モハメド殿下率いる馬主・生産組織

 
競馬大国であるドバイの首長を務めるモハメド殿下

競馬大国であるドバイの首長を務めるモハメド殿下

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ゴドルフィンとは、モハメド殿下が率いる世界中に拠点を置く馬主・生産組織。UAEの副大統領で首相でもあるモハメド殿下は、その豊富な資金力を武器にヨーロッパ中の良血を仕入れては自らルートを作り、自家生産→馬主として走らせる世界No.1のオーナーグループのトップである。

イギリスの留学時代に競馬へ興味を持った氏は、個人でオペラハウス(凱旋門賞)、シングスピール(ジャパンカップ)などを所有していた。その後、冬シーズンは自国ドバイで過ごさせ、暖かくなって来た春頃に馬をヨーロッパへ持って行くというアイデアを実践。その母体として1992年に組織化したのが現ゴドルフィンという訳だ。そして、1994年にはバランシーンで英オークスと愛ダービーを優勝、いきなり大きな結果を残して徐々にそのビジネスに注力を傾けて行く。

今では、欧州に留まらず日本を含む世界中でその勢力を拡大し、2016年には生産部門として分けていたダーレーも経営統合しラインを一本化。益々、ゴドルフィンの名前が世に知れ渡って行く事になるだろう。
 

ロイヤルブルーの勝負服

 
全世界でお馴染みのゴドルフィンの青い勝負服

全世界でお馴染みのゴドルフィンの青い勝負服

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通称“ゴドルフィン・ブルー”とも呼ばれるこの真っ青な勝負服は、競馬に詳しい方なら必ず目にした事があるだろう。それもその筈で、昨年のドバイワールドカップでは主要5レースの内4レースを同名義の所有馬が優勝。その他、近年の欧州でも大レースを制する時に目にするのは決まってこの青色のコスチュームを纏った鞍上の姿である。

世界中で現役馬を600頭以上も所有、これまでに英リーディングトレーナーには13回も輝いている。獲得したGⅠタイトル数は250以上で、近年の競馬を席巻しているグループと言っても過言ではないだろう。
 
2018年に日本でも初GⅠ制覇を果たしたゴドルフィン

2018年に日本でも初GⅠ制覇を果たしたゴドルフィン

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2018年には日本でも“シェイク・モハメド”から“ゴドルフィン”名義に変更し、その流れで勝負服も『青・袖水色1本輪』のロイヤルブルーイメージに合わせて新調している。いよいよ、ゴドルフィンが日本競馬にも本格参入を果たすと噂され、その勢いを示す様にファインニードルが同年の高松宮記念とスプリンターズステークスを勝利しているのだ。

生産部門であるダーレーグループは欧州の超良血馬をこぞって買い占めており、種牡馬がサンデーサイレンスの系統で飽和している日本の業界はうってつけの繁栄場所でもある。非SS系の肌馬が多く揃っている分、何の迷いも無く考え得る最高レベルの配合が行えるという事。しかも、自社で抱える良質な種牡馬のラインナップも控えている訳で、これから更にその裾の尾を広げて行くだろう。
 

海外の専属厩舎

 
チャーリー・アップルビー調教師

チャーリー・アップルビー調教師

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サイード・ビン・スルール調教師

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アンドレ・ファーブル調教師

アンドレ・ファーブル調教師

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主にUAE、英・仏で猛威を振るうゴドルフィンは、名門ファーブル厩舎やアップルビー、スルール厩舎といった厳選された調教師に専属で馬を預けている。一流の馬を一流のスタッフが揃う環境に置く事で、更に質の高いパフォーマンスが生まれるという理論の元、徹底した管理下で馬は調教されているのだ。
 

海外の専属騎手

 
ウィリアム・ビュイック騎手

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オイシン・マーフィー騎手

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ミカエル・バルザローナ騎手

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クリストフ・スミヨン騎手

クリストフ・スミヨン騎手

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厩舎と同じく、海外では専属契約を行い基本的にレースでの優先騎乗を約束しているケースが多い。ゴドルフィンは特にビュイック、マーフィー、バルザローナ、そしてスミヨン騎手など日本でも活躍が顕著な世界的に著名な騎手と契約を結んでいるのだ。こうして、馬の能力が思う存分発揮できる条件を全ての面において整えているのがゴドルフィンの強みとも言えるだろう。
 

まとめ

 
以上、全世界で活躍馬を輩出し続けるゴドルフィンのまとめ。

ゴドルフィンは2018年にマサーで英ダービーを初めて制覇した事で、これからどんどんその勢力を拡大して行くのではないだろうか。ある意味、1つの目標を成し遂げた訳であり、今後は世界中のまだ獲得していない大レースを青い勝負服で制覇するというのが次なる野望に違いない。

そういう意味で競馬大国の日本では、未だ高松宮記念とスプリンターズステークスのみ。日本ダービーやオークス、宝塚記念に有馬記念と照準は多く残されている訳だ。2017年世代が躍進するのは必然の流れであり、近い将来GⅠタイトルを総ナメする怪物が現れると推測する。

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