2歳新馬直前
さすがにアーモンドアイと比較するのは酷だが、それでもヨハネスブルグ産駒の1つ上の姉ユナカイトが想像以上のパフォーマンスで2勝をあげている。今回はルーラーシップ産駒で明らかにクラシックを意識した配合となっており、そういう意味でもユナカイトの総合的な上位互換的産駒と言っても良いだろう。厩舎も美浦の名門である堀厩舎だけに、初戦はそれなりの走りを見せてくれるに違いない。
サトノエスペランサ
セレクトセールで約5000万円で里見治氏が落札したサトノエスペランサ。半姉に世界最強の呼び声が高いアーモンドアイを持ち、母はエリザベス女王杯勝ち馬のフサイチパンドラにあたる血統。既に母の産駒で父キングカメハメハが2頭いるものの、そこまで活躍していない点は同系の本馬にとって気掛かりな点だろう。血統構成的にはコンスタントに大物を出しても良いレベルなだけに、この馬が牡馬で初めてパフォーマンスの高い1頭になって欲しい所だ。
血統構成
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
フサイチパンドラ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ロッタレース | Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Sex Appeal | Buckpasser | ||
Best in Show |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.0pt
兄弟としてはアーモンドアイが出るまで不振のファミリーだったが一族としてはトライマイベスト、エルグランセニョール兄弟をだしたセックスアピールにヌレイエヌ、サンデーサイレンスと重ねた超良血の母で競走実績もあるのであるしゅアーモンドアイはでるべくして出たと言えるだろう。アーモンドアイを最後にその下2頭は種牡馬の質をさげていた印象だがその矢先のアーモンドアイの活躍。実にもったいない血統だろう。このあとの兄弟は再度種牡馬の質をあげてくるだろうからS級種牡馬産駒を見てみたい。
前評判
2017年の当歳時、セレクトセールにおいて約5000万円の落札額で取引されたサトノエスペランサ。当時、まだアーモンドアイはデビューを迎えておらずルーラーシップ産駒の牡馬でもこの価格で購入できたのだろう。そういう意味では、やはり里見治オーナーの強運たるや素晴らしい。とは言え、1つ上のユナカイト(ヨハネスブルグ産駒)もそこまで走っておらず、あれはロードカナロアだからこその怪物か。ここで改めて見直してみたい。
馬名の意味
冠名+希望(スペイン語)
響きから来るネーミングだろう。
父馬:ルーラーシップ
母馬:フサイチパンドラ
母父:サンデーサイレンス
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:里見治
通算成績:0戦0勝(0-0-0-0)
主な戦績:特になし