修学院ステークス直前
さすがの良血馬で勝ち切る時の走りは惚れ惚れする程のゴータイミング。前走の野分特別でも32秒台の脚で他馬を一蹴。2着カリボールが続く清滝特別を快勝して菊花賞に参戦してるくらいである。その時の勝ちっぷりにもまだまだ余裕があった様に、依然本気のパフォーマンスは出していないだろう。それでこの内容なのだから大したものである。来年の今頃はもしかするととんでもない馬に化けているかもしれない。その為にも、この昇級戦はきっちりと結果を出しておきたい1戦となる。
野分直別直後
2019年9月7日 野分特別 芝1800m 阪神競馬場
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スタートはやや後手を取ったものの、少頭数で慌てる事なく自身のリズムでの追走を心掛けたゴータイミング。道中、意外にもペースが流れ60秒を切る少し速めの平均ペース。その分、前も脚を使いながらのレース運びとなり差しには持って来いの展開。インを回って上がって行ったゴータイミングは、直線で上手く外に持ち出すと後ろから迫るカリボール以下を一瞬の内に突き放し、上がり32秒6の末脚で見事な差し切り勝ち。2勝クラスでこの内容なら昇級しても頭打ちになる事は少ないだろう。
東京スポーツ杯2歳ステークス直前
さすがの超良血馬ゴータイミングといったところだろうか。CWコースで追われたその走りは前走から一変、グンと低く沈んだ頭に全身を使ったしなやかなフットワークは惚れ惚れする程。管理する松永幹夫師も納得の表情で取材に応えていた。血統構成だけなら恐らくメンバーでも随一、新馬戦もハイレベルで更に上昇一途の状態なら大仕事をやってくれそうな気配が漂う。キーファーズ初の重賞勝利がこのタイミングなのだろうか。
2歳新馬直後
2018年09月29日 2歳新馬 芝1800m 阪神競馬場
1着:ゴータイミング 牡2 (武豊)
2着:サトノルークス 牡2 (C.ルメール)
3着:マイネルウォルトス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:50.9(重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:サトノルークス 牡2 (C.ルメール)
3着:マイネルウォルトス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:50.9(重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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外枠から好スタートを切って位置をキープ。鞍上の指示にも素直で、馬格が無い割には重馬場もこなせるしっかりとしたフットワークが好印象のゴータイミング。直線外目に出すと先に抜け出したマイネルウォルトスめがけて強襲、坂上で捉えると最後は外から伸びて来たサトノルークスと並んで僅差のゴール。僅かにクビ差前に出たゴータイミングが見事に初戦を白星で突破した。兄弟の背中も知る武豊騎手は『一番乗りやすいですね。素質も感じます』と控え目ながら手応えの感じるコメントを残していた。
命名はあの木梨憲武氏
キーファーズからまたサラフィナ産駒の良血馬がデビュー。主戦はもちろん武豊騎手だが、ゴータイミングのネーミングは同騎手とも長年の付き合いがあるとんねるずの木梨憲武氏だ。同氏は現在“タイミング”という個展を開催中で、その流れもあっての命名だろうが馬自体は超が付くほどの名血。話題性も高いが、素質も相当なものを秘めている可能性がある1頭。初戦からサトノルークス、サラミスといった1億円を超える額が付けられた馬相手にその実力を見せ付ける事が出来るか。
ゴータイミング
全兄ジェニアルが散々なまでに騒がれた結果、古馬になってようやくフランスの重賞を制するなど一応の成績を残しているサラフィナ産駒。とは言え、同配合で余り過度な期待をするのはかわいそうだがある程度の走りは見込めるだろう。これまでの兄弟は全てキーファーズが所有、つまり鞍上は武豊騎手で確定という事。この馬で凱旋門賞に行ければまさに夢の様である。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
サラフィナ | Refuse To Bend | Sadler's Wells | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
Market Slide | Gulch | ||
Grenzen | |||
Sanariya | Darshaan | Shirley Heights | |
Delsy | |||
Sanamia | Top Ville | ||
Santalina |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.8pt
母がフランスG1馬で凱旋門賞3着があるが期待された全兄は日本では結果がだせずのままフランスに遠征してG3を勝利した。ディープインパクト産駒だが母同様フランス馬場があうのか。馬場の違いと現地G3の価値など要因が多く判断できないが国際G1をフランスで制覇するくらいだと根本的に馬場が違う種目くらいの違いなのだろう。そんな全兄より日本で結果を出せるかどうか注目は注目の1頭だろう。
前評判
ジェニアル→プリュスと期待値よりは遥かに低い実績で終わってしまっているのは事実。それも踏まえて、POG内でもそこまで取り上げられる程には至っていない。この産駒は全てキーファーズが優先権を得ているのか知らないが、同馬主の運の悪さを含めても大成しそうな気はしないのである。あそこまで大枚を叩いてまだ重賞クラスが出て来ないというのも逆に珍しい。
馬名の意味
瞬間
命名はあの木梨憲武氏、自身の個展名にあわせてのネーミングか。
2着:カリボール 牡3 (川田将雅)
3着:アグネスリバティ 牡6 (中井裕二)
レースタイム:1:44.7(良)
レース上がり3ハロン:33.3
勝ち馬上がり3ハロン:32.6