阪神ジュベナイルフィリーズ直後
2019年12月8日 阪神ジュベナイルフィリーズ 芝1600m 阪神競馬場
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発馬はまずまず、相手と思われたウーマンズハートを内目の前、後方にリアアメリアを見ながらレースを進めて行ったクラヴァシュドール。しかし、逃げたレシステンシアが楽に逃げているのを確認すると、勝負所で早めに仕掛けて行き先団へ。直線コースに入って一応の伸びは見せるものの、先に脚を使ったせいかマルターズディオサとの叩き合いを制する事が出来ず3着に敗れてしまった。それでも上位人気では最高着順での入線。
阪神ジュベナイルフィリーズ直前
新馬、サウジアラビアロイヤルカップと着実に経験値を積んで来ているクラヴァシュドール。先週の阪神コースはレコードが連発する高速馬場の状態となっている。リアアメリア、ウーマンズハートに付け入る隙があるとすれば、本馬の持つ1枚も2枚も抜きん出た持ちタイムだろう。サリオスと接戦を演じた収穫はここにあり、3頭の中で最も前に位置で競馬をする事も考えれば、本馬が一番の信頼に値するのではないだろうか。
サウジアラビアロイヤルカップ直後
2019年10月5日 サウジアラビアロイヤルカップ 芝1600m 東京競馬場
1着:サリオス 牡2 (石橋脩)
2着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
3着:アブソルティスモ 牡2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:32.7R(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
3着:アブソルティスモ 牡2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:32.7R(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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前に人気のアブソルティスモ、サリオスを見る様な形で中団外目を進んで行ったクラヴァシュドール。道中はジッと脚を溜め、完全に直線での末脚勝負に懸けるレース運びとなった。絶好の手応えで直線コースへ入って行くと、もたつくサリオスを横目に一瞬は突き抜ける脚色で先頭へ。しかしながら、馬体を併せて来たサリオスが盛り返し最後は逆に突き放さられての2着惜敗となった。しかしながら、現時点でこれだけのパフォーマンスを出せる牝馬は本馬かリアアメリアくらいだろう。
サウジアラビアロイヤルカップ直前
スッと好位に付け折り合いスムーズ、直線も確かな末脚で快勝した新馬戦は全くの文句なし。時計面もデビュー戦にしては上々で、今の所死角らしい死角が見当たらないクラヴァシュドール。唯一の不安材料としては初の長距離輸送がどうか。当日のパドックでの気配を確かめる必要はあるが、そこで落ち着いた周回を見せていたとするならばサリオスやアブソルティスモの脅威となるだろう。あっさり2連勝を飾る様なら、来年のクラシック有力候補へ一気に名乗りを上げる。
2歳新馬直後
2019年9月7日 2歳新馬 芝1600m 阪神競馬場
1着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
2着:スターズプレミア 牡2 (川田将雅)
3着:ゴルトファルベン 牡2 (浜中俊)
レースタイム:1:35.4(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:スターズプレミア 牡2 (川田将雅)
3着:ゴルトファルベン 牡2 (浜中俊)
レースタイム:1:35.4(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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スタートから中団の位置をキープし、スターズプレミアをマークする形でレースを進めたクラヴァシュドール。折り合いもしっかりと付き脚も溜めれた様子の道中、馬群に揉まれても何ら動じないメンタルなど心身共に完成度の高いレース運びを窺い知れた。直線では一旦前が塞がるシーンがありつつも、グイッと割って外へ持ち出しそこからグンと加速。前で粘り込みを図るスターズプレミアをあっさりと差し切ってデビュー戦を白星で飾った。
クラヴァシュドール
近親にブリーダーズカップディスタフなどGⅠを2勝したスペインがいる母系で、血統構成的にはサンダーガルチ→Giant's Causewayというダート寄りの配合にハーツクライという余りイメージしにくい配合となっている。が、意外にハーツクライ産駒の活躍馬は素軽い芝向きよりこういったパワータイプの方が多く、成功例の一つとして捉えても良いのではないだろうか。元より、名門下河辺牧場から山紫水明名義で中内田廐舎に預けられている時点で素質馬フラグはきっちりと立っている。
血統構成
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
パスオブドリームズ | Giant's Causeway | Storm Cat | Storm Bird |
Terlingua | |||
Mariah's Storm | Rahy | ||
イメンス | |||
Path of Thunder | サンダーガルチ | Gulch | |
Line of Thunder | |||
Drina | Regal and Royal | ||
Wandering Lace |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母の全姉はG1馬でそこにジャイアンツコーズウェイ産駒なので良血の繁殖牝馬にハーツクライを配合した血統。ファミリーに日本実績はないので血統構成からの強調材料はない。
前評判
馬主の実態すらまだ明らかになっていない馬、生産は下河辺牧場で主だった馬の有力な情報も少なかったのが事実。とは言え、このラインは粒揃いの精鋭が多く、パクスアメリカーナを始めスマハマやルモンドなど大きい所を狙える素材ばかりである。庭先で取り引きされており、少なくとも良い馬を第一優先で見れる様な仕組みを作っているのではないだろうか。非ノーザンファーム系の個人馬主としては異色の活躍を見せる。
馬名の意味
金の鞭(フランス語)
響きから来るネーミングだろう。
2着:マルターズディオサ 牝2 (田辺裕信)
3着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.2