みやこステークス直後
2019年11月3日 みやこステークス ダート1800m 京都競馬場
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スタートでやや立ち遅れるもハナから後方待機を決め込んでいた様な段取りでスルスルと後ろへ下がって行くキングズガード。元々が距離適性より少し長めのコースだけにこのレース運びは想定内だった。前が飛ばして59秒の入りをしてくれたおかげで労せず前に取り付けた4コーナー。小細工なしに大外へ持ち出すと、直線では先に抜け出したヴェンジェンスめがけて脚を伸ばして行くも、最後は半馬身迫ったところがゴール。それでも10番人気ながらの激走に場内はどよめいていた。
キングズガード
実績が示す様に主戦場は1400m前後のキングズガード。2017年のプロキオンステークス勝利時のパフォーマンスを見ても安定して追い込んで来れるのはこのレンジなのだろう。とは言え、シニスターミニスター産駒は汎用性が高く、限界点というものを余り持ち合わせていない仔が多く、例に漏れず本馬も2000mまでなら展開次第で十分戦えるだけの許容範囲がある1頭。それは同時に、母父キングヘイローの影響も受けている事を示しており、一度は芝での走りを見てみたいとも思わせる存在だ。
血統構成
シニスターミニスター | Old Trieste | A.P. Indy | Seattle Slew |
Weekend Surprise | |||
Lovlier Linda | Vigors | ||
Linda Summers | |||
Sweet Minister | The Prime Minister | Deputy Minister | |
Stick to Beauty | |||
Sweet Blue | Hurry Up Blue | ||
Sugar Gold | |||
キングスベリー | キングヘイロー | ダンシングブレーヴ | Lyphard |
Navajo Princess | |||
キングヘイロー | Halo | ||
Pound Foolish | |||
リボンストロベリー | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
ハローキティー | ラシアンルーブル | ||
ハードエントリー |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
兄弟は全馬中央未勝利でファミリーにも目立った活躍馬はいない。キングヘイローにシニスターミニスターの配合でダートよりの瞬発力に出そうで実際そのような産駒、兄弟未勝利からも当馬だけ突然変異的に活躍しているので兄弟への期待値は低い。シニスターミニスターの当たり産駒だろう。
前評判
血統的な強調材料はなく、日進牧場で生産され日進牧場名義デビュー。シニスターミニスター産駒の当たりを引いたという印象ではあるが、キングヘイロー肌の爆発力という点も加味されているのだろう。前評判は全く届いて来ておらず、デビューからその確かな末脚で安定した走りを見せている無事是名馬の代表的な存在か。前述でもある様に、その軽い走りとキレ味から芝でもそこそこ戦える様な気がしてならない。
馬名の意味
王の楯
母名、母父名から連想してのネーミング。
2着:キングズガード 牡8 (秋山真一郎)
3着:ウェスタールンド 牡7 (C.スミヨン)
レースタイム:1:49.1(良)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.5