菊花賞直後
2019年10月20日 菊花賞 芝3000m 京都競馬場
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道中は10番手付近の外目をしっかりと折り合い追走したサトノルークス。62秒台の1000mラップが2度続く程の超スローペースとなったが4コーナーまでジッと我慢の競馬で前を見据える形。ヴェロックスが動くのを確認すると、そこから仕掛け出して直線は大外へ。グングン加速すると標的のヴェロックスをかわし後は内のワールドプレミアだけとなったが、惜しくも僅かにクビ差届かず2着惜敗を喫してしまった。とは言え、展開や条件など全てがハマった1戦。
菊花賞直前
開口一番、『乗りやすい』とその印象を言葉に表した福永祐一騎手。気性的にも落ち着きがあり、操作性の高さは見て取れるサトノルークス。3000mという長丁場では非常に重要なファクターの1つで、更には母父Sadler's Wellsという血統からもスタミナが豊富な事はすぐに見て取れる。やや急仕上げ感のあるセントライト記念でも2着に浮上している様に実力は高い。後は枠や展開など、その他の要素も全て噛み合えば大駆けする可能性は十分残されているだろう。
セントライト記念直後
2019年9月16日 セントライト記念 芝2200m 中山競馬場
1着:リオンリオン 牡3 (横山典弘)
2着:サトノルークス 牡3 (川田将雅)
3着:ザダル 牡3 (石橋脩)
レースタイム:2:11.5(重)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
2着:サトノルークス 牡3 (川田将雅)
3着:ザダル 牡3 (石橋脩)
レースタイム:2:11.5(重)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
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ジョッキーもある程度、サトノルークスの特性を把握している様でスタートから押して1コーナーまでにポジションを取りに行っていたのが印象的だった。それでも中盤ではやや遅れて行ってしまうも、また押して盛り返し4コーナーでは先行集団の直後まで進出。そこから外に回さずワンテンポ遅れてインを突く作戦。しっかりと進路を確保してグングン上がって来ると、ザダルとの競り合いを制して2着入線となった。菊花賞ではそのスタミナを武器に伏兵視される1頭だろう。
皐月賞直前
姉タッチングスピーチ、兄ムーヴザワールドとやや遅咲きのイメージが強いリッスン産駒だが、サトノルークスに関しては早くから頭角を表して来た異色の存在。厩舎的に本格化は秋以降との見方は変わらない。それでも、これまでの3連勝を内容を見ていると皐月賞でも期待せずにはいられないのが本音だろう。池添謙一騎手も色気を持っているとの事で、前走の様な早め先頭からの粘り腰を発揮できる形になれば上位に食い込む可能性は十分。
すみれステークス直後
2019年2月24日 すみれステークス 芝2200m 阪神競馬場
1着:サトノルークス 牡3 (池添謙一)
2着:アドマイヤジャスタ 牡3 (岩田康誠)
3着:ショウリュウイクゾ 牡3 (浜中俊)
レースタイム:2:13.6(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
2着:アドマイヤジャスタ 牡3 (岩田康誠)
3着:ショウリュウイクゾ 牡3 (浜中俊)
レースタイム:2:13.6(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
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道中は番手で良いポジションをキープしたサトノルークス。自分から動いて最後まで後続を寄せ付けなかった走りは将来性を感じた事は確か。いきなりGⅠや重賞でどうかと言われると強くプッシュ出来ないが、それでも展開がゴチャ付いた時やタフな競馬になった時には台頭して来そうなイメージだ。2200m以上あった方が良さそうで、皐月賞よりダービー、ダービーより菊花賞でこそ。
2歳500万下直後
2018年12月28日 2歳500万下 芝1800m 阪神競馬場
1着:サトノルークス 牡2 (川田将雅)
2着:オールイズウェル 牡2 (藤岡佑介)
3着:カントル 牡2 (北村友一)
レースタイム:1:47.4(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
2着:オールイズウェル 牡2 (藤岡佑介)
3着:カントル 牡2 (北村友一)
レースタイム:1:47.4(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
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前走の500万下は想像以上に器用な立ち回りで内から突き抜けたサトノルークス。姉のタッチングスピーチやムーヴザワールドとはまた少しタイプの違った競馬が出来そうな印象を受けた。馬体も大柄では無く、鞍上の意のままに動ける点は大崩れが少ない結果に繋がって行くだろう。本格化は先でも、今の潜在能力でアドマイヤジャスタ相手にどこまで走れるか大いに注目である。鞍上は池添謙一騎手。
2歳500万下直前
今回の阪神2歳500万下戦は平場では無い。サトノルークスに始まり、ワグネリアンの全弟カントルにこちらも2億超えの良血馬トーセンカンビーナ、牝馬でデビュー戦を大楽勝して来たグランデストラーダと一種の重賞レベルにある1戦だ。ここを勝ち上がるにはなかなかの試練となるが、逆を言えばクラシック戦線の有力馬へと駆け上がる大チャンスでもある。大物の雰囲気は同馬が断トツであり、それだけの素質も秘めているだろう。サトノダイヤモンドが引退した今、サトノ軍団を牽引するのはこの馬しかいない。
