ターコイズステークス直後
2019年10月14日 ターコイズステークス 芝1600m 中山競馬場
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発馬はまずまずも、二の脚で勢いを付けて一気に前を取ったコントラチェック。その速さに後続も付いて来れず離れた2番手にトロワゼトワル、モアナなどが付けて馬群は縦長の展開となった。3ハロン33秒8というペースも道中でひと息付けたコントラチェックが、直線でも余力たっぷりの手応えで後続を突き放しあっさりと逃げ切って快勝。フラワーカップ以来の重賞タイトル2勝目を飾った。2着エスポワール、3着シゲルピンクダイヤと上位人気3頭による順当な決着で終わっている。
ターコイズステークス直前
気の入りやすいタイプなのか、オークスと秋華賞ではレースに行ってどうしてもテンションが高くなってしまい道中も息の入らない走りで自滅しているコントラチェック。距離自体はこなせるのだろうが、現状の気性面ではやはりマイル前後の距離に実績が集中しそう。菜の花賞、フラワーカップで見せた走りが本来のパフォーマンスであり、そう考えればやはり中山コースは間違いない。今回もルメール騎手が騎乗、スンナリと先手を取れればそのまま押し切る形も。
秋華賞直後
2019年10月13日 秋華賞 芝2000m 京都競馬場
1着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
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外枠から前に位置取りハナを窺ったコントラチェック。しかし、内からビーチサンバが楽に先頭へ出て行くと、それを見て更にコントラチェックが馬体を並べて行く様な形となった前半戦。息を入れる間もなくどんどんレースが進んで行くと、前半1000mが58秒台の厳しいハイペースとなった。元々距離不安もあった本馬だけにこのスタミナロスは痛く、直線入り口では早々に脚が上がってしまっていた。そのまま惰性でゴールへ入線すると15着大敗という惨敗の結果に。今後は気性面なども課題となって来るだろう。
秋華賞直前
春の実力馬コントラチェックが最後の一戦に渾身の仕上げ。藤沢流の調整で秋華賞へはオークスから直接向かう事になるが、名伯楽の腕にかかれば最高の状態で本番を迎えられる。走りにも前向きな状態で、後は輸送でどこまで落ち着きを保てるかどうか。当日の気配を確認しなければいけないだろうが、余程の事が無い限りは大丈夫な筈。スプリンターズステークスで最高のスタートを切ったC.ルメール騎手との最強コンビでGⅠ連続制覇に挑む。
オークス直後
2019年5月19日 オークス 芝2400m 東京競馬場
1着:ラヴズオンリーユー 牝3 (M.デムーロ)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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大方の予想通り、ジョディーを行かせてコントラチェック自身は番手から競馬。隊列としては文句なしの形でレースを運んで行ったが、想定外だったのはジョディーがハイペースで飛ばした事。前半1000mを59秒1という速さで逃げ打ち、先行集団にとってはやや厳しい流れとなった。直線へ向いた頃には既に余力がなく、ズルズルと後退して行くコントラチェック。気付けば9着に惨敗という結果に。これまで楽な形でしか逃げて来ていなかった分、キャリアの浅さが露骨に出た印象だった。
オークス直前
やはり今年のオークスはコントラチェックの動向に最注目だろう。ルメール騎手がまさかの騎乗停止を受けその代役となったD.レーン騎手が怒涛の快進撃。先週は土日で重賞勝利を積み重ね、一躍時の人となりつつある。その影響も含めて、恐らくラヴズオンリーユーやクロノジェネシスを抑えて1番人気となるのは間違いなさそう。ここまでの過程で仕上がりも順調、乗りやすさを考えても何ら不安点は無く、一気に3連勝で戴冠を目指す。
フラワーカップ直後
2019年3月16日 フラワーカップ 芝1800m 中山競馬場
1着:コントラチェック 牝3 (丸山元気)
2着:エールヴォア 牝3 (M.デムーロ)
3着:ランブリングアレー 牝3 (浜中俊)
レースタイム:1:47.4(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:エールヴォア 牝3 (M.デムーロ)
3着:ランブリングアレー 牝3 (浜中俊)
