牡馬相手にねじ伏せる競馬
2018年11月25日 渡月橋ステークス 芝1400m 京都競馬場
via www.youtube.com
内枠からスタート、レースは中団のインをベタで回って出来る限りの経済コースで追走するカイザーバル。ジワジワとポジションを押し上げて4コーナーへ、前のペースが上がると下り坂で上手く勢いを付けて直線外目に持ち出す競馬。そこからグングン加速し、先に抜け出したアマルフィコーストをかわすと最後ももうひと伸びして後続を突き放す強さ。昇級戦ながらあっさりと連勝を決めて晴れてのオープン入りを飾った。
カイザーバル
新馬からかなりのパフォーマンスを見せクラシック戦線にも名を連ねたカイザーバル。秋華賞3着を最後にやや足踏みをしていたが、ここに来てようやくその走りが安定して来た。1400m前後がちょうど良く、最後の末脚も安定して繰り出せるのだろう。主戦の四位騎手が乗り続けて来ただけに、エンパイアメーカー産駒でもしっかりと言う事を聞く形で本格化。マイルまでなら重賞でも十分に戦える素材だろう。
血統背景
エンパイアメーカー | Unbridled | Fappiano | Mr.Prospector |
Killaloe | |||
Gana Facil | Le Fabuleux | ||
Charedi | |||
Toussaud | El Gran Senor | Northern Dancer | |
Sex Appeal | |||
Image of Reality | In Reality | ||
Edee's Image | |||
ダンスインザムード | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ダンシングキイ | Nijinsky | Northern Dancer | |
Flaming Page | |||
Key Partner | Key to the Mint | ||
Native Partner |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.6pt
母は繁栄ファミリーの最高傑作で母父SSのブーストもつかえる期待のなかB級種牡馬ばかりつけられつづけ結果、その中での最高傑作が当馬ではあるが父をS級種牡馬つかえばまだまだ期待していい母だろう。それだけに残念な血統である。
前評判
エンパイアメーカー産駒で5000万円なら破格の募集額と言って良いだろう。それだけ期待されていた産駒であり、預けられたのが角居勝彦厩舎と来れば前評判も相当なもの。実際、デビュー戦では圧巻の競馬を見せ初勝利をあげたものの、やはり父特有の気性面から成績は安定しない時期が続く。大人になり精神面の成長が肝となる1頭だ。
馬名の意味
オーストリアのホーフブルク宮殿で毎年大晦日に行われる皇帝舞踏会
ダンス一族の連想から洒落た響きの良いネーミング。
2着:アマルフィコースト 牝3 (秋山真一郎)
3着:ハナズレジェンド 牡5 (吉原寛人)
レースタイム:1:21.0(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.3