調教では遅れた事が無い根性馬
順調に稽古が進められて来たゲインスプレマシー。血統馬さながらの動きで周囲の注目を集めているが、何より凄いのは一度も遅れて併入した事が無い。それだけ走る意欲と相手に負けたくないという想いが強いのだろう。勝負根性で見せる競馬は、如何にも福島の様な混戦が多い競馬場向き。ダートでの実績が多いものの、上がりがかかりやすい今の馬場なら初戦から戦えそうな雰囲気だ。同馬の名前は今後もきっちりと覚えておきたい。
ゲインスプレマシー
上に重賞勝ち馬が4頭、ダートGⅠ9勝のヴァーミリアンなどがいるゲインスプレマシー。ルーラーシップ産駒でもっと筋骨隆々のイメージだが、見た目は柔らかそうな馬体の質で芝でも十分こなせそう。いずれは体が出来上がって来るだろうが、2~3歳時はやはり走る兄弟と同じで芝のオープンクラスまで行ってもおかしくはない。厩舎が少し実績不足ではあるが、馬自身のポテンシャルが高ければある程度の所までは地力で上がって行く筈。
血統背景
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
スカーレットレディ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
スカーレットローズ | ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
スカーレットインク | Crimson Satan | ||
Consentida |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.5pt
母は、繁栄しているスカーレットインク一族の中でもG1馬含む重賞馬4頭を出しておりダートで大成功した貴重な母父サンデーサンレンスの繁殖牝馬である。ただし全兄含む2009年以降の産駒ではほぼ未勝利馬のみという結果が続いているだけにここで挽回する可能性は低いだろう。それでも期待したい血統ではある。
前評判
管理する高柳調教師によれば、『芝でもダートでも行けると思います。筋肉質で幅があって力強い走りが魅力ですね』との事。能力さえあれば芝でも戦える事は上の兄弟達が実証済み。逆を言えば、芝でそこそこ走れなければダートでも大成は出来ないだろう。全姉スプレンダークランが未勝利で引退している点だけが気掛かりだが、一族の繁栄力でカバーしていけるか。
馬名の意味
支配権、覇権を握る
一族の名前も初期は赤色の派生シリーズが定番だったが、近頃は色んな意味のネーミングが続いている。とは言え、キングスエンブレムやソリタリーキングなどの活躍馬と類似した馬名。
父馬:ルーラーシップ
母馬:スカーレットレディ
母父:サンデーサイレンス
所属:高柳瑞樹厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
通算成績:0戦0勝(0-0-0-0)
主な戦績:特になし