内房ステークス直前
前走の東大路ステークスで負けたレッドアトゥが、次のエルムステークスで上位と差のない4着に好走。その点から考えてもカレンカカの能力自体もやはり高く、1600万クラスで足踏みする様な血統でもない。全姉カレンチャンとは戦うフィールドこそ違えど、陣営の期待する所は大きなタイトル。着実に成長し、キャリアを積み上げて来た本馬なら今回の内房ステークスでも無様な競馬は見せない。鞍上M.デムーロ騎手でサクッと勝ち上がりたい。
カレンカカ
カレンチャン以来の全弟となったカレンカカ。同オーナーの鈴木隆司氏がセレクトセールで7000万円超えの大枚を叩いて意地で落とした産駒である。さすがに姉の様な活躍は見せていないものの、息の長い走りでダートの中距離を主戦場にしている。安定感もあり決して大崩れしない点は馬主にとっても非常に有り難い反面、勝ち切れない詰めの甘さは何処かで払拭して欲しいところ。
血統構成
クロフネ | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | Pago Pago | |
Classic Perfection | |||
Eliza Blue | Icecapade | ||
コレラ | |||
スプリングチケット | トニービン | カンパラ | Kalamoun |
State Pension | |||
Severn Bridge | Hornbeam | ||
Priddy Fair | |||
カズミハルコマ | マルゼンスキー | Nijinsky | |
シル | |||
センシユータカラ | ヴェンチア | ||
シヤダイウイング |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.2pt
G1馬含む2頭の重賞馬を輩出している母だが他産駒がほとんど未勝利というのも特徴で1勝すれば上までいけるような血統である。マルゼンスキー×トニービンの母は成功繁殖馬といえ、全姉にG1馬カレンチャンがいる期待の血統といえる。
前評判
当歳時のセールで7000万円オーバーの値が付いたカレンカカ。姉のカレンチャンでさえ2000万円ちょっとだった事を考えればかなりの評価額と言っても良い。競り落としたのは同オーナーという経緯を考えれば、ここは是が非でも落としたかったのだろう。思っていた活躍の仕方とは違った筈だが、当面の落札額は回収目前。今後はダートの重賞戦線にも名を連ねて来る存在になって欲しい。
馬名の意味
冠名+弟(スワヒリ語)
姉に負けない成績と愛される馬になる様にと願ってネーミング。
父馬:クロフネ
母馬:スプリングチケット
母父:トニービン
所属:安田隆行厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:鈴木隆司
通算成績:21戦4勝(4-6-2-9)
主な戦績:4歳上1000万下など