中日新聞杯直後
2019年12月7日 中日新聞杯 芝2000m 中京競馬場
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スタートで二の脚が付かないサトノガーネットは道中後方からレースを展開。内枠だったが外目に持ち出すと、3コーナー辺りから押っ付けて徐々にエンジンをふかしながら進出を開始。4コーナーから早々に追い出すと加速を付けて直線大外へ。そこから上がり33秒3の末脚を繰り出し、ラストドラフトやアイスストームなどの上位人気勢をきっちり差し切って重賞タイトルを初獲得。坂井瑠星騎手の好騎乗が光った1戦だっただろう。
府中牝馬ステークス直前
クイーンステークスの走りはやや不完全燃焼、脚も余した印象のサトノガーネット。五稜郭ステークスでも勝ってはいるが、やはり願わくば直線の長い広いコースの方が合っていると言えるだろう。今回は関東への遠征が初で長距離輸送が課題となるも、東京競馬場自体は間違いなくプラスに働く筈。天候も気になるが、何より先週京都大賞典を制して勢いに乗る坂井瑠星騎手が鞍上。こういう時の人の勢いというのは決してバカに出来ないものがある。
クイーンステークス直後
2019年7月28日 クイーンステークス 芝1800m 札幌競馬場
1着:ミッキーチャーム 牝4 (川田将雅)
2着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)
3着:カリビアンゴールド 牝5 (柴山雄一)
レースタイム:1:47.0(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.0
2着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)
3着:カリビアンゴールド 牝5 (柴山雄一)
レースタイム:1:47.0(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.0
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スタート直後から出脚が鈍く、早々に取り残された様な格好のサトノガーネット。終始、手を動かしながら追走してやっとの事で集団の後方に位置付けた。流れに乗る乗らないのレベルでは無く、ただひたすら馬群を追い掛けるという様なレース運びで直線へ。それでも最後は馬群の間を縫ってかなりしっかりとした脚色で追い込んでいるだけに、距離延長でゆったり進めれば重賞でも戦える素材だろう。
クイーンステークス直前
最終追い切りを見る限り、状態面では何の心配も必要ないだろう。ダイナミックなアクションでギアチェンジもスムーズ。鞍上も調教師もしっかりとその手応えを掴み取っている様子だった。厩舎期待の良血馬が遅まきながら、ようやく地力を開花して見せて来ている。このタイミングでタイトルを逃さず獲って行くのが、リーディング経験もあるチーム矢作の強かさなのだろう。鞍上のルメール騎手も、昨年のディアドラに続きクイーンステークス連覇を目論む。
五稜郭ステークス直後
2019年7月6日 五稜郭ステークス 芝2000m 函館競馬場
1着:サトノガーネット 牝4 (C.ルメール)
2着:カリビアンゴールド 牝5 (四位洋文)
3着:マイハートビート 牡4 (石川裕紀人)
レースタイム:2:02.0(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
2着:カリビアンゴールド 牝5 (四位洋文)
3着:マイハートビート 牡4 (石川裕紀人)
レースタイム:2:02.0(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
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スタートでやや後方からとなったサトノガーネット。道中は慌てず後方でじっくり脚を溜めて何時も通り直線勝負に賭ける戦法でレースの動向を見守った。とは言え、前半1000mが62秒台というゆったりとした流れになり後方待機組にはやや不向きな展開。10番手から不利を覚悟で外々を回して行くと、強引気味に外へ張り出して短い直線でエンジン点火。すぐトップギアに入れるとグングン加速して、最後はゴール前でカリビアンゴールドをハナ差捉えて見事な勝利を飾った。
サトノガーネット
馬体が小さく、体質的にも調整が難しい一面も持ち合わせていたサトノガーネット。それでも素質だけで3歳秋までに2勝をあげ秋華賞に出走している素質馬だった。その後、古馬になってフィジカルが強化された事により、終いの脚もしっかり使える様になって成績も安定して来た印象。矢作芳人厩舎の仕上げは牝馬なら特に信頼がおける。ディープインパクト産駒で伸びシロも十分な期待値の高い1頭だろう。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ビートリックスキッド | Victory Note | Fairy King | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
Three Piece | Jaazeiro | ||
Trinity Term | |||
Laquifan | Lear Fan | Roberto | |
Wac | |||
ラキオーラ | Lyphard | ||
Kalila |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリー、兄弟に日本実績馬はおらず、血統構成の強調材料もないのでディープインパクト産駒という程度だろう。
前評判
秋華賞を除き、それ以外で先行したレース以外では9戦全てで上がり2位以上の脚を使っているサトノガーネット。血統内のLyphardのクロスがより軽快さを強調させており、牝馬という点も加味されて末脚が活かされた配合となっているのだろう。やや奥手の母系なのか、成長曲線の上昇が遅く古馬になってから全ての能力が全面的に押し出されて来る印象を受ける。
馬名の意味
冠名+宝石の一種
サトノ軍団は全てのネーミングが走る様に感じるブランディングがなされている。
2着:ラストドラフト 牡3 (O.マーフィー)
3着:アイスストーム 牝4 (吉田隼人)
レースタイム:1:59.2(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.3