辛勝も先ずは1勝が大事

 

2018年10月08日 京都大賞典 芝2400m 京都競馬場

1着:サトノダイヤモンド 牡5 (川田将雅)
2着:レッドジェノヴァ 牝4 (池添謙一)
3着:アルバート 牡7 (J.モレイラ)

レースタイム:2:25.4(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
川田将雅騎手との初コンビでスムーズな道中のレース運びとなったサトノダイヤモンド。ライバルと目されたシュヴァルグランが先に動いたのをマークする様に上がって行くと、直線では早め先頭に立つ競馬で押し切り態勢に。最後は牝馬のレッドジェノヴァに詰め寄られるも、そこはキャリアと実績の差で振り切り嬉しい久々の重賞勝利。完全復調とは言い難いものの、勝ち癖を思い出すという意味では非常に貴重な白星となった。ここからサトノダイヤモンド政権の巻き返しなるか。
 

ラスト1F11秒4と絶好の動き

 
併せ馬で楽々と先着するサトノダイヤモンド

併せ馬で楽々と先着するサトノダイヤモンド

via google imghp
 
この秋の走りで進退が決まると言っても過言ではない。菊花賞、有馬記念を制しキタサンブラックを負かしたサトノダイヤモンドが遂に正念場を迎える。昨年の凱旋門賞挑戦以降、全盛期の走りには程遠いパフォーマンスでファンの期待を裏切り続けているのは無念のひと言。ひと夏を休み、リフレッシュした状態で臨む京都大賞典では是が非でも結果を出さねばならないだろう。その甲斐あってか、レース前追い切りでは抜群の動きを見せ復活の手応えを見せてくれている。後は実際のレースであの頃の走りをどこまで取り戻せるか。
 

全盛期の走りには程遠い内容

 

2018年06月24日 宝塚記念 芝2200m 阪神競馬場

1着:ミッキーロケット 牡5 (和田竜二)
2着:ワーザー セ7 (H.ボウマン)
3着:ノーブルマーズ 牡5 (高倉稜)

レースタイム:2:11.6(稍重)
レース上がり3ハロン:36.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.8
 
ややスタートで立ち遅れたサトノダイヤモンド。前半は慌てず後方から進め、勝負どころで外から一気に進出し直線入り口では先頭に並びかける競馬を見せた。本来ならここから更に加速し後続を引き離して完勝するスタイルだが、さすがに3歳時の走りは影を潜めズルズルと後退し6着に敗退してしまう。帰国後の3戦はいずれも覇気が薄れ、スターホースのオーラはどこ吹く風。今回の1戦で、キタサンブラックから奪い取った現役最強の座から転げ落ちる結果となった。
 

3年毎に勝利する池江厩舎??

 
最終追い切りで抜群の動きを見せたサトノダイヤモンド

最終追い切りで抜群の動きを見せたサトノダイヤモンド

via google imghp
 
走る意欲が戻りつつあるサトノダイヤモンド。C.ルメール騎手が跨がりCWで追い切りを行ったが、同厩のクライムメジャー相手に終始楽な手応えで併走すると、最後はビュッと加速し悠々と先着。鞍上も調教師も納得の表情で、遂に世代最強馬の雰囲気が戻りつつある。加えて宝塚記念は池江厩舎にとっても縁起の良いレース。父の代から数えると、06・09・12・15年と見事3年置きに同レースを制覇中。つまり、このパターン通りに行くと18年の今年は同馬かストロングタイタンのいずれかが勝つシナリオとなっている。人気投票1位の座も含めてここは意地でも負けられない。
 

力を出し切れず不完全燃焼の競馬

 

2018年04月01日 大阪杯 芝2000m 阪神競馬場

1着:スワーヴリチャード 牡4 (M.デムーロ)
2着:ペルシアンナイト 牡4 (福永祐一)
3着:アルアイン 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:58.2(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
まずまずのスタートを切ったサトノダイヤモンド。道中は無理をせずに馬群の中で待機、暫くは上手く追走していたかに見えた。しかし、スワーヴリチャードが外から上がって行く時に内々で包まれていた同馬は身動きが取れず徐々にポジションが後退して行く。そこから4コーナーで無理に外へ持ち出そうとしスムーズにエンジン点火も出来ず、直線ではジワジワと伸びてなだれ込む様に7着入線となった。戸崎騎手がもっと上手くエスコートしていればもう少し上位争いに加われていた筈で、今回は乗り替わりが仇となってしまった…次は主戦のC.ルメール騎手に戻って巻き返しを期待したい。
 

