アルテミスステークス直後
2019年10月26日 スワンステークス 芝1600m 東京競馬場
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リアアメリアと共にやや立ち遅れたサンクテュエールだったが、すぐにリカバリーをして道中は好位から前へ。途中で前を意識してか早めに進出して行くと逃げたビッククインバイオの横に付けて2番手まで押し上げて行った。そのまま手応え良く直線を迎えると早々に追い出して出し抜けを図る展開。しかしながら、ビッククインバイオは競り落としたものの、外から一気に追い上げたリアアメリアにあっさりと差し切られてしまい2着に敗退。着差以上に実力差を思い知らされる1戦となった。
アルテミスステークス直前
毎年の様に良血馬が集まる藤沢和雄厩舎。その中でもこのサンクテュエールは異彩を放っており、やはり母ヒルダズパッションの実績に血統構成、兄の活躍など含めても世界に送り込みたい存在でもある。初戦はほぼ仕上げていない状態でのあの内容なら、ひと叩きして一変という事もあるだろう。リアアメリアの壁はそう簡単ではないが、越えられるとすれば覚醒した時の本馬くらいなものか。とにかく、いきなりの直接対決は見逃せない。
2歳新馬直後
2019年8月11日 2歳新馬 芝1600m 新潟競馬場
1着:サンクテュエール 牝2 (C.ルメール)
2着:ファイヤーテーラー 牝2 (岡田祥嗣)
3着:コンカルノー 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:36.5(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:ファイヤーテーラー 牝2 (岡田祥嗣)
3着:コンカルノー 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:36.5(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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スタート直後、スッと外目を上がって行くサンクテュエール。逃げ馬ファイヤーテーラーの後を追う様にして引っ張りきりの手応えで2番手を追走となった。それでも我慢がきかないレベルでは無く、途中からスッとしっかり折り合い絶好の脚色で勅撰コースへ。そこから前2頭の叩き合いが続き、残り1Fを過ぎた辺りでもうひと伸びして見せたサンクテュエールが着差以上の内容で白星デビューを果たした。距離的に2000mまでが限界という様なイメージで、1つ前のカトゥルスフェリスとはまた違ったタイプとなるだろう。
2歳新馬直前
兄弟馬全てがPOGから実際のレース前まで話題を振りまいてくれるヒルダズパッション一族。その中でも今回のサンクテュエールは特に肝煎りの存在であり、藤沢和雄厩舎預託という点だけでも扱いが違う事をお分かり頂けるだろうか。半兄ヨシダは今年のドバイワールドカップにまで参戦したアメリカのスターホース。そして、先日他界したディープインパクト産駒というだけにここは先ずあっさりと白星を飾って欲しい。牝馬で8000万円募集も相当な評価額だろう。
サンクテュエール
母の産駒には米で芝・ダートの両GⅠを制したヨシダ(父ハーツクライ)がいる血統馬で、日本でもジークカイザーやヴェルテアシャフトなどで毎世代人気を背負う一族である。その全兄2頭もそこそこの活躍を見せており、今回は牝馬に出てどうかという点が非常に重要なファクターだろう。牝馬で8000万円はクラブでは最高レベルの評価であり、それだけの期待値を見出しても良いレベルの産駒か。馬体重は春の段階で466kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ヒルダズパッション | Canadian Frontier | Gone West | Mr. Prospector |
Secrettame | |||
Borodislew | Seattle Slew | ||
Breath Taking | |||
Executricker | El Prado | Sadler's Wells | |
Lady Capulet | |||
Trick Trick | Clever Trick | ||
Full Virtue |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:2.3pt
母は米G1馬で産駒にも米G1馬のヨシダがいるが海外産駒の為、上記評価にはふくまれていないがそれでも2.3ptあるのである程度期待してよいだろう。ただ逆に日本では期待に対して結果がともなってはいないので今後の産駒次第ではあるが現状はそこまで評価できる血統背景とはいえない。
前評判
牝馬らしい柔らかみのある馬体で、如何にもキレそうなイメージのサンクテュエール。全兄ジークカイザー、ヴェルテアシャフトもデビュー戦を快勝している事から仕上がり早のファミリー。その上がいまいち尻すぼみの成績で活躍が芳しくないという意味では、この牝馬変わりは期待して良い傾向か。何より、藤沢和雄厩舎に預託という点が非常に心強い限り。近年のクラシックでは毎年有力馬を送り込んでいるだけに、本馬にも当然ながら期待がかかる。
馬名の意味
聖域(フランス語)
他馬を凌駕し人を魅了する神聖な走りを見せてほしいという想いからネーミング。
2着:サンクテュエール 牝2 (C.ルメール)
3着:ビッククインバイオ 牝2 (大野拓哉)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.0