富士ステークス直前

 
アドマイヤマーズに迫ったNHKマイルカップのカテドラル

アドマイヤマーズに迫ったNHKマイルカップのカテドラル

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マイル戦に限れば、アーリントンカップとNHKマイルカップでの良馬場で行われた2戦は豪快な追い込みで見せ場を作っているカテドラル。期待値が上がった中京記念は稍重馬場で例外という事を考えると、まだ凡走はしていない事になる。今回の富士ステークスでも良馬場開催に漕ぎ着ければ、結果はともかくとしてゴール前で鋭い脚が見られるのではないだろうか。鞍上にはそのアーリントンカップで末脚を覚醒させたA.シュタルケ騎手。
 

中京記念直後

 

2019年7月21日 中京記念 芝1600m 中京競馬場

1着:グルーヴィット 牡3 (松山弘平)
2着:クリノガウディー 牡3 (森裕太郎)
3着:プリモシーン 牝4 (福永祐一)

レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
 
スタート自体はまずまずも、道中なかなか進んで行かないカテドラル。降雨で稍重馬場だった事から、下を気にしている様子で良馬場でやりたかった陣営としてもやはり厳しい1戦だったのだろう。直線も外へ持ち出すが、これまで見せていた競馬の様な末脚は見られず、そのまま流れ込む様にして8着敗退。乗り替わりの川田将雅騎手もその点を敗因として挙げていた。次回は良馬場でのレースを希望したい。
 

中京記念直前

 
追い切りからも調子落ちは見られないカテドラル

追い切りからも調子落ちは見られないカテドラル

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アーリントンカップで距離短縮を試みて、見事そこから2戦結果を残し続けているカテドラル。マイルの流れが余程合うのか、これまでの前へ行く競馬から一転して追い込みにシフトチェンジ。最後の末脚は2戦共にメンバーでも最速級のキレで上位争いを演出して来ている。今回の中京記念は古馬との対決に注目が集まるものの、斤量差を考えれば明らかにこちらが有利と見て良いだろう。長い中京のストレートを最大限に活かしたい。
 

NHKマイルカップ直後

 

2019年5月5日 NHKマイルカップ 芝1600m 東京競馬場

1着:アドマイヤマーズ 牡3 (M.デムーロ)
2着:ケイデンスコール 牡3 (石橋脩)
3着:カテドラル 牡3 (B.アヴドゥラ)

レースタイム:1:32.4(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
やや出負けしたカテドラルは、前走に引き続き後方待機の作戦。道中も無理せずリズムを優先して追走し、馬群の中でジッと脚を溜めて前を窺っていた。4コーナーでは外へ回さず馬群の中に入って行って直線コースへ。すると、有力馬が外へ張り出し馬群にスペースが出来ベストな位置から追い出して行った。グングン脚を伸ばして行くと、残り100mで前を捉えて上位3頭による争いとなった。最後はアドマイヤマーズ、ケイデンスコールの勢いに負けてしまったが、内容は上々の3着入線。今後の活躍が楽しみになって来たのは間違いない。
 

アーリントンカップ直後

 

2019年4月13日 アーリントンカップ 芝1600m 阪神競馬場

1着:イベリス 牝3 (浜中俊)
2着:カテドラル 牡3 (A.シュタルケ)
3着:トオヤリトセイト 牡3 (福永祐一)

レースタイム:1:34.2(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
 
発馬で1馬身以上立ち遅れたカテドラル。無理に前へ取り付く訳でもなく、最後方待機で腹を括って直線勝負に出たのだろう。その直線でも暫く前が塞がってまともに追えないシーンがありながら、スペースを見つけるや否や一気に加速。坂上からグングン伸びると、最後は逃げ粘ったイベリスをあと一歩の所まで追い詰めあわやの2着に入線している。マイル路線に変わったのが良い結果に繋がったのだろうが、普通にスタートを決めていれば圧勝まであったのではないだろうか。
 

京成杯直前

 
終い重点で脚を伸ばしたカテドラル

終い重点で脚を伸ばしたカテドラル

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前走の東京スポーツ杯2歳ステークスはレース前からテンションが高く、既にスタミナも消耗していた中で実戦へ。前進気鋭は相変わらずで、直線前が開いた瞬間に抜け出す脚も無くそのままズルズルと後退してまさかの11着に終わった。これが初輸送などを含めたストレスが原因だったのかは分からないが、今の前向きな走りではいずれマイル前後がベストになって来るだろう。陣営も手を尽くしつつ落ち着いてレース運びが出来れば2000mまでなら持ちそうな気もするが、今回の1戦で行く行くのローテーションも決まって来るだろう。
 

東京スポーツ杯2歳ステークス直前

 
坂路を颯爽と駆け上がるカテドラル

坂路を颯爽と駆け上がるカテドラル

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鞍上の支持に素直で、差して良し逃げて良しと展開にも注文が付かないカテドラル。道中の我慢も利き、レースセンスはずば抜けて高い。今回は頭数も揃い楽なペースにはならないだろうが、むしろその方がレース運び的には楽になるのでは。前々から、後方にルヴォルグとヴェロックスを控えて出し抜けの競馬が理想的な形か。勝てばクラシック戦線の有力馬確定、福永祐一騎手が2年連続でダービーを制するフラグが立つ。
 

野路菊ステークス直後

 

