ホープフルステークス直後
2019年12月28日 ホープフルステークス 芝2000m 中山競馬場
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懸念された位置どりと折り合いも、福永祐一騎手の巧みなエスコートで難なくクリア。道中、後ろにヴェルトライゼンデやワーケアなどの有力勢を従え、勝負所で逃げるパンサラッサを早めに潰しに行く競馬で直線コースへと入って行った。楽々と先頭へ躍り出ると、追い上げるヴェルトライゼンデの追撃をあっさりと振り切り、ゴール前で気合いを入れるムチ一発だけのほぼ馬なりな内容で快勝して見せた。まだまだ能力を出し切っておらず、ここから皐月賞へ直行との予定だがどこまで成長しているか見ものである。
ホープフルステークス直前
来年の牡馬クラシック戦線主役を担う上で外しては考えられないホープフルステークス。そのレースで圧倒的な1番人気が予想されるコントレイルが暮れの大一番に挑む。前走の東京スポーツ杯2歳ステークスでは、直線独走状態のレコード勝ちで度肝を抜いたばかり。その余韻を残したまま、今回の1戦に参戦するのだからそれは注目度も上がるだろう。リスグラシューの有馬記念で勢い付く矢作厩舎の勢いを借りれば、一気の3連勝も現実味を帯びて来る。鞍上は新馬戦でコンビを組んだ福永祐一騎手がスタンバイ。
東京スポーツ杯2歳ステークス直後
2019年11月16日 東京スポーツ杯2歳ステークス 芝1800m 東京競馬場
1着:コントレイル 牡2 (R.ムーア)
2着:アルジャンナ 牡2 (川田将雅)
3着:ラインベック 牡2 (W.ビュイック)
レースタイム:1:44.5(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:アルジャンナ 牡2 (川田将雅)
3着:ラインベック 牡2 (W.ビュイック)
レースタイム:1:44.5(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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スタートから一気に前へ飛び出したマイネルデステリョがハナを奪って勢いそのままに、1000m=58秒8のハイペースを演出した1戦。折り合いスムーズで前にラインベック、後方にアルジャンナを見ながら理想的な位置取りでレースを進めたコントレイルが、直線入り口で一気にGOサインを受けるとあっという間に先頭へ立つ豪快な伸びを見せた。後方から伸びるアルジャンナも一切寄せ付けないパフォーマンスで、気が付けば5馬身差圧勝の重賞初制覇。レコードも2歳にして1800mを1分44秒台で走破する驚異のタイムを記録した。終わってみれば1強のレースだったという事だろう。
東京スポーツ杯2歳ステークス直前
先週の1週前追い切り51秒1という好時計を叩き出したコントレイルだったが、今週は軽い調整程度のつもりがそれでもまたも51秒台を記録する好調さ。それだけ能力が高く、やればやるだけ走れるという事だろう。矢作厩舎としても2戦目での関東遠征に期待の表れが滲み出ている。条件としては厳しいものがあるが、ここをラインベックやアルジャンナ相手に好走出来れば、来春の展望が一気に広がりを見せてくれるのではないだろうか。注目のディープインパクト産駒の中でも最上位のパフォーマンスを期待したい。
コントレイル
ディープインパクト産駒と好相性を誇るUnbridled系の肌で、高い素質を秘めていそうなコントレイル。その2代前には更にStorm Catもおり走らなければおかしいレベルの血統構成だろう。その間を挟む祖母FolkloreはBCジュヴェナイルフィリーズやメイトロンステークスを制覇した名牝。底力のある母系に対して、後はディープインパクト自身が能力バランスを全体的に底上げしているとすれば、それは即ちGⅠクラスと考えて良いのではないだろうか。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ロードクロサイト | Unbridled's Song | Unbridled | Fappiano |
Gana Facil | |||
Trolley Song | Caro | ||
Lucky Spell | |||
Folklore | Tiznow | Cee's Tizzy | |
Cee's Song | |||
Contrive | Storm Cat | ||
Jeano |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
米G1馬フォルクローレが祖母、ファミリーに日本実績はないが、ストームキャットにティッズナウ、アンブライドルズソングとアメリカン良血血統馬の母にディープインパクトという良血、兄弟2頭はどちらもかちあがっておりこれからの母、ファミリーだろう。期待できる。
前評判
ノースヒルズ内でも同世代の1番馬という呼び声が高く、入厩した後も坂路でいきなり馬なりから好時計を叩き出す動きを見せていた。矢作厩舎の中でも日に日に期待値は上がって来ており、新馬戦を圧勝した時点でクラシックを意識するの無理はないだろう。残されたディープインパクト産駒の中で抜きん出た存在になれる可能性は高い。血統的には仕上がり早で2歳戦からしっかり走れる状態にはある。
馬名の意味
飛行機雲
響きから来るネーミングだろう。
2着:ヴェルトライゼンデ 牡2 (O.マーフィー)
3着:ワーケア 牡2 (C.ルメール)
レースタイム:2:01.4(良)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.8