適性がマイル前後という事からも今後は短距離での活躍が期待される1頭だ。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
マンティスハント Deputy Minister Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shakney
ウィッチフルシンキング Lord Avie Lord Gaylord
Avie
Halloween Joy Exuberant
Halloween


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
ロフティーエイム

ロフティーエイム

牝馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ウィッチフルシンキング
母父:Lord Avie
所属:二ノ宮敬宇厩舎(美浦)
生産:追分ファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:26戦3勝 (3-6-1-16)
主な戦績:福島牝馬ステークスなど
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メーデイア

メーデイア

牝馬

父馬:キングヘイロー
母馬:ウィッチフルシンキング
母父:Lord Avie
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:社台レースホース

通算成績:19戦10勝 (10-3-2-4)
主な戦績:JBCレディスクラシックなど
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血統評価:1.6pt

 
ファミリーに特に目立った活躍馬がいないし兄弟も目立った活躍馬がいないので血統背景からの強調材料は全くない。
 

前評判

 
新馬でおろす前から各方面の評判が高かったサングレーザー。母マンティスハントも2番仔から続けて3勝馬を出し続けている良質な繁殖牝馬だ。それまでの種牡馬もフジキセキ、ゴールドアリュール、マンハッタンカフェとA級によるもので、今回本馬でようやくディープインパクトが配合された。取分け、馬体だけで言えば一流馬の風格も漂わせているだけに実際の潜在能力は相当なのだろう。
 

馬名の意味

 

太陽の近くをかすめるように通る彗星

 
血統などとの関連性は分からないが、意味と響きは相当カッコいい。こういったネーミングがどんどん出て来て欲しいものである。

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