北総ステークス直後
道中は先行集団を見る形でレースを進めて行ったゴルトマイスター。逃げたリワードアンヴァルが思いの外、楽なペースで逃げているのを受け4コーナーから早めに進出を開始。直線入り口では2番手まで上がり、後はリワードアンヴァルとの一騎打ちの態勢となった。最後まで熾烈な叩き合いとなるも、ゴール前でグイッと前に出たゴルトマイスターが力で捻じ伏せ快勝。見事、オープン入りを決めた。
御陵ステークス直前
1つ上に大井の重賞馬モジアナフレイバーなど、活躍馬が多い牝系のゴルトマイスター。近親にセイウンコウセイがいる様に、先行力に長けた立ち回りで後続を更に突き放す走りは圧巻の能力だろう。久々にヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンから重賞を意識出来る馬が現れたが、着実にクラスを勝ち上がって行く。今回は新馬戦で2着に負かしたゴールドラグーンとの再対決となるも、将来性含めて本馬に軍配が上がると見て良い。
三浦特別直後
2019年6月2日 三浦特別 ダート1600m 東京競馬場
1着:ゴルトマイスター 牡3 (武藤雅)
2着:オンザロックス 牡6 (D.レーン)
3着:エングローサー 牡4 (戸崎圭太)
レースタイム:1:36.5(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.6
2着:オンザロックス 牡6 (D.レーン)
3着:エングローサー 牡4 (戸崎圭太)
レースタイム:1:36.5(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.6
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最内枠でスタートだけに気を付けたゴルトマイスター。すんなりと出て軽く気合を付けて行くと、単騎でハナを切る理想的な展開。そこからは他に競りかけられる事なく、マイペースで逃げ余裕たっぷりの手応えで直線コースへ。後続を待って追い出すと影をも踏ませぬ走りで圧巻の逃げ切り勝利。斤量が軽かったとは言え、古馬との初対決でも能力の違いで楽に突破して見せた。今後は重賞戦線に殴り込みをかける。
三浦特別直前
前走の競馬がとにかく強いのひと言。ほとんど追う所なしの6馬身差圧勝劇、タイムもかなり優秀だったゴルトマイスター。行く行くは重賞戦線でも戦えるであろう好素材が、今回の古馬との初対決に屈する訳も無く。単なる通過点としてあっさりと突破してくれるに違いない。何より、周りが57kgに対して自身は前走より更に2kg軽くなる54kgで戦える。ここで星を落とすようだと、逆に将来性の雲行きが怪しくなって来るだろう。
3歳500万下直前
今回、平場の500万下とは言えかなりの強敵が揃っているのは事実。シラユキヒメ一族の末裔ハヤヤッコに、新馬戦で完勝したフラッシングジェム、マリブムーン産駒で如何にもダート変わりでパフォーマンスを上げそうなマドラスチェックと一筋縄ではいかないライバルたち。それらをあっさりと蹴散らし、楽に連勝を飾ればゴルトマイスターがダート戦線の主役候補に躍り出る事は間違いない。ゴールドアリュール産駒晩年の大器として注目したい。
2歳新馬直後
2018年10月20日 2歳新馬 ダート1800m 京都競馬場
1着:ゴルトマイスター 牡2 (三浦皇成)
2着:ゴールドラグーン 牡2 (古川吉洋)
3着:エスコビージャ 牡2 (岩田康誠)
レースタイム:1:54.0(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:37.7
2着:ゴールドラグーン 牡2 (古川吉洋)
3着:エスコビージャ 牡2 (岩田康誠)
レースタイム:1:54.0(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:37.7
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スタートから先行集団の一角に取り付いたゴルトマイスター。4コーナーでジワジワ上がって行くと、直線入り口で前のゴールドラグーンを捕まえに行く積極的な競馬を見せた。そこから単独先頭に立つと、後続勢を大きく引き離す圧巻の走りでデビュー戦を勝利で飾った。馬体が560kgを超える大型馬だが、走りには重たさが無く非常に素質の高い1頭だろう。騎乗した三浦皇成騎手も『楽しみですね』とその将来性を高く買っていた。
ゴルトマイスター
“ゴールドアリュール×フレンチデピュティ”と、現在のダート向き配合では最良の組み合わせとも言える血統のゴルトマイスター。共にゴリゴリのパワータイプで馬格のある産駒が大いが、当馬は2歳時で既に500kg後半の馬体重と特に大型に出た1頭。とは言え、走りにモタつきは無くそれだけ体全体を上手く使えている証拠だ。故に能力は当然ながら高い。
血統背景
ゴールドアリュール | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ニキーヤ | Nureyev | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Reluctant Guest | Hostega | ||
Vaguely Royal | |||
ナスケンアイリス | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
オブザーヴァント | Capote | Seattle Slew | |
Too Bald | |||
パテントリークリア | Miswaki | ||
Badge of Courage |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.5pt
パテントリークリアの一族で短距離G1馬多数を手広く輩出している。Capoteにフレンチデビュティとダートよりに重ねられた血統で兄弟に実績馬はいないがダート種牡馬の本命ゴールドアリュール産駒とくれば期待していいだろう。
前評判
同厩の重賞馬ヤングマンパワーと併せて互角の動きを披露して来たゴルトマイスター。まだ新馬でキャリアも浅く、500kg後半の馬体を持ってしてその走りは並大抵の能力では出来ない芸当だろう。これから更にレースを経験して行けば無駄な肉も削ぎ落とされ、パフォーマンスが上がって来るのは間違いない。ダート戦線で体に見合った大きなタイトルを狙える素材。
馬名の意味
黄金の巨匠(ドイツ語)
父名と大物感のある馬体より連想してネーミング。
2着:リワードアンヴァル 牡3 (三浦皇成)
3着:エムオーグリッタ 牡5 (津村明秀)
レースタイム:1:52.9(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:37.4