ジャパンカップ直後
2019年11月24日 ジャパンカップ 芝2400m 東京競馬場
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最内の好枠を活かして道中は絶好位を進めたカレンブーケドール。逃げたダイワキャグニーの直後を追走し、斤量が楽な事もあり手応えは終始抜群の様子。そのダイワキャグニーが4コーナーで先に仕掛けてくれた事でスペースも出来、まさに理想的な形で直線コースへ。そこからしっかりと脚を使い一旦は先頭に立ち見せ場を作ったが、内から伸びたスワーヴリチャードに差し切られて最後は2着に敗れてしまった。とは言え、ワグネリアン以下の歴戦の強豪牡馬を負かしているのだからあっ晴れの競馬。
秋華賞直後
2019年10月13日 秋華賞 芝2000m 京都競馬場
1着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:59.9(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
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相変わらずのスタートセンスで道中は理想的な位置取りからの競馬となったカレンブーケドール。ペースが速くなるのを見越して無理には前に行かずとも、ダノンファンタジーやクロノジェネシスなどを見られるインのスペースでレースを展開。4コーナーではその有力馬たちを壁にして進出して行くと、狭い馬群をこじ開ける様にして進路を確保。溜めた脚を一気に繰り出すも、先に抜け出したクロノジェネシスには一歩届かず無念の2着に終わってしまった。それでも実力は確かに付けて来ており、今後は重賞の1つや2つは軽いレベルの存在だろう。
秋華賞直前
さすがは関東の名門、国枝栄厩舎のチーム力か。紫苑ステークスで惜敗のカレンブーケドールが、本番では更に良い状態となり最高の仕上がりでレースを迎えられそうだ。馬にグッと気合いが入り、フットワークにもその良化ぶりが見て取れる。鞍上も大きな上積みを感じている様で、キャリア史上最大のチャンスと言っても良いだろう。桜花賞、オークスの勝ち馬がいない以上は実績最上位の存在。秋の舞台を自分のブーケでいっぱいに咲き誇らせたい。
紫苑ステークス直後
2019年9月7日 紫苑ステークス 芝2000m 中山競馬場
1着:パッシングスルー 牝3 (戸崎圭太)
2着:フェアリーポルカ 牝3 (三浦皇成)
3着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:フェアリーポルカ 牝3 (三浦皇成)
3着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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不利な外枠も自身のレースセンスと好スタートからしっかりと好位を付け、開幕週でのお手本の様な競馬でレースを進めたカレンブーケドール。逃げるメイクハッピーを見つつ後続の様子も窺いながら勝負どころに入って行くと、直線の短い中山だけに直線入り口では早くも先頭に立つ勢い。そのまま抜け出すかに思われたが、外のパッシングスルーが勢い良く伸びて行くと内のフェアリーポルカにも差されてしまい3着。とは言え、本番はあくまで次の秋華賞である。陣営としては及第点の競馬ではなかったのだろうか。
紫苑ステークス直前
オークスでは早め先頭から堂々の競馬でラヴズオンリーユーと接戦の2着に入ったカレンブーケドール。先行策から自分で前を競り落として直線抜け出す競馬は、決してフロックで出来る芸当ではない内容だった。あの競馬がコンスタントに出来るのであれば、今回の紫苑ステークスでは間違いなく勝ち負けになるだろう。秋華賞制覇に向けて先ずは重賞初制覇を達成して勢いを付けつつ本番に駒を進めたい。
オークス直後
2019年5月19日 オークス 芝2400m 東京競馬場
1着:ラヴズオンリーユー 牝3 (M.デムーロ)
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:2:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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スッと好位に付けたカレンブーケドール、少々速いペースと分かっていてもある程度の位置で勝負をかける作戦だったのだろう。横にクロノジェネシス、前にコントラチェックを置いていつでも抜け出せる手応えで4コーナーを回って行った。入り口で早々に先頭へ立つと、そのまま後続を寄せ付けない走りでリードを死守。まさかの大波乱決着を匂わせたが、最後に外からラヴズオンリーユーが並びかけて来て馬体を併せる形になった。カレンブーケドールももうひと伸びしたが、ゴール前でクビ差かわされて無念の2着入線。それでも、地力の高さを示すパフォーマンスで秋以降の走りに期待したい。
カレンブーケドール
母ソラリアはチリ競馬でGⅠ3勝をあげた名牝。持ち込みで生まれた上の兄を除けば、実質日本での初産駒はこのカレンブーケドールとなる。やはり南米競馬の特色でもある高速馬場を得意とするのか、レコード決着となったオークスでも2着に入り大舞台で活躍。母のDNAを見事に覚醒させると共に、国枝栄厩舎の牝馬への対応力も証明して見せた。母父Scat Daddyも短距離から中距離まで幅広いレンジの適正が見られ、単なる一本調子で穴を開けた馬ではない事を秋以降の競馬で更に見せ付けて欲しい。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ソラリア | Scat Daddy | ヨハネスブルグ | ヘネシー |
Myth | |||
Love Style | Mr.Prospector | ||
Likeable Style | |||
So Linda | Seeker's Reward | Gone West | |
Willamar | |||
So Posh | Liloy | ||
Osadia |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリー、兄弟に日本実績はないが、母は智G1馬でディープインパクト産駒。それだけで良血とは言えるが母の評価は他産駒の活躍次第だろう。とりあえずまずは1頭実績馬を出せたのは良かった。
前評判
新馬戦で、後の共同通信杯を制すダノンキングリーとタイム差無しの競馬を繰り広げているカレンブーケドール。そう考えれば、オークスでの激走も頷けるレベルの走りを見せており、特にレコード決着となった経緯を考えると母系の血がより上手くハマったという見方も出来るのではないだろうか。いずれにせよ、フットワークが大きく器用さには欠けるイメージでゆっくり進める2000m以上、東京コースなんかは特に適正が高い1頭だろう。
馬名の意味
冠名+黄金の花束(フランス語)
勝利の大輪を咲かせて欲しいという願いを込めてネーミング。
2着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
3着:ワグネリアン 牡4 (川田将雅)
レースタイム:2:25.9(重)
レース上がり3ハロン:37.2
勝ち馬上がり3ハロン:36.5