戸崎圭太『乗りやすくて強い馬』

 
戸崎を背に併せ馬を行うサトノダイヤモンド

戸崎を背に併せ馬を行うサトノダイヤモンド

via google imghp
 
レイデオロでドバイシーマクラシックに騎乗のC.ルメール騎手が遠征している為、今回は戸崎圭太騎手に鞍上をスイッチしたサトノダイヤモンド。呼吸を合わせる様に追い切りをしっかりと行ったが、やはりGⅠ2勝馬の背中は違う。騎乗後に笑みを浮かべて取材に応える戸崎騎手は確かな手応えを感じている様だ。管理する池江調教師も『ようやく良い頃の動き、雰囲気に変わって来ましたね。見限らず長い目で見守って下さい』と満足した様子だった。ここを勝利し見事な復活出来を遂げる事が出来れば、第二次サトノダイヤモンド政権の発足も十分に考えられるだろう。
 

ラスト1ハロンは目の引く伸び

 

2018年03月11日 金鯱賞 芝2000m 中京競馬場

1着:スワーヴリチャード 牡4 (M.デムーロ)
2着:サトノノブレス 牡8 (幸英明)
3着:サトノダイヤモンド 牡5 (C.ルメール)

レースタイム:2:01.6(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
パドックから以前の様な覇気が見られず、やはり凱旋門賞での敗戦が尾を引いているかに見えたサトノダイヤモンド。レースでも道中機敏に反応する素振りは無く、4コーナーではやや置かれ下がってしまうシーンも。それでも、最後は外から前に急追するさすがの追い込みを見せ3着に入線。数字だけで判断するのは安易だが、一応の最速上がりを計時した事は少し安心出来る結果だろう。元より、本番はこの後の大阪杯。陣営としても8分程度の仕上げで臨んでおり、それでこの内容ならむしろ合格点か。次走は主戦のC.ルメール騎手がレイデオロでドバイ遠征の為、戸崎圭太騎手への乗り替わりが予定されている。
 

サトノダイヤモンド

 
サトノダイヤモンド(マルペンサ2013)

サトノダイヤモンド(マルペンサ2013)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:マルペンサ
母父:Orpen
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:里見治

通算成績:16戦8勝(8-1-3-4)
主な戦績:菊花賞、有馬記念など
via google imghp
 
2013年のセレクトセールにおいて当歳ながら2億4000万円超えの高額取引をされたサトノダイヤモンド。その価格帯が見合っているのかは分からないが、実際の馬体を見ても完成度はかなり高い。品、バランス、立ち姿などを見ても如何にも走りそうな雰囲気。結果として2018年現在でGⅠ2勝、賞金も8億近く稼いでいる事から考えれば安い買い物だったという事だろう。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
マルペンサ Orpen Lure Danzig
Endear
Bonita Francita Devil's Bag
Raise the Standard
Marsella サザンヘイロー Halo
Northern Sea
Riviere Logical
Talonada


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
母はアルゼンチンのG1馬も血統背景としては日本実績はなく兄弟もいないので強調材料としていは弱い。
 

前評判

 
上記にもある様に当歳時に億超えの取引をされておりデビュー前から周囲の評価の声は恐ろしく高かった。それでも期待通りと言うより、それ以上の実績を残している同馬は逆に珍しいパターンではないだろうか。大体、高額で競り落としされた馬の末路は1000~1600万条件をウロウロして引退という中、きっちりと賞金も回収してタイトルも獲得。種牡馬としての道も残されており、さすがのひと言しか出て来ない。
 

馬名の意味

 

冠名+宝石名。流星の形から連想

 
額のマークがキレイな菱形でそこから連想してダイヤモンドと命名。ダイヤの原石、という意味も込められていたのだろうが、いざ走ってみるとそんな所では済まない競馬界の宝となりそうな1頭である。

関連記事

関連タグ

著者