最後の直線で追えず悔しい2着
2017年12月23日 2歳新馬 芝2000m 阪神競馬場
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道中は中団待機のサトノグロワール。スローペースを見越して早めに仕掛けて行くと、直線に入ってキタノコマンドールと叩き合いとなり坂上へ。際どい争いの中、ゴール前でキタノコマンドールが斜行し内側にいたサトノグロワールほか2頭が追えない場面があった。それでも到達順位通りの確定となり2着惜敗を喫するも、さすがに勝負付けは済んでいないだろう。リベンジの為にも折り返しの未勝利戦はすぐに突破しておきたい。
2016年セレクトセールで1億7000万円
サトノ×池江=重賞馬、と言っても過言で無い位に近年の鉄板と化しているこのタッグ。最近で言えばサトノダイヤモンドを筆頭に、サトノアラジン、サトノノブレス、サトノクロニクルなど精鋭がズラリ。今回のサトノグロワールもその仲間入りする下地は十分に揃っていると言えよう。デビュー前に骨片除去手術を行っていると言われているが、名トレーナーがGOサインを出しているのなら何の不安の無い。むしろ年内デビュー出来ている時点で来年のクラシックへの楽しみが益々湧いて来た。先ずは初戦の走りに注目したい。
サトノグロワール
画像は1歳時の馬体で余り参考にしづらいが、それでもディープインパクト産駒らしい雰囲気のある好バランスの馬体。全体的にもう少し肉付きが良くなってくれば言うことは無い。セレクトセールでは1億7000万円もの高値で取り引きされた馬。母シャムロッカーはオーストラリアで1600~2400mのGⅠを勝利しておりクラシックディスタンスも全く問題ない。馬体重は不明。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
シャムロッカー | O'Reilly | ラストタイクーン | トライマイベスト |
Mill Princess | |||
Courtza | Pompeii Court | ||
Hunza | |||
Bohemian Blues | Blues Traveller | Bluebird | |
Natuschka | |||
Winter's Tale | Icelandic | ||
Gay Sonnet |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母が海外のGⅠ馬という事以外は特徴がない、ファミリーに日本活躍馬はいないし兄弟もまだ走っていない。強調材料はない。
前評判
『馬体が雄大で血統も文句なし。今のところ注文を付ける所はありませんね』とは管理予定の池江泰寿調教師の談。母はオーストラリアの3歳牝馬チャンピオン。デビューは秋を予定しているが、焦らずじっくりと調整して行きそうな雰囲気を感じる。
馬名の意味
冠名+栄光(フランス語)
サトノ関連のネーミングは基本的に聞き慣れた英単語ばかり。しかし、そこからGⅠ馬が続出しているとなれば何の迷いもなくオススメ出来る。
編集部の評価
兄弟実績がないのでサトノをわざわざ選択する気はない。迷わず見送る。(大川)
普通に考えればサトノ軍団の中でも指名候補の筆頭に挙げられる筈だが、実はこの馬ちょっとした手術を行っている。全姉もデビューしていないとなると、体質の弱さがネックとして考えられるかもしれない。それでも池江泰寿厩舎が何とかクラシック戦線に乗せて来そうな気もするが…果たして。(田中)
2着:サトノグロワール 牡2 (川田将雅)
3着:ジャックローズ 牡2 (岩田康誠)
レースタイム:2:06.1(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.5