着差は僅かも勝ち切る事が優先
2019年1月13日 3歳新馬 芝2000m 京都競馬場
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想像以上に雄大な馬格で如何にもズブそうに見えたサトノソロモン。しかし、実際のレースではスッと先行し内からスペースを見付けて抜け出す走りと、意外な器用さも見せデビュー戦を難なく勝利で飾った。もっと突き放す競馬を期待したが、それでも先ずは1勝を積み上げる事が大事な時期。そういう意味ではしっかりと初戦をモノにし、クラシックへの望みを繋げた事は評価に値する。本当の意味で勝負は次の昇級戦だろう。
稽古ではさすがの動きを披露
レース前の追い切りは坂路の併せ馬を行ったサトノソロモン。1600万クラスの経験馬を相手に併入、4Fを51秒5と水準以上の時計で走り最後の1Fも楽々と12秒台でまとめている。跨ったデムーロ騎手もその走りに高評価を与えており、納得の表情で上がって来た。サトノ軍団の最終兵器とも呼ぶべきソロモン、いきなりの新馬で衝撃のパフォーマンスを見せてくれるかも知れない。世紀のデビュー戦をお見逃し無く。
サトノソロモン
画像の見た目に関してはそこまでピンと感じないが、周囲の評価は相当なもの。実際、2016年セレクトセールでは2億8000万円という破格の値が付けられている程だ。その時点で他馬とは全く違う存在感を出していたというのだから、これは素直に認めなければならないだろう。大物の雰囲気を漂わせているからこその落札額であり、実際に過去には同様のパターンでサトノダイヤモンドを射止めた里見治氏なのだから見当違いは無い筈。馬体重は春の段階で535kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
イルーシヴウェーヴ | Elusive City | Elusive Quality | Gone West |
Touch of Greatness | |||
Star of Paris | Dayjur | ||
Liturgism | |||
Multicolor Wave | Rainbow Quest | Blushing Groom | |
I Will Follow | |||
Echoes | Niniski | ||
EqualHonor |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は仏G1馬だが姉2頭はパッとせず、近親にも日本活躍馬がいない事からも血統背景からの強調材料は皆無。ただG1馬の母にディープインパクトという良血馬。牡馬でどこまで産駒傾向かわるかに注目。
前評判
『これぞGⅠ馬』『かなりの器』『雰囲気が桁違い』などと、各方面から絶賛のコメントが飛び交っている程に人気のサトノソロモン。誰が見ても惚れ惚れする様な見栄え、動きとケチのつける所が無い優等生なのだろう。実際、担当スタッフは『欠点が無いのがストロングポイントですね』と言い放ている様に、どの部分を取っても周りの馬とは一線を画するレベルにいる様だ。気になるデビュー時期は未定、だがいつでも送り出せる状態との事。
馬名の意味
冠名+人名
旧約聖書の『列王記』に登場する古代イスラエル王の名からネーミング。
2着:トーセンスカイ 牡3 (武豊)
3着:レッドジェニアル 牡3 (北村友一)
レースタイム:2:04.5(良)
レース上がり3ハロン:37.4
勝ち馬上がり3ハロン:37.0