中京記念直前

 
1月以来のレースも仕上がりは上々のキャンベルジュニア

1月以来のレースも仕上がりは上々のキャンベルジュニア

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ツメを痛めて休養に入っていたキャンベルジュニア。堀厩舎も慌てて戻すタイプでもなく、じっくり態勢を立て直して中京記念へ駒を進めて来た。完全に仕上がっているかと言えばそうでもないが、鉄砲駆けは効く1頭だ。フィジカルよりも、レースでのメンタリティさえ整えばかなりのパフォーマンスを出す傾向がある為、レースもすんなりと気持ち良く先行させたいところ。半年ぶりでもなめてかかると痛い目に遭う。
 

キーンランドカップ直後

 

2018年08月26日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場

1着:ナックビーナス 牝5 (J.モレイラ)
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)

レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
 
スタートを切って無理なく先行、スピード負けするどころか引っ張りきりの手応えで追走するキャンベルジュニア。4コーナーでトゥラヴェスーラに外から被されかけたが、そこから地力で巻き返し最後は2~3着に食い込もうかという勢いで4着入線を果たした。もっと苦戦するかに見えたが、今回は前残りの馬場と展開だっただけで同馬の競馬としては100点満点の内容だっただろう。今後、この路線でも混戦時には警戒が必要な1頭かもしれない。
 

キャンベルジュニア

 
キャンベルジュニア(Melito2012)

キャンベルジュニア(Melito2012)

牡馬

父馬:Encosta De Lago
母馬:Melito
母父:Redoute's Choice
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:Katom,Chelsaus,Wynaus&China Horse Club Investment Holdings Ltd(豪)
馬主:吉田和美

通算成績:20戦5勝 (5-5-1-9)
主な戦績:京王杯スプリングカップ2着など
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父Encosta De LagoはオーストラリアのGⅠ馬、代表産駒にスプリンターズステークスを制したウルトラファンタジーなど短距離馬が多く息の長い活躍が特徴である。豪州生まれのキャンベルジュニアは当初中距離路線を進めていたが、年齢を重ねるにつれて血の傾向が顕著になって来たのだろう。スピード色豊かなマイル以下を好むタイプにシフトチェンジして来た様である。とは言え、元々筋肉質で馬格のある大型馬だ。1200~1400mがベストなレンジか。
 

血統背景

 
Encosta de Lago Fairy King Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Shoal Creek Star Way Star Appeal
New Way
Rolls Mr.Prospector
Grand Luxe
Melito Redoute's Choice デインヒル Danzig
Razyana
Shantha's Choice Canny Lad
Dancing Show
Cloister Marauding Sir Tristram
Biscalowe
Pampas Fire Prince True
Summoned


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
Smart Call(Good Judgement2011)

Smart Call(Good Judgement2011)

牡馬

父馬:Ideal World
母馬:Good Judgement
母父:Horse Chestnut
所属:Sir Michael Stoute厩舎(英)
生産:Mauritzfontein Stud(南ア)
馬主:Miss Jessica Slack

通算成績:26戦8勝 (8-4-4-10)
主な戦績:J&B MET、パドックステークスなど
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血統評価:1.0pt

 
海外産駒で父も母父も日本実績はあるもののファミリーには日本実績馬はおらず兄弟も日本実績がないので強調材料としてはない。
 

前評判

 
吉田和美オーナーで堀宣行厩舎のコンビとあらば期待しない訳には行かない。オーストラリア産で半年遅く生まれている事からもデビューは3歳年明け。そこからトントン拍子にクラスを駆け上がって気が付けば重賞戦線に乗っているのだから大したモノである。願わくばGⅠタイトルを獲得し種牡馬に上がり、貴重な血脈を日本に繁栄させて欲しい。恐らくその既に算段なのだろうが。
 

馬名の意味

 

キャンベルの息子

 
どこからの由来かは分からないがドストレートなネーミング。吉田和美氏も人名シリーズが多い。

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