デイリー杯2歳ステークス直後
2019年11月9日 デイリー杯2歳ステークス 芝1600m 京都競馬場
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道中は3〜4番手の内をジッと我慢の追走となったサクセッション。しかし、4コーナーの下りでスローペースを嫌った鞍上が早々に馬群を割って前に進出。直線入り口では単独先頭に立つ勢いでレースを動かして行くとそのまま押し切るかに見えたが、他馬に次々と抜かれてしまい6着に後退してしまった。レース後、鞍上のO.マーフィー騎手も『あそこで前に出たのは僕の判断ミスでした』と強く反省していた。次は普通のレース運びで巻き返しを期待できるだろう。
デイリー杯2歳ステークス直前
毎年の様にクラシックへ有力馬を送り込む国枝栄厩舎の今年のエース候補はこのサクセッションだろう。全兄に重賞馬で海外GⅠでも連対経験のあるクルーガー。本馬はそれ以上の素質を感じさせる逸材で、まだまだ伸びシロの多い1頭。幼い走りながらも新馬〜アスター賞と楽に2連勝を飾っており、今回のデイリー杯2歳ステークスで一気にタイトル制覇を狙う。鞍上にはO.マーフィー騎手だが、来日早々に重賞制覇のチャンスが巡って来た。
アスター賞直後
2019年9月7日 アスター賞 芝1600m 中山競馬場
1着:サクセッション 牡2 (C.ルメール)
2着:ヴェスターヴァルト 牡2 (M.デムーロ)
3着:ミャゴラーレ 牡2 (田辺裕信)
レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:ヴェスターヴァルト 牡2 (M.デムーロ)
3着:ミャゴラーレ 牡2 (田辺裕信)
レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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スタートはまずまず、引っ張りきりの手応えですぐさまヴェスターヴァルトの2番手に上がって行ったサクセッション。3コーナー手前では持って行かれる様な形でそのハナを奪って行くと、自らペースの主導権を握り直線コースを迎えた。こうなると独壇場の結果となり、楽な脚色で後続を突き放して楽々と1着でゴール板を駆け抜けた。走りにはまだまだ余裕があり、馬体面の成長も見込めそう。後は1800m以上の中長距離のレースを対応出来るかどうか。クラシック戦線に乗るための課題となりそうだ。
アスター賞直前
2歳のスター候補が豊富に揃う国枝栄厩舎の中でも特に期待値の高いサクセッション。全兄クルーガーがオーストラリアのGⅠで2着好走を果たした事もあるだろうが、それ以上に本馬自身のデキが良いのである。新馬戦では先を見越してそれなりの仕上げにも関わらず、直線で抜群の伸び脚を見せて快勝。それでも、鞍上の福永祐一騎手はまだトモの甘さを指摘していた程。今回のアスター賞では更にパフォーマンスを上げて来る可能性も高く、C.ルメール騎手鞍上であっさりと連勝を飾るのではないだろうか。
2歳新馬直後
2019年6月16日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場
1着:サクセッション 牡2 (福永祐一)
2着:グレイトホーン 牡2 (藤田菜七子)
3着:ゴールデンエポック 牡2 (北村友一)
レースタイム:1:36.4(重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
2着:グレイトホーン 牡2 (藤田菜七子)
3着:ゴールデンエポック 牡2 (北村友一)
レースタイム:1:36.4(重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
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スッと好位に付けるセンスの高さ、道中もスムーズな追走で操縦性の高さも抜群のサクセッション。直線でも前のグレイトホーンを目標にして伸びて行くと、最後はあっさりとかわし1着でゴール。それでもまだ能力全開という走りではなく、あくまで新馬の試走的なパフォーマンスだったのではないだろうか。今後は成長を促す意味でもゆっくりと使って着実に勝ち上がって行って欲しい。クルーガーよりも素材は上と見る。
サクセッション
既に全兄弟で結果が出ているという事もあり、5000万円募集だったサクセッション。それでもキングカメハメハ産駒で国枝栄厩舎、ほぼ間違いない産駒だけに意外にコスパの良い1頭ではないだろうか。その兄クルーガーは今年のクイーンエリザベスステークスであのウィンクスの2着に入った事からも、古馬になっての成長力も証明済み。2歳から引退まで、怪我さえ無ければ高レベルの走りを見せ続けてくれる1頭になりそうだ。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Raise You | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンファス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
アディクティド | ディクタット | ウォーニング | Known Fact |
Slightly Dangerous | |||
アルヴォラ | Sadler's Wells | ||
Park Appeal | |||
Astica | Surumu | Literat | |
Surama | |||
Auenliebe | Pentathlon | ||
Allergie |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.4pt
全兄クルーガーが海外G1で2着ありの重賞馬ではあるものの他の兄弟ははしっていない。ファミリーに実績馬もいないので当馬が2頭目の実績馬として今後期待される。血統背景からの現段階の強調材料としては弱い。
前評判
兄が古馬になって重賞を勝った様に本当の意味での成長はもっと先になるであろうサクセッション。新馬前の調教でも取り立てて凄いという印象はなかったが、それでも初戦で軽く勝利を飾るのだから相当な素質と見たい。シルクレーシングが勢い付いているものの、やはりキャロットの勝負服が活躍馬を輩出してこそ。同世代の一番馬になれる素材であるのは間違いない。マイル以上でも適正は十分にありそう。
2着:ウイングレイテスト 牡2 (松岡正海)
3着:ペールエール 牝2 (M.デムーロ)
レースタイム:1:34.5(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.8