出石特別直後

 
今回はあえて控える競馬で今後の走りに幅を持たせたクードメイトルと川田将雅騎手。特に阪神競馬場のコースは力の要る馬場で無闇に前へ行く必要も無かったのだろう。ヴィクトワールピサ産駒でタフな競馬は問題なく、直線に入って外へ持ち出すとそこからレベルの違いを見せ付けるパフォーマンス。1頭だけクラスが上の内容で、まだまだ余裕のある中身だっただろう。このまま上手く成長して行けば重賞はおろか、GⅠでも足りるレベルに違いない。
 

出石特別直前

 
前走の矢車賞は乗り方一つだったレース。前にグラディーヴァを置いてレースをしてしまった事で、最後の決め手勝負で屈してしまったのは間違いない。ヴィクトワールピサ産駒で大型馬の本馬は、基本的に前である程度出して行って直線早め先頭の競馬が一番合っている。むしろそうなれば逃げでも構わない程。それがスローペースで番手などの追走となると、前後の馬の切れ味にやられてしまう事も想定出来るケース。初戦で圧勝を演じた川田将雅騎手とのコンビ再結成で同じ轍を踏む事はあるまい。52kgのアドバンテージも含めて古馬初対戦でも有利は変わらない。
 

矢車賞直前

 
前走の2000mより距離を延ばして来たクードメイトル。陣営の照準も、恐らく牝馬同士の戦いというよりもその先の牡馬を見ているのではないだろうか。思えばファンディーナが皐月賞へ挑戦した時と同じ様に、そこまで思わせる逸材という事か。確かに牝馬ながら540kg近い雄大な馬体は惚れ惚れする程。できれば、今回もムチなど使わず持ったままレベルの内容で2連勝を飾って欲しいところ。鞍上は騎乗停止中の川田騎手騎手に代わり藤岡佑介騎手へ乗り替わる。
 

3歳未勝利直後

 

2019年3月2日 3歳未勝利 芝2000m 阪神競馬場

1着:クードメイトル 牝3 (川田将雅)
2着:ニューアビリティ 牡3 (岩田康誠)
3着:ホッコーメヴィウス セ3 (北村友一)

レースタイム:2:02.5(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:36.0
 
スタートから雄大なフットワークで存在感を見せるクードメイトル。530kgを超える馬体を躍動させ、毛色は違えど姉ファンディーナを彷彿とさせる走りでまさに大物候補と言えるだろう。レース内容も文句なく、直線で単独先頭へ立つと一切追わずに後続を完封。鞍上の川田将雅騎手も絶賛のパフォーマンスで、春のクラシックは微妙もいずれは重賞戦線を賑わせる1頭になる筈だ。
 

プロフィール

 
クードメイトル(ドリームオブジェニー2016)

クードメイトル(ドリームオブジェニー2016)

牝馬

父馬:ヴィクトワールピサ
母馬:ドリームオブジェニー
母父:Pivotal
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:谷川牧場
馬主:ターフスポート

通算成績:3戦2勝(2-1-0-0)
主な戦績:出石特別など
via google imghp
 
到底、牝馬とも思えない程の馬格を誇り見るものを圧倒させるクードメイトル。ヴィクトワールピサの走る産駒の特徴でもある大柄に出た同馬は、姉ファンディーナ同様に走る素質はピカイチだろう。しかも左後一白の見栄えと言い、これはまさに神が与えたドリームオブジェニーへのリベンジのチャンスと見るべきか。確実にGⅠ級であったファンディーナも皐月賞挑戦という異様なローテーションの為に壊れてしまった事から、陣営もクードメイトルに対する期待はとりわけ大きい筈。
 

血統背景

 
ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ポインテッドパス Kris
Silken Way
ホワイトウォーターアフェア Machiavellian Mr.Prospector
Coup de Folie
Much Too Risky Bustino
Short Rations
ドリームオブジェニー Pivotal Polar Falcon Nureyev
Marie d'Argonne
Fearless Revival Cozeene
Stufida
Glia A.P.Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Coup de Genie Mr.Prospector
Coup de Folie


 

兄弟馬

 
ナムラシングン(ドリームオブジェニー2013)

ナムラシングン(ドリームオブジェニー2013)

牡馬

父馬:ヴィクトワールピサ
母馬:ドリームオブジェニー
母父:Pivotal
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:谷川牧場
馬主:奈村睦弘

通算成績:12戦3勝(3-3-2-4)
主な戦績:宮崎特別など
via google imghp
 
ファンディーナ(ドリームオブジェニー2014)

ファンディーナ(ドリームオブジェニー2014)

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ドリームオブジェニー
母父:Pivotal
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:谷川牧場
馬主:ターフスポート

通算成績:7戦3勝(3-0-0-4)
主な戦績:フラワーカップなど
via google imghp
 

近親馬

 
Bago(Moonlight's Box2001)

Bago(Moonlight's Box2001)

牡馬

父馬:Nashwan
母馬:Moonlight's Box
母父:Nureyev
所属:Jonathan E.Pease厩舎(仏)
生産:Famille Niarchos(仏)
馬主:Famille Niarchos

通算成績:16戦8勝(8-1-5-2)
主な戦績:凱旋門賞、パリ大賞典、ガネー賞など
via google imghp
 
Emolient(Soothing Touch2010)

Emolient(Soothing Touch2010)

牝馬

父馬:エンパイアメーカー
母馬:Soothing Touch
母父:Touch Gold
所属:William I.Mott厩舎(米)
生産:Flaxman Holdings(米)
馬主:Juddmonte Farms

通算成績:17戦6勝(6-2-1-8)
主な戦績:アメリカンオークス、ロデオドライブステークスなど
via google imghp
 

血統評価:2.2pt

 
遠くアルマームード→ナタルマにいきつく一族で世界的に活躍馬多数の超名門、Coup de Folieはマキャベリアンの全妹でミスプロ産駒のG1馬、そこにAPインディ、Pivotalと重ねたのが母、この時点で本線感はなくあまり期待されていなかった母だが最初からナムラシングン、ファンディーナと重賞クラスを連発、グランソードは未勝利もナムラシングンの全妹にあたる当馬は再度期待してよさそう。今後は繁殖まで含めて超期待できるファミリーだろう。
 

前評判

 
ファンディーナの影に隠れて目立たなかったが、全兄ナムラシングンもクラシック戦線に乗った程の逸材。産駒の傾向的に早熟のイメージもあるが、同馬のデビュー戦を見る限り相当な奥深さも感じる走りだった。馬体からして完成度も高く、どこまで能力を維持出来るかだが恐らく適正距離のレンジは2000m以上で能力を発揮するだろう。
 

馬名の意味

 

偉業(フランス語)

 
偉業を成し遂げるよう願ってネーミング。

関連記事

関連タグ

著者