武庫川Sも上がり32秒台の末脚

 

2019年3月3日  武庫川ステークス 芝1600m 阪神競馬場

1着:コスモイグナーツ 牡4 (国分恭介)
2着:キロハナ 牡7 (浜中俊)
3着:イストワールファム 牝5 (坂井瑠星)

レースタイム:1:33.3(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
 
前走の武庫川Sでは中団より後方の位置から、最後の直線だけで一気に追い込みコスモイグナーツの2着とそれなりの走りを見せたキロハナ。上がり32秒9はメンバーでもダントツの走りで、やはり決め手は既にオープンクラスのそれだ。今回はペースも流れてくれそうなメンバー構成で、前が楽をして差し届かないという様なシーンは無いだろう。中山コースさえクリア出来れば勝ち負け。
 

戸崎『ひと叩きされて良くなる』

 

2019年2月2日 節分ステークス 芝1600m 東京競馬場

1着:エントシャイデン 牡4 (坂井瑠星)
2着:リカビトス 牝5 (田辺裕信)
3着:キロハナ 牡7 (戸崎圭太)

レースタイム:1:33.7(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
 
半年ぶりとは思えない程に仕上がったキロハナ。レースでは道中折り合いに気を付けてレースを運び、エントシャイデンやリカビトスと並んで直線コースへ。3頭の激しい叩き合いとなった攻防戦、やはりそれでも久々の影響か最初に脱落して最後は3着に終わってしまった。が、1600万クラスを勝ち抜く為の脚力は十分にある事を証明。次はレース勘含めて更に走る要素ばかりが揃う。
 

キロハナ

 
キロハナ(ハウオリ2012)

キロハナ(ハウオリ2012)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ハウオリ
母父:キングカメハメハ
所属:池江泰寿厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:11戦4勝(4-2-2-3)
主な戦績:4歳上1000万下など
via google imghp
 
祖母にノースフライトがいるキロハナ。血統的な見地から言えばトニービン→キングカメハメハ→ディープインパクトという社台御用達種牡馬の代重ねで、日本競馬の縮図とも言える配合の1頭だ。デビューから2連勝でクラシック候補へ名乗りを上げるも骨折で戦線離脱。その後は、休養を挟みながらレースを使って着実にクラスを勝ち上がって来ているものの、大物とまでは言えない小粒なキャラクター。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ハウオリ キングカメハメハ KIngmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
ノースフライト トニービン カンパラ
Severn Bridge
シャダイフライト ヒッティングアウェー
フォーワードフライト


 

兄弟馬

 
ハナレイムーン(ハウオリ2014)

ハナレイムーン(ハウオリ2014)

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ハウオリ
母父:キングカメハメハ
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:13戦4勝 (4-0-2-7)
主な戦績:4歳上1000万下など
via google imghp
 
オハナ(ハウオリ2015)

オハナ(ハウオリ2015)

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ハウオリ
母父:キングカメハメハ
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:8戦3勝(3-0-0-5)
主な戦績:ノエル賞など
via google imghp
 

近親馬

 
ミスキャスト(ノースフライト1998)

ミスキャスト(ノースフライト1998)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ノースフライト
母父:トニービン
所属:加藤敬二厩舎(栗東)
生産:大北牧場
馬主:ノースヒルズマネジメント

通算成績:24戦5勝(5-2-2-15)
主な戦績:プリンシパルステークスなど
via google imghp
 

血統評価:2.0pt

 
名牝ノースフライトのファミリーでノースフライトにキングカメハメハの母ハウオリの産駒、ディープインパクト産駒3頭とも3勝以上と抜群の安定感はあるものの血統からするともっと結果だしてほしい血統。
 

前評判

 
デビュー前からその動きと存在感で評判は高かったキロハナ。その評価通り、強い勝ち方で初戦とつばき賞を連勝するもまさかの骨折でクラシックシーズンを棒に振ってしまった。以後、ゆっくりと調整されては間隔を開けて使われ堅実に走ってはいるものの、3歳当初の走りからすれば物足りない印象しか受けない。素質は間違いなく一級品だっただけに勿体無い限りだ。
 

馬名の意味

 

ベストな、最高の(ハワイ語)

 
金子氏が確立したと言っても過言ではないハワイアンネームシリーズ。

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