2歳未勝利直後
2018年11月24日 2歳未勝利 芝1800m 京都競馬場
1着:サトノルークス 牡2 (J.モレイラ)
2着:トロハ 牝2 (松山弘平)
3着:モンオール 牡2 (M.デムーロ)
レースタイム:1:48.4(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.0
2着:トロハ 牝2 (松山弘平)
3着:モンオール 牡2 (M.デムーロ)
レースタイム:1:48.4(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.0
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新馬戦とは違い、スムーズなレース運びで番手競馬を進めたサトノルークス。スローペースで押し出される様にして4コーナー先頭。そのまま直線は独壇場の走りで快勝し、単勝1.3倍の期待に違わぬ内容だった。ひと叩きされてここまでレースぶりが見違える馬も珍しく、この競馬ならどのコースでも本来の能力を発揮出来るだろう。馬っぷりも良く、これから更にパフォーマンスを上げて来そうだ。来年のクラシック戦線に有力馬として参戦しているだろう。
2歳新馬直後
2018年9月29日 2歳新馬 芝1800m 阪神競馬場
1着:ゴータイミング 牡2 (武豊)
2着:サトノルークス 牡2 (C.ルメール)
3着:マイネルウォルトス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:50.9(重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:サトノルークス 牡2 (C.ルメール)
3着:マイネルウォルトス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:50.9(重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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好スタートを切るも他馬の出方を待って先行集団の後ろへ付ける道中。新馬戦らしい緩いペースでレースは進み直線での末脚勝負へ。先に抜け出したゴータイミングめがけ外に出したサトノルークス。半ばまでモタモタしていたが、坂を駆け上がってから一気にエンジン全開となった。ゴール前はひと際目立った伸びで、素質の高さを垣間見せた。鞍上のルメール騎手も『これはかなり走るよ』と手応えを掴んでいた様だ。
2歳新馬直前
世代最高額を叩き出した注目のサトノルークスがいよいよその姿をターフに現す。管理する池江泰寿調教師も、『完成はまだもっと後だとは思いますが、現時点では良い仕上がりだと思います。いずれ間違いなく走って来るでしょう』と控え目ながらも強気のコメント。サトノ軍団の中でもひと際存在感を放つ同馬だけに無様な競馬はすまい。とは言え、初戦からサラミスやゴータイミングといったこちらも世代の有力馬を相手に一体どんな走りを見せてくれるのだろうか。伝説の新馬戦になる事を期待したい。
サトノルークス
ローズステークス勝ち馬タッチングスピーチ、ムーヴザワールドを上に持つサトノルークス。2017年のセレクトセールでは2億7000万円もの高値で取り引きされた話題の馬で、里見氏も相当な期待を掛けていると言う。実際、見栄えのする馬体とオーラはやはり一流の血統馬のそれ。事実、同配合から重賞勝ち馬が出ているという点でこの馬にも同等の活躍を見込みたい所だが、如何せん大物気質とは裏腹に大成しない一族でもある。オーナーの勝負運がそこを払拭出来れば面白い。馬体重は春の段階で455kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
リッスン | Sadler's Wells | Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Fairy Bridge | Bold Reason | ||
Special | |||
Brigid | Irish River | Riverman | |
Irish Star | |||
Luv Luvin' | Raise a Native | ||
Ringing Bells |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.6pt
一族にG1馬多数で多岐にわたって繁栄しているがマイル実績馬がほとんど。その中で、母父サドラーズウェルズだが日本の中長距離で結果を出している母は少し異色かもしれない。兄弟は好馬体の馬が多くずっとディープインパクトを付け続けているあたり期待の証だろう。今一歩の産駒が多いがここで悲願のG1制覇となればよいが期待は出来るが安定感としてはやや弱い。
前評判
育成を担当したスタッフは『少し体が弱い部分もあるので強めの稽古をビシビシ出来る訳では無いですが、それでもディープインパクトらしい素軽い走りを見せていますね。勿論乗り味は抜群です。距離は上同様に長めでこその馬だと思います』とコメントしている。少し時間は掛かるかも知れないが、長期的視野で考えれば走って来るだろう。春のクラシックに間に合うかどうかは疑問。
馬名の意味
冠名+光(ラテン語)
もはや、サトノの冠名馬は何を付けてもそのブランド力で走りそうな気がしてならない。
2着:サトノルークス 牡3 (福永祐一)
3着:ヴェロックス 牡3 (川田将雅)
レースタイム:3:06.0(良)
レース上がり3ハロン:36.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.8