衝撃のデビュー戦を再び
2016年10月16日 2歳新馬 芝1800m 京都競馬場
via www.youtube.com
新馬戦での走りはまさに鮮烈だった。道中最後方から追走し、最後の直線で前を行く全頭をステッキなしでゴボウ抜き。ブエナビスタ以上のパフォーマンスで、これは母以上の器かも??と誰しもが思った程だった。それが、以降は全くと言って良い位に能力の半分も出し切れていない現状が続いている。今回、中距離を中心に使っていた同馬が初めて1600m戦に出走する事で速い流れに触発され、走る気が一気に覚醒する事を期待したい。
コロナシオン
ファン待望のブエナビスタ初仔。一流馬にしては線の細かった母親と違い、本馬は既に馬体重も470kg前後と早い成長を見せている。やはり、そこはキングカメハメハの良い所を受け継いでおり、如何にも高い瞬発力を秘めていそうな雰囲気。現時点で、坂路で15秒ベースの乗り込みも行われている様で、早ければ夏競馬開催中にでも入厩する可能性が高い。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Raise You | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンフィス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
ブエナビスタ | スペシャルウィーク | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
キャンペーンガール | マルゼンスキー | ||
レディーシラオキ | |||
ビワハイジ | Caerleon | Nijinsky | |
Foreseer | |||
アグサン | Lord Gayle | ||
Santa Luciana |
兄弟馬
初仔
近親馬
ジョワドヴィーヴル
アドマイヤジャパン
アドマイヤオーラ
トーセンレーヴ
アドマイヤジャパン
アドマイヤオーラ
トーセンレーヴ
血統評価:1.0pt
牝系のSanta Lucianaからはアグサン、サトルチェンジの2本牝系が繁栄しており、こちらはビワハイジの大成功によるところが大きいがポイントはビワハイジの早熟さと母父Caerleonの日本適正だろう。そこにスペシャルウィークをのせた最高傑作母ブエナビスタだが、同じ母父のシーザリオ×キングカメハメハでリオンディーズを出しているので間違いなく走る配合だろう。問題は初子なので体質的にどうかという点位だろう。
前評判
牧場関係者曰く、「どんどんお母さんに似て来ていますね。気の強い所も徐々に解消されて来ましたし、柔らかい身のこなしなどを見ても、やはり走る“それ”を持っていると思います」との事。配合面から見ても、キングカメハメハ×スペシャルウィークはシーザリオのリオンディーズで証明済み。否が応にも期待は高まるばかりだ。
馬名の意味
戴冠式(スペイン語)
母親のブエナビスタもスペイン語で絶景という意味で、この一族はその流れで行くのだろう。個人的にスペイン語の響きはかなり聞き心地が良く、馬名だけで言えば既にGⅠ馬の雰囲気すら感じる。その名の通り、数々のタイトルを戴冠して欲しいものである。
編集部内の評価
ビワハイジ系列は繁殖牝馬としての基礎能力が高く、妹のアーデルハイトも早速、忘れな草賞勝ち馬のロッテンマイヤーを出すなどその繁栄度には目を見張るものがある。そこをブエナビスタも受け継いでいるのであれば、産駒は全体的に高確率で走って来ると思われる。しかも、その父がキングカメハメハというのなら何の疑いの余地もないだろう。(田中)
個人的には、牝馬や初仔は選択しない主義だが、ビワハイジ、ブエナビスタの流れは大好きなので初仔であろうが牝馬であろうが選択する。馬名は若干普通って感じでしっくりこないが女傑がのきなみ小出し不発の中ブエナビスタは結果を出してくれると信じている。(大川)
ビワハイジからジョワドヴィーヴル、ブエナビスタと個人的には大好きな血統。それにキングカメハメハが加わっているのでかなり期待している。間違いなく同世代の牝馬の中では一番手だが、馬名のコロナシオンが少し微妙な感じ。(小野寺)
2着:サトノシャーク 牡2 (M.デムーロ)
3着:オースタラ 牝2 (松岡正海)
レースタイム:1:50.0(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.8