2018年9月15日 野路菊ステークス 芝1800m 阪神競馬場

1着:カテドラル 牡2 (福永祐一)
2着:ヴェロックス 牡2 (浜中俊)
3着:モンテアーサー 牡2 (C.ルメール)

レースタイム:1:48.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
スタートはまずまず、6頭の少頭数立てで行われ先行力もあり自然とハナに立ったカテドラル。道中はある程度折り合いも付き、ヴェロックス以下を引き連れて直線コースへ。エンジンの違いから、そのヴェロックスとの一騎打ちとなるも上がり最速の脚を繰り出して楽々と振り切る内容で2連勝を飾った。向こうが馬体減に対して、カテドラルは10kgの馬体増加でこの走りなのだから余計に価値がある内容だろう。まだまだ成長途上だがクラシック戦線において面白い存在になりそうな1頭だ。
 

野路菊ステークス直前

 
上々の動きで成長が窺えるカテドラル

上々の動きで成長が窺えるカテドラル

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ハーツクライ産駒だけに本格化はまだまだ先だろうが、それでも新馬後からの2ヶ月で見映えのする馬体に。池添学師も『背が大きくなってますね、体重も増えているので成長しています』との事。センスのある走りで先行抜け出しの新馬戦、その時4着に負かしたダノンチェイサーが次の未勝利で強い勝ち方をしているだけに、尚評価は上がる一方だ。ヴェロックスという超難敵が待ち構えるも、同馬とて同じ位のポテンシャルを秘めている。いきなりクラシック有力候補が大激突か?
 

2歳新馬直後

 

2018年07月08日 2歳新馬 芝2000m 中京競馬場

1着:カテドラル 牡2 (福永祐一)
2着:トーセンカンビーナ 牡2 (M.デムーロ)
3着:ブラヴァス 牡2 (武豊)

レースタイム:2:06.1(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
 
レースは新馬戦よろしく前半1分5秒台の超スローペース。内から逃げ馬の直後に付けたカテドラルは向正面まで終始クビを上げる仕草を見せ引っ掛かりながらの追走となった。それでも手応え抜群のまま4コーナーを迎えると、先に抜け出したダノンチェイサーの内を楽々とかわして行き直線コースへ。そこから更に最速の上がりを繰り出し、2着に入った評判馬トーセンカンビーナに2馬身半差を付ける内容でハイパフォーマンスの勝利。差が付きにくい遅い流れの中で決定的な差はお見事、レース後に福永祐一騎手も『大きい所を狙えるかも』とその高い能力を褒め称えていた。
 

プロフィール

 
カテドラル(アビラ2016)

カテドラル(アビラ2016)

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:アビラ
母父:ロックオブジブラルタル
所属:池添学厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:7戦2勝(2-1-1-3)
主な戦績:NHKマイルカップ3着など
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母アビラはその一族に海外の重賞馬がズラリと並ぶ繁栄ファミリーの出自。自身も、アグネスタキオンでジェベルムーサを出すなど不安定なものの大物を出す下地が揃っている血統構成と言えよう。3つ上のアルカサル(ドリームジャーニー産駒)がデビューから2連勝しクラシック候補に名を連ねた様に、仕上がり早で距離もこなせるタイプ。そこにハーツクライが上級種牡馬で配合されたとなれば、これは期待せざるを得ない1頭だろう。馬体重は春の段階で477kg。
 

血統背景

 
ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
アイリッシュダンス トニービン カンパラ
Severn Bridge
ビューパーダンス Lyphard
My Bupers
アビラ ロックオブジブラルタル デインヒル Danzig
Razyana
Offshore Boom Be My Guest
Push a Button
Animatrice Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Alexandrie Val de I'Orne
Apachee


 

兄弟馬

 
ジェベルムーサ(アビラ2010)

ジェベルムーサ(アビラ2010)

牡馬

父馬:アグネスタキオン
母馬:アビラ
母父:ロックオブジブラルタル
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:17戦7勝(7-2-2-6)
主な戦績:エルムステークスなど
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アルカサル(アビラ2013)

アルカサル(アビラ2013)

セン馬

父馬:ドリームジャーニー
母馬:アビラ
母父:ロックオブジブラルタル
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:16戦2勝(2-2-3-9)
主な戦績:水仙賞など
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近親馬

 
アドマイヤカイザー(Alexandrie1996)

アドマイヤカイザー(Alexandrie1996)

牡馬

父馬:Rainbow Quest
母馬:Alexandrie
母父:Val de l'Orne
所属:橋田満厩舎(栗東)
生産:N. P. Bloodstock Ltd(愛)
馬主:近藤利一

通算成績:26戦4勝(4-6-0-16)
主な戦績:エプソムカップなど
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血統評価:1.6pt

 
ファミリーは海外重賞であと一歩が続くファミリーだが母の産駒も条件馬止まりの馬も素質の片鱗は見せており兄弟から大物の出現の可能性も十分あるだろうが、安定して信用出来る母ではないだろう。
 

前評判

 
『預かった当初から跨った背中の感じも良く、素軽いフットワークを見せています。成長も順調で、多少ナイーブな部分はありますが悪さはしない分レースでは問題ないでしょう。期待の大きい1頭です』とは牧場スタッフのコメント。当たりかハズレか差が激しそうな気もするが、良い方向に出ればビッグタイトルも目指せる器か。
 

馬名の意味

 

ロマネスク、ゴシック様式を兼ね備えるスペイン、アビラの大聖堂

 
母名からの連想、この一族の名前はどれも走りそうなネーミングで悩ましい。

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