レースタイム:1:47.4(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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好ダッシュを決めたコントラチェックは悠々と単騎先頭の逃げへ、前半は平均ペースで通過。そこから4コーナーに差し掛かると持ったままの手応えで番手のジョディー以下を引き離しにかかり直線コースに入った。すると、軽く仕掛けられただけで2着エールヴォアに2馬身半差を付ける内容で圧逃勝利を飾った。初騎乗の丸山元気騎手も一切する事がなかったと、馬の実力を絶賛していた。これでオークスへ堂々と参戦する事が出来る。
フラワーカップ直前
コントラチェックの調整は至って順調の様子。丸山騎手が跨って行われた追い切りも、併走馬を追い掛けて直線馬なりで並ぶ何時も通りの稽古内容だった。気性が素直で乗りやすく、初騎乗でもそのパフォーマンスが落ちるという心配は皆無。逆を言えば、クラスが上がっていよいよ同馬の真価が問われる1戦にもなる。今回はエールヴォアという強敵が待ち構えるが、前走の内容からしてここは通過点にしなければいけないところだ。
菜の花賞直後
スタートからスピードの違いでハナに立つと、そこから引っ張りきりの手応えで道中を進めたコントラチェック。後続を追い付いて来ないくらいのレベル差があり、直線コースでもほぼ追わずの競馬。それでも2着タンタラスに悠々と3馬身差を付けて圧勝を飾った。前日の1000万下より速いタイムを記録、関東から有力な桜花賞候補が誕生した。リッチダンサー産駒から念願のタイトルホルダーが輩出されるか。
菜の花賞直前
上位人気が予想されたフェアリーステークスをまさかの除外となり、翌週の500万下菜の花賞に駒を進めたコントラチェック。引き続き状態は好調を維持、ディープインパクト産駒で姉にはバウンスシャッセがいる良血だけに陣営としては是が非でもクラシック戦線に乗せたいだろう。そういう意味でもローテーションを逆算するに、ここは是が非でも負けていられない1戦となる。但し、タンタラスやブリッツアウェイなど注目馬が集まっているだけに激しい戦いが予想される。
サフラン賞直後
2018年09月30日 サフラン賞 芝1600m 中山競馬場
1着:レッドアネモス 牝2 (川田将雅)
2着:コントラチェック 牝2 (C.ルメール)
3着:ブルーグローブ 牝2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:35.7(稍重)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
2着:コントラチェック 牝2 (C.ルメール)
3着:ブルーグローブ 牝2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:35.7(稍重)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
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抜群のスタートを切ったコントラチェックだったが、外からレッドアネモスが行く姿勢を見せ控える形に。ここで首を上げ始め暫く折り合いを欠きながら進む道中となった。その後、レッドアネモスの直後で壁を作り直線で並ぶも、前半のロスが響いたのが差し切れず2着惜敗を喫してしまった。鞍上のルメール騎手も、『テンションが高かった、馬体も重かったかも』とコメント。全開のパフォーマンス発揮とは行かなかった。
サフラン賞直前
上の活躍馬をまとめて管理して来た藤沢調教師はコントラチェックについて、『ムーンクエイクよりは落ち着いてるね。どちらかというとバウンスシャッセ似。距離短縮も気にならないよ』とコメント。いずれにせよ、比較しているのが重賞馬たちとそもそものレベルが高い。そのハードルを楽にクリアしてくれそうな能力を感じる未勝利戦だっただけに、今回のサフラン賞でも同様の走りを期待してしまう。C.ルメール騎手が継続騎乗となるが、あっさり連勝する様ならクラシックのタイトルも見えて来る。
2歳未勝利直後
2018年07月28日 2歳未勝利 芝1800m 札幌競馬場
1着:コントラチェック 牝2 (C.ルメール)
2着:ブラックウォーリア 牡2 (岩田康誠)
3着:テングレート 牡2 (丸山元気)
レースタイム:1:50.1(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
2着:ブラックウォーリア 牡2 (岩田康誠)
3着:テングレート 牡2 (丸山元気)
レースタイム:1:50.1(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
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最内枠から好スタートを切ったコントラチェック。そのまま楽にハナへ立つと前半1分2秒台のペースでレースの主導権を握る。後続がアップアップになる中、余裕の手応えで直線コースに入るとそこから軽く追われただけで一気に独走態勢へ。最後はC.ルメール騎手が後ろを振り返る素振りを見せる程の楽勝で、圧倒的な力を示す1戦となった。やはり能力は重賞級、ここから堂々とクラシック戦線に名乗りを上げるだろう。
