関屋記念直後
2019年8月11日 関屋記念 芝1600m 新潟競馬場
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スタート直後、一旦控えてスペースの空いた所で外へ出して行ったケイデンスコール。NHKマイルカップの時の様な競馬をイメージしての追走だったのだろう。しかし、良い時のガツンと来る手応えも無く、直線に入ってもエンジンがかからずそのまま回って来るだけで14着大敗の無様な1戦となった。鞍上の石橋騎手も具体的な敗因についての言及は無く、得てしてこの手の負け方が多い1頭なのではないだろうか。
関屋記念直前
右回りではやや不器用な面を魅せるケイデンスコール。左回りになった途端、馬が変わったかの様に走る姿は完全なサウスポーとして見た方が良さそうである。特に新潟コースは初重賞制覇を決めた縁起の良い舞台でもあり、今回は3歳での参戦だけに斤量でも有利な条件が揃っているのだ。古馬との初対戦でそう簡単に勝ち切れないだろうが、ここであっさり差し切る様な競馬を見せれれば秋の大一番を前に楽しみがまた広がって来るというもの。
NHKマイルカップ直後
2019年5月5日 NHKマイルカップ 芝1600m 東京競馬場
1着:アドマイヤマーズ 牡3 (M.デムーロ)
2着:ケイデンスコール 牡3 (石橋脩)
3着:カテドラル 牡3 (B.アヴドゥラ)
レースタイム:1:32.4(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:ケイデンスコール 牡3 (石橋脩)
3着:カテドラル 牡3 (B.アヴドゥラ)
レースタイム:1:32.4(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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18番枠から好スタートを切ったケイデンスコール。それでも前に付けようとはせず、徐々に後方へ下げて行き最後方集団の一角に位置しながらレースを進めて行った。最後の直線勝負に出て大外へ持ち出すと、そこからトップギアに切り替えグングン加速。先に抜け出したアドマイヤマーズを捉える勢いで坂を駆け上がって行くも、差し切るまでは行かず半馬身差遅れての2着となった。それでも、やはり本馬は左回り専用機なのだろうか。馬がまるで変わったかの様に走り出す。
毎日杯直後
2019年3月23日 毎日杯 芝2000m 阪神競馬場
1着:ランスオブプラーナ 牡3 (松山弘平)
2着:ウーリリ 牡3 (福永祐一)
3着:ヴァンドギャルド 牡3 (C.ルメール)
レースタイム:1:47.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
2着:ウーリリ 牡3 (福永祐一)
3着:ヴァンドギャルド 牡3 (C.ルメール)
レースタイム:1:47.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
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距離延長もあってか、前半はポジションを意識せず馬のリズム重視で進めたケイデンスコール。自ずと後方待機になるのだが、それでも走り自体はすこぶる良いイメージのまま直線コースへ。馬群を割ってグンと加速するシーンも見せ、最後まで脚は使っての4着だった。前が圧倒的に有利な流れだったが、展開次第ではこの距離でも戦える事は十二分に分かった1戦。収穫も多く、今後の幅が広がる内容の濃いレースだった。
毎日杯直前
初コンビとなる北村友一騎手が追い切りでケイデンスコールに跨がりその感触を掴んだ。Cウッドでラスト1Fを11秒台でまとめると、『良い動きでしたね、でも少し急かすとバランスを悪くするのでそこが課題です。そういう意味で1800mの方が道中ゆっくり進める分合っていそう』と冷静に同馬の分析をしていた。メンバーを見渡しても唯一のタイトルホルダー、ここで無様な競馬はしていられない立場にある。
朝日杯フューチュリティステークス直前
中間にあった挫跖の影響は心配いらないだろう。そう思わせる位に豪快な走りで坂路を駆け上がって来たケイデンスコール。新潟2歳ステークス以来、ぶっつけでの本番となるが大きな不安点にはならなさそうだ。今年大ブレイクした父ロードカナロア産駒、マイル前後の適性が一番高いのは言うまでもない。それに加えて自身はこれまで3レース全てで上がり最速を叩き出している決め手の持ち主。朝日杯フューチュリティステークスでもその自慢の末脚をフルに発揮する事が出来るか。
新潟2歳ステークス直後
2018年8月26日 新潟2歳ステークス 芝1600m 新潟競馬場
1着:ケイデンスコール 牡2 (石橋脩)
2着:アンブロークン 牡2 (石川裕紀人)
3着:スティルネス 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:35.5(稍重)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:アンブロークン 牡2 (石川裕紀人)
3着:スティルネス 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:35.5(稍重)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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スタートはそこそこ、無理に前に行かず有力馬たちを見ながら後方待機策を取ったケイデンスコール。番手集団がまとまって追走していた事もあり、外目を回ってポジションを押し上げ直線では大外へ。そこから一気にスイッチが入るとグングン加速し、半ばで早くも先頭に立つ積極的な競馬。内のアンブロークンとスティルネスも懸命に抵抗するがそこは抜かせずクビ差ながら会心の差し切り勝ちを収めた。稍重馬場で上がり33秒1は優秀だろう、良ならもっとキレた筈。世代でも随一の末脚を誇る快速馬だ。
2歳未勝利直後
2018年07月29日 2歳未勝利 芝1600m 新潟競馬場
1着:ケイデンスコール 牡2 (福永祐一)
2着:シャドウセッション 牡2 (内田博幸)
3着:ワイルドオーキッド 牝2 (柴田大知)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
2着:シャドウセッション 牡2 (内田博幸)
3着:ワイルドオーキッド 牝2 (柴田大知)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
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単勝1.1倍の圧倒的支持を受けたケイデンスコール。道中は外めの中団を追走し4コーナーで楽々と上がり抜群の手応えのまま直線コースへ。すると簡単に先頭へ躍り出し、そこから本格的に追われてグンと加速。2着のシャドウセッションが迫ると更にひと伸びして大楽勝の1戦となった。好タイムもそうだが、何より新馬&未勝利とレース最速の上がり33秒台をコンスタントに使えている事が特筆モノだろう。ここも勝てば一気に年末のGⅠが見えて来る。
ケイデンスコール
母インダクティはホールオブフェームの仔、近親に中長距離で活躍したバランスオブゲームやハーツクライがいる血統の出自である。そこにロードカナロアが配合され軽さとスピードをMIX、非常にバランスの良い血統構成と言えるだろう。母父ハーツクライでまだ確たる実績が残せていないが、本馬がその代表例になる可能性は大いに高い。
血統背景
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
インダクティ | ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
アイリッシュダンス | トニービン | ||
ビューパーダンス | |||
ホールオブフェーム | アレミロード | Tom Rolfe | |
Why Me Lord | |||
ベルベットサッシュ | ディクタス | ||
ダイナサッシュ |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ダイナサッシュの一族でホールオブフェームのファミリー、フェイムゲームの全姉が母だが半姉は種牡馬がよくなかったと判断するとS級のロードカナロア産駒となれば一定水準以上が期待できる血統だろう。
前評判
安田隆行調教師は取材に対して、『牧場でも順調に乗り込めているみたいで、スピード感十分の走りはかなり期待出来そうですね。馬体の雰囲気も良いです』ときっちりと評価していた。マイル以下の名馬を育てさせれば関西ではNo.1の厩舎だけに行く行くは短距離の重賞戦線に名を連ねて来るだろう。
馬名の意味
軍隊で訓練時に唱和される行進曲、訓練歌
サンデーレーシングらしい響きと洒落っ気に富んだネーミング。
2着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:32.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.2