青竜ステークス直前
未だ能力の底を一切見せていないカフェクラウン、ほぼ馬なりのままゴールするという調教代わりのレースを2回だけである。デビュー前から大物の呼び声が高かったが、いざ100%の走りをした時のパフォーマンスは未知数。そういう意味で、デアフルーグやデュープロセス、芝の重賞級アガラスなどメンバーが揃った今回が注目の1戦となるだろう。鞍上も話題のD.レーン騎手がスタンバイしている。
3歳500万下直後
2019年4月21日 3歳500万下 ダート1600m 東京競馬場
via www.youtube.com
1月の新馬同様に大楽勝で連勝を飾ったカフェクラウン。今回は3番手からの競馬となったが、前走と比較して前半が1秒弱遅く、後半が1秒弱速い勝ちタイムはほぼ一緒という内容でほぼコースを回って来ただけの印象。前をかわす時も楽な手応えから軽く促された走りで調教代わりの1戦だっただろう。その能力は底知れず、距離もまだ延びて対応出来そうだ。今後は重賞に向けて歩みを進めて行くが、どこまでの大物かは次が試金石となりそう。
3歳新馬直後
2019年1月27日 3歳新馬 ダート1600m 東京競馬場
1着:カフェクラウン 牡3 (C.ルメール)
2着:オオゾラ 牡3 (石川裕紀人)
3着:プリモスピード 牝3 (菊沢一樹)
レースタイム:1:39.3(良)
レース上がり3ハロン:38.1
勝ち馬上がり3ハロン:38.1
2着:オオゾラ 牡3 (石川裕紀人)
3着:プリモスピード 牝3 (菊沢一樹)
レースタイム:1:39.3(良)
レース上がり3ハロン:38.1
勝ち馬上がり3ハロン:38.1
via www.youtube.com
好スタートからあっさり先手を取ったカフェクラウン、道中は自分のペースで馬群を引っ張り不安要素を一切見せる事なく淡々と4コーナーへ。手応えは悪くなるどころか、自らハミを取って更に前進気鋭の走りを見せる。直線コースでもほぼ持ったままでグングン加速し、気が付けば後続に大差を付ける内容で圧勝劇を演出。これはとんでもない大物になるかもしれない。ルメール騎手も文句なしのコメントを残していた。
プロフィール
母Two Trail Siouxはアメリカの重賞勝ち馬だが、カフェクラウンは15歳の高齢時による産駒。同馬がお腹にいる段階で安く売り飛ばされている事からもそこまで期待度は高くなかった1頭だろう。しかし、母系を遠く遡ればブライアンズタイムやDynaformer、サンシャインフォーエヴァーなど日本でもお馴染みの種牡馬が名を連ねる一族の分系である。その他、エアシャカールなども枝分かれでいるファミリーなだけに日本競馬の適性も高い。
血統背景
Mineshaft | A.P. Indy | Seattle Slew | Bold Reasoning |
My Charmer | |||
Weekend Surprise | Secretariat | ||
Lassie Dear | |||
Prospectors Delite | Mr.Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | |||
Up the Flagpole | Hoist the Flag | ||
The Garden Club | |||
Two Trail Sioux | Indian Charlie | In Excess | Siberian Express |
Kantado | |||
Soviet Sojourn | Leo Castelli | ||
Political Parfait | |||
Quiet Trail | Quiet American | Fappiano | |
Demure | |||
Unending Love | Dixieland Band | ||
Regal Road |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
かなり遡ればエアシャカール兄弟の母系と分岐する一族だがファミリーと兄弟に日本実績馬はいないので強調材料はない。
前評判
デビュー前に、僚馬ヘリファルテを煽る様な動きを見せていたカフェクラウン。既に古馬並の風格と馬体を持ち合わせ、如何にも外国産馬といったイメージの競走馬である。父Mineshaftはカジノドライヴの父として日本で名を馳せたが、同馬のデビュー戦に匹敵するレベルのパフォーマンスだったと言える。ちなみに、エルコンドルパサーの初戦と同じタイムを馬なりで計時している。
馬名の意味
冠名+王冠
王者の様な走りを期待してネーミング。
2着:ラージヒル 牡3 (大野拓弥)
3着:グラスミルキー 牝3 (戸崎圭太)
レースタイム:1:39.2(良)
レース上がり3ハロン:37.3
勝ち馬上がり3ハロン:36.9