2歳未勝利直前
札幌競馬場の芝コースで追い切られたが、左は今年の青葉賞を制したゴーフォザサミット。厩舎のエース格を併せても遜色ない動きで素質の高さを見せたコントラチェックだが、やはり新馬戦の負けは納得の出来ない1戦。とは言え、勝ったラブミーファインがその後重賞で勝ち負けしたのは少し肩を撫で下ろした結果だろう。一族の活躍を見てもこの馬が重賞戦線に上がる事は明白でこの折返しとなる未勝利戦は決して負けてはいけない大事な戦いだ。
2歳新馬直後
2018年07月08日 2歳新馬 芝1800m 函館競馬場
1着:ラブミーファイン 牝2 (池添謙一)
2着:ニシノデイジー 牡2 (勝浦正樹)
3着:コントラチェック 牝2 (C.ルメール)
レースタイム:1:53.4(稍重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
2着:ニシノデイジー 牡2 (勝浦正樹)
3着:コントラチェック 牝2 (C.ルメール)
レースタイム:1:53.4(稍重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
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内枠からスタートするも、少々頭の高い走りでまだ周りを気にしながら走っている様子のコントラチェック。それでも鞍上のC.ルメール騎手は馬群を経験させる為にあえて逃げ馬の後ろにポジショニングを取り、動ける場面でもジッと我慢して直線コースを迎えた。そこから追われるも暫くはよく分かっていない感じで、最後外に出されてからやっとエンジン点火。レースというものを理解していないのが明らか、そこも分かった上で2戦目以降の事を考えた騎乗だったのだろう。
2歳新馬直前
上のホーカーテンペスト、バウンスシャッセ、ムーンクエイクと重賞クラスは全て管理する藤沢和雄厩舎。そんな厩舎ゆかりの血統馬がディープインパクト産駒のコントラチェックだ。母リッチダンサーはこれまで何故かディープインパクトと配合されず、8頭目にして待望の1頭が登場。兄の背中を知るルメール騎手も同馬に対して、『動きが凄く良い、走りそう』と納得の表情でコメントしている。同厩舎お得意の函館芝1800mデビュー、ここで圧勝すれば活躍馬への道は自ずと開かれるだろう。
コントラチェック
母はキャロットファームの大黒柱リッチダンサー。バウンスシャッセやムーンクエイクなど、活躍馬を安定して輩出する偉大な繁殖牝馬である。そこに待望のディープインパクトが配合され産まれたのがこのコントラチェック。体質も強く成長過程も順調、4月前には既に入厩しており全てにおいて何の不満も不安のない1頭である。恐らく夏の北海道デビュー予定だが、初戦からあっさりと高いパフォーマンスを発揮してくれるだろう。馬体重は春の段階で463kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
リッチダンサー | Halling | Diesis | Sharpen Up |
Doubly Sure | |||
Dance Machine | Green Dancer | ||
Never a Lady | |||
Fairy Flight | Fairy King | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Rising Tide | レッドアラート | ||
Naiad Queen |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.4pt
2/3にあたる4頭が4勝以上しており鉄板繁殖牝馬の産駒になる。そして満を持してのディープインパクト産駒とくれば信用と期待しかないだろう。
前評判
リッチダンサー産駒には評価不要。どの種牡馬を付けても基本的にはオープンクラスまで行くとして、後は重賞を勝つかどうか。体質的な面も強く、安心してPOGや出資を楽しめるキャロットファームを代表する名繁殖牝馬だ。そこに何故かこれまで付けてこられなかったディープインパクトが配合されたとなれば普通に考えればGⅠクラスだろう。そこまでは望み過ぎかもしれないが、上の牝馬が3頭中2頭オークスに出走しているのだからそれはクリアしてもらいたい。
馬名の意味
ダンスステップの一種
母名より連想してのネーミング。
2着:エスポワール 牝3 (M.デムーロ)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:32.2(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9