伊藤大師『馬に余裕が出て来た』

 
レースでは出遅れ、直線内外にヨレるなどまだまだ子供っぽさが出るなどまだ完成には程遠い位置にいあるゲバラ。それでもあっさりと差し切る辺りが大物の片鱗を除かせている。その1戦を使って馬にだいぶ落ち着きが見られる様になって来たのは1つの進境である。まともに競馬すれば、今回の上位勢ともそこまで差は無い筈。管理する伊藤師も同馬の可能性を見出す一人、だからこそあえて強豪が揃う重賞へ駒を進めて来たのだろう。
 

柴山『先々が楽しみな1頭』

 

2019年1月14日 3歳新馬 芝1600m 京都競馬場

1着:ゲバラ 牡3 (柴山雄一)
2着:ベストチャーム 牡3 (川田将雅)
3着:トップオブメジャー 牡3 (藤岡康太)

レースタイム:1:36.6(良)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
 
スタートで立ち遅れたゲバラだったが、腹を括って後方で脚を溜める作戦に出た。そこまでペースは速くならなかったものの、抜群の手応えで徐々に前へ進出。外を回りながら4コーナーで一気にエンジンをふかして行くと、直線は一気に先頭へ並びかけ最後にベストチャームと内外で競り合いながら僅かに差し切って勝利。ゴール前でヨレたりとまだまだ子供っぽい所がありつつのこの内容はお見事。柴山雄一騎手も稽古の動きからかなりの自信を持っていた様だ。
 

ゲバラ

 
ゲバラ(エリモハルカ2016)

ゲバラ(エリモハルカ2016)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:エリモハルカ
母父:ナリタトップロード
所属:伊藤大士厩舎(美浦)
生産:チャンピオンズファーム
馬主:ニッシンレーシング

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:3歳新馬
via google imghp
 
母系は日本でも最屈指となる繁栄ファミリーのエリモピクシーに行き着く一族。その祖となるエリモシューテングから成る由緒正しき血統であり、母エリモハルカも長く現役生活で活躍し4勝をあげた牝馬である。そういう意味でも元々繁殖能力が高かったのだが、これまで付けられた種牡馬はヨハネスブルグ、エンパイアメーカー、ゼンノロブロイ、ステイゴールドと当たり外れの多い配合だった。そして今回満を持してディープインパクトが掛け合わせられて産まれたのがこのゲバラ。これが走らない訳が無い。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
エリモハルカ ナリタトップロード サッカーボーイ ディクタス
ダイナサッシュ
フローラルマジック Affirmed
Rare Lady
エリモメロディー ロドリゴデトリアーノ El Gran Senor
Hot Princess
エリモシューテング テスコボーイ
デプグリーフ


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
エリモシック(エリモシューティング1993)

エリモシック(エリモシューティング1993)

牝馬

父馬:ダンシングブレーヴ
母馬:エリモシューティング
母父:テスコボーイ
所属:沖芳夫厩舎(栗東)
生産:えりも農場
馬主:山本慎一

通算成績:17戦4勝(4-4-2-9)
主な戦績:エリザベス女王杯など
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
エリモシューティングの一族でロドリゴデトリアーノ、ナリタトップロードとB級種牡馬重ねの母だがさすがの母系なのかディープインパクトで覚醒したのかもしれない。兄弟や母の血統構成に魅力はないがそれでも一発の可能性のある母系なのだろう。
 

前評判

 
稽古の動きが相当に良く、柴山雄一騎手も自信の騎乗だったとの事。とは言え、スタートで立ち遅れたり直線も気を抜いたりとまだまだ幼さも残している。その分、逆に伸びシロがあると考えると新馬で見せたあのパフォーマンスはかなりのモノ。柴山騎手が久々にタイトルを狙える様な存在と成り得るだろう。
 

馬名の意味

 

人名より

 
キューバの革命家、チェ・ゲバラより引